「なぜプラトンは“外(イデア界)”をどうしても置きたかったのか? それは希望だったのか、恐怖だったのか、必然だったのか?」それが前回から引継ぎの問いだったね。そして今回のテーマは「イデア論」。さあ、対話を続けよう。 ◇ イデア論とは MA)「洞窟の比喩」が「スクリーン存在論」と決定的に違うところ、つまり「外の世界」を「ある」と仮定したこと。それが「イデア界」だね。ではそれを覗いてみよう。 先生)いい流れだね、MASAYUKI。ここは腰を据えていこう。イデア界は、プラトン哲学の核心であり、同時にスクリーン存在論と最も鋭く分岐する地点だから。 ◆ まず結論から言うよ プラトンは、洞窟の外に「必ず何…