真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。 💭ポイント ある人が高貴な久我内大臣が田の水で地蔵を洗う奇行を目撃する。普段は立派な人だという、不思議な逸話。 『徒然草絵抄』(小泉吉永所蔵) 出典: 国書データベース 🌙現代語対訳 ある人が、久我縄手という道を通っていると、 ある人ひと、久我縄手こがなはてを通とほりけるに、 小袖という着物に、大口という袴を着た人が、 小袖こそでに大口おほくち着きたる人ひと、 木で作られたお地蔵様を田んぼの水に浸して、 木造こづくりりの地蔵ぢ…