天理市の山田町。下山田の次は中山田に向かう。田植えじまいに、おばあさんがこしらえたふきだわらを、カワヤナギの又にひっかける。幣をさしたカワヤナギを畦に立てて、豊作を願う。90歳近くのおばあさんが、生きている間に撮ってや、とお願いされたコロナ元年。その映像は、「私がとらえた大和の民俗」テーマの一コマに記録した。中山町では、下山田も同様の習俗が行われていたが、数年前にすべてが消えた植え初め。足しげく通って旧来の農村のあり方を記録してきたが・・・今はもう見ることはない。母親の姿を撮ってもらって、こんなに嬉しいことはない、と喜んでくれた娘さん。・・。別れに見た白い花が、天を突くように咲いていた。すぐ近…