こんにちは。いーかです。 前回の記事では、欲望と活気に満ちた「ルソン壺」と商人たちの物語をお届けしました。 しかし、日本とフィリピンを結ぶ歴史の糸には、黄金よりも輝かしい、ある「精神」によって紡がれたもう一つの物語があります。 それは、すべてを捨てて海を渡り、マニラの土となった一人のサムライ、**高山右近(たかやま・うこん)**の生涯です。 第2回は、国境を超えた「尊敬」と「祈り」の歴史へ、皆様をご案内します。 すべてを捨てた「ドム・ジュスト」 戦国時代末期、高山右近は、織田信長や豊臣秀吉に仕えた有能な武将であり、同時に熱心なキリシタン大名(洗礼名:ジュスト)としても知られていました。茶の湯の…