1944年、東京生まれ。文芸評論家、映画評論家、エッセイスト。 東京大学法学部卒業後、朝日新聞社に入社。編集者として活躍したのち1972年に退職。以後、評論活動に専念。 1991年に「大正幻影」でサントリー学芸賞受賞。1997年に「荷風と東京」で読売文学賞受賞。 2003年には「林芙美子の昭和」で毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞を受賞。 妻はファッション・ジャーナリストの川本恵子。
浅草仲見世通りを歩く永井荷風(木村伊兵衛撮影)。 8月11日(月)。断続的に雨。 Sさん、ミレイ(孫)のバレー発表会に行き、会場の階段から転倒し、4〜5段落下する。 会場のスタッフが救急車を手配してくれて、近くの病院へ搬送。レイコ(娘)とわたしも救急車に乗り同行した。 レントゲンの診断は骨折なし。ただ右手を打撲する。落ち方が派手だったので心配したが、仕切りの壁に打ちつけた頭も異常なし、というので、まずは安心する。即日帰宅可。 一緒のクルマで来た的場の娘家族(4人)と川越へ帰る。 ★ 8月15日(金)、敗戦記念日。 また今年も、多くの政治家たちが靖国を参拝している。見るだけでゲンナリ。すぐテレビ…
「日本現代の禍根は政党の腐敗と軍人の過激思想と国民の自覚なきことの三事なり」(永井荷風「断腸亭日乗」昭和11年2月14日) ★ 7月2日(水)。 午前8時30分、川越警察署に行き、免許更新の手続きを終了する。 帰宅して川本三郎さんの『荷風の昭和』を読む。 ★ 川本三郎さんの『荷風の昭和』は、永井荷風の日記「断腸亭日乗」を読み解く興味深い本。 『断腸亭日乗』(だんちょうていにちじょう)=永井荷風の日記。1917年(大正6年)9月16日から、死の前日の1959年(昭和34年)4月29日まで、激動期の世相とそれらに対する批判を、詩人の季節感と共に綴り、読み物としても、近代史の資料(敗戦日記)としても…
11月28日㈭。晴れ。家にいると運動不足になるので、近所へ散歩に出た。 心臓が原因(薬を飲んでる)なのか、長い距離を歩くと息がハアハアするので、体調と相談しながら、いつでも引き返せるように歩く。 いちばんはじめは、近くの「熊野神社」。ここへはよく来る。陽のあたるベンチで、本を読むのにはちょうどいい。 川本三郎氏の『遠い声 浜辺のパラソル』(紙の本)を読む。 電子書籍が出ていない。紙の本はふやしたくないので、ひさしぶり図書館にリクエストして、借りた。川本三郎氏の掌編小説集。 新たに書き下ろしたものではなく、単行本未収録のものなどを1冊に集めたものだ。川本三郎氏は、映画や文学の評論家なので、創作集…
本日に新潮「波」が届きました。早速にパラパラとみていましたら、 川本三郎さんが書いていまして、そこには「荷風の昭和」のあとに読みたく なる三冊とありました。 その文章の書き出しは次のものです。 「本誌八月号で2018年から連載をはじめた『荷風の昭和』をなんとか 無事に終えることが出来た。軍国主義が強まってゆき、日中戦争を経て 太平洋戦争に至り、その破局による戦後の混乱期を老作家はどう生きたか。 その生を辿ることは今年八十歳になった人間には興味深いものがあった。」 川本さんのほとんどライフワークのようなものになった「荷風の昭和」です が、あまりに長いので、単行本になったら読むのが大変とわかってい…
駒場寮の廊下、突きあたりにある窓。「寮生会議」のビラが貼られている 駒場寮の「写真集」を封印する 「マイ・バック・ページ」の衝撃 駒場寮との出会い 「古い建物を改造して住んでる人」の本を作ろうと思っていた なぜそこまでして、学生たちはここで暮らしているのか? 東京大学の主に1、2年生が通う駒場キャンパス(東京都目黒区)。そこにかつて、駒場寮という学生寮が存在した。1935年(昭和10年)の竣工で、設計は東大の象徴として有名な安田講堂と同じ内田祥三。建築から約60年後、廃寮・取り壊しをめぐり、大学側と寮生が激しく争う事態となったが、2001年8月22日、裁判所の強制執行によりその歴史に幕を閉じた…
6月14日㈮。 娘家族と的場の「くら寿司」で、夕飯を食べる。退院してはじめての外食。 「生ビール1杯くらいなら」とおもって、パネルで注文を入力している娘に頼んだら、隣りにすわっている双子のひとり「ミーミー」にギロッとにらまれたので、取り消す。 「泥酔→転倒→入院」の話を双子たちもきいているらしい。 ★ 「入院→退院」以来読んでいるのが、川本三郎著『東京は遠かった〜改めて読む松本清張』。 戦後、昭和30年代…。 「東京」と「地方」、生まれた地域の格差。「エリート」と「非エリート」の経済的な落差。 そういう戦後の背景で、松本清張の犯罪は起こる。 松本清張はむかしある程度読んだが、ほとんどの内容を忘…
2月13日㈫。 「イオンシネマ板橋」へ、三宅唱監督の『夜明けのすべて』を見にいく。早めに出たので、駅前の「コメダ珈琲」で、1時間ほどモーニング・コーヒー・タイム。 以前紙の本で読んだ川本三郎著『「男がつらいよ」を旅する』が電子書籍化されたので、拾い読みする。 川本三郎氏は、部分的にわたしの好みと共通するものがある(知識の広さ読み込みの深さは別にして)。 好きな漫画家がつげ義春であること。 好きな映画監督が成瀬巳喜男であること。 寅さんのファンであること。 集団よりひとりが好きなこと。 寅さんは、柴又では駄々っ子になって、妹のさくらやおばちゃん、おいちゃんに迷惑をかけるが、旅先では、別人になる。…
私が働いている学校でも大谷選手のグローブが大きな話題になっています。 1年生の教室では、先生が子どもたちに説明していますが、よく伝わっていない様子です。 「もうすぐ大谷選手のグローブがきます」 「大谷選手が来るんですか?」 「違います。大谷選手は来ません。グローブが来るのです。」 放課後、保護者から電話がありました。 「実はお願いがあって電話をしています。大谷選手のことです。うちの夫がどうしても大谷を見てみたいと言っているので、学校に行ってもいいでしょうか?」 「映画の木漏れ日」川本三郎著 キネマ旬報社 1970年代から80年代にかけて、小説は村上春樹、評論では川本三郎が私の中心にありました。…
昨日まで二日続けましたタモリ倶楽部でのエレカシ宮本浩次さん話題は、お かげでパオさんに喜んでいただけたようで、これはよかったことです。この勢い で6月12日の「MY ROOM」参加と行きたいものです。 宮本浩次さんといえば、永井荷風でありますが、新潮「波」6月号には、次の ようにあるのでした。 「本誌連載『荷風の昭和』(五月号)に登場した<伝説の戯作>を読みやすい表 記で特別掲載!」 最後のところに!がついているのがみそでありまして、荷風に関連しての伝説の 戯作というと、あれでありますね。 「荷風の昭和」は川本三郎さんの連載でありまして、五月号では60回となっ ていました。川本さんが伝説の戯作…
本日は昨晩からの雨が続いていて、予定していた庭仕事はすることができま せんでした。お天気が回復したら、明日にすることにです。 晴耕雨読ということであれば、室内で本を読むということになりますが、とこ ろがどっこいで、YouTubeなどを見物することになってしまいました。YouTubeは まっこと読書の敵であります。 午後からは久しぶりに床屋へと行くことになりです。いつ以来なのか髪の毛の 量は少ないのですが長くなって、くせ毛のために毛先がカールしたりするので、 いいじじいがそれはないだろうと、30分で終わる床屋へといって、いつものよう に耳にかからないようにと言ってカットしてもらうことにです。 こ…