やまもと・ふみお(1962〜)。横浜市生まれ。小説家。 公式HP:http://www001.upp.so-net.ne.jp/fumio/
夏目漱石の彼岸過迄(ひがんすぎまで)を読んだ。中盤まで面白くない。150ページくらいずっと面白くない。これはヤバイ。ファンしか耐えられない。ブルーハーツのラストアルバムみたいなもの。よって人にオススメできない。 さて、この小説は後半からやっと面白い。あるニートが俺は人からいつも嫌われてしまうのだと絶叫する。自分でどうしていいか分からない。助けてくれ。俺のどこが悪いか教えて欲しい。頼むから言ってくれ。そう叔父に頼む。 彼は変わろうとしている。よし、それならと叔父は口を開いた。周りから嫌われるのはお前のああいうところこういうところ。全部教えてあげる。 すると彼はこう言うのである。 「ぼくはあなたを…
山本文緒さんの小説との出会いは20代の頃。友達に借りてむさぼるように読んだ。 『みんないってしまう』『恋愛中毒』が特に好きだ。 https://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%8E%E3%81%95-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC-%E5%B1%B1%E6%9C%AC-%E6%96%87%E7%B7%92/dp/4041105781 久しぶりに図書館で借りて読んだのは『なぎさ』。2013年の本なので、12年前に出版された本なのだ。 でもちっとも色あせないし、そのリアルさに圧倒された。 この本を読んで感じたのは、当人にとっての正義(と言っ…
人の命はいつか尽きるけれど、生き続けるものは必ずあります。 そして、それは夢や希望に繋がっていくんだと思うのです。 【無人島のふたり120日以上生きなくちゃ日記】読んだきっかけ 癌のこと そうだよなと思う部分 本文で紹介された小説 村上春樹 ノルウェイの森(上)(下)あらすじ 女のいない男たち あらすじ 角田光代 おやすみ、こわい夢を見ないように あらすじ 島本理生 星のように離れて雨のように散った あらすじ 海野つなみ Travel journal あらすじ 吉川トリコ 余命一年、男をかう あらすじ 金原ひとみ アンソーシャル ディスタンス あらすじ 平野啓一郎 本心 あらすじ 山本文緒 ば…
芥川賞・直木賞の『該当作なし』の発表を受けて、「書店に寄ったら1冊本を買う」キャンペーンを勝手に実施している。少しでも書店を盛り上げたい、という気持ちで勝手に始めたこのキャンペーン。仕事で訪れた街で書店を探し、その書店で平積みになっている本をチェックするのは純粋にとても楽しい。書店には“色”があって、どの書店もラインナップが違うからだ。昨日、ふらっと訪れた書店で、私は懐かしい出会いをした。 『100分間で楽しむ名作小説』との出会い 100分間で楽しむ名作小説 みんないってしまう (角川文庫) 作者:山本 文緒 KADOKAWA Amazon 私が出会ったのは、角川が出している「100分間で楽し…
何をもって幸福とするか価値観は人それぞれである、ただ幸福 と言うのは充実感で幸福度の持続時間の長さ、そういう意味で は喜びや嬉しさは点、幸福は線というのは確かかもしれない。 しかし生まれてから死ぬまで幸福の連続ということはありえな いことで浮かぶ日もあれば沈む日もあるのが普通だ、だから幸 福にあまりこだわるのも善し悪しのような気がする。 4年前に58歳という若さで亡くなった作家の山本文緒さんの 作品「自転しながら公転する」のなかで主人公の女性が嫁ぐ娘 に「別に幸福になろうとしなくてもいいのよ、幸福にならなき ゃと思いつめるとちょっとの不幸が許せなくなる、少しくらい 不幸でいいのよ、思いどうりに…
花仕事というか庭仕事は、この時期やることが多しです。我が家のバラ まつり期間ということもあって、通りすがりの人に見てもらってもいいように 心がけすることにです。 昨日には、新聞代の集金にこられた方が、バラいいですね、目の保養に なりましたといってくれました。ありがたいこと、励みになることです。 そんなわけで朝から腰ベルトをして、花がら摘みから本日の作業を行うこと にです。本日の天気予報では雨へと向かっているとのことでしたが、朝の うちは、雨もなくて、作業は順調にです。 午後からは芝刈りを行うことにです。今年は芝の生育がよろしくなくて、 雑草ばかりが目立つようになっています。とにかく短く刈り込ん…
直木賞受賞作家である山本文緒さんの本『自転しながら公転する』を読みました。この本は、島清恋愛文学賞と中央公論文芸賞を受賞を受賞しています。山本文緒さんは、リアルな人間描写と心理描写の巧みな作家で、私の好きな作家の一人です。 この本のポイントは3点あります。 タイトルの「自転しながら公転する」に込められたメッセージ 『金色夜叉』との対比 恋愛ではない結婚 あらすじ 主人公の与野 都はアパレルの店長として働いていたが、母の介護のために東京から茨城へ戻り、アウトレットモールのアパレルショップの非正規雇用で働きながら恋愛や結婚について悩みます。都は、羽島貫一という男性と出会い、交際を始めます。 タイト…
皆さん、こんにちは。 旧正月ですね。私の居住国も多くの華僑がいらっしゃり、先週末から道路がすき始めました。 田舎出身の同僚も、我先にと有休をとり、田舎に戻っていきました。 こういう『家』中心、『正月』絶対主義、こういうのは日本ではほぼ失われたかなと思います。 幾許かの憧憬を持ちつつ、近所の家内の実家に私もお邪魔する予定です。 はじめに 2021年に逝去された山本氏による1995年の作品。大分前の作品ですね。 さて本作、20歳ちょいで結婚し、専業主婦歴6年の元モデルの女性の話です。 乱れる元モデル主婦に思う 端的に言うと、まあ「分かるなあ」という部分と「どうもねえ」という部分、両方あったな、とい…
また山本文緒さんの作品を読んだ。kindle unlimited から提供されているのも理由だが、やはり惹き付けるものがあるのだろう。しかも日記形式のエッセイを続けて読むとこの作家の人気の秘密がわかる気がしてきた。うまく言えないが、自身のさらけ出し方が上手なのだ。はみ出しの度合いが読み手が共鳴できる範囲に留まっていて、同時に読み手を励ましているように思える。「このくらいの粗相はありだよ」と。「みんな一緒だ」と。とはいえ、そこは作家。面白いところは面白い。 「そして私は一人になった」。なんかアガサ・クリスティーの小説のもじりのようなタイトルだが、離婚した山本さんが一人暮らしをはじめた(実家住まい…
自転しながら公転する 山本文緒 2020 ネタバレあり。できれはネタを知らないで読んで欲しいので、読む方は、以下は読まないでください。 これは、恋愛物語では、ありません。 恋愛物語風にしたてた、働く女の物語です。 さらにいえば、働く女、親を介護する女、「持たない男」と付き合う女の物語です。 舞台は、茨城県の地方都市。アウトレットモールにある、あるヤングレディース向けアパレルショップ。 32の女が、都落ち?して地元に出戻ってきた地方都市での灰色の日常のなかに、 セクハラやらパワハラやら、不穏な人間関係やら、いろんなもんひっくるめ起こる出来事です。 最初は、ドラマみたいな彼氏との出会いが描かれてい…