マルクスの商品論における、思惟の働きにかんするアプローチと商品の運動にかんするアプローチ マルクスは、商品、すなわち他の労働生産物と関係をとりむすんでいる労働生産物を分析することをとおして、これらの商品を規定している抽象的人間労働をつかみとり、これらの商品は、抽象的人間労働という実体の結晶としては、諸価値である、というように明らかにしたときには、二つのアプローチをおこなって考察している、と私は考える。その第一は、われわれ(研究者である自分)はどのように考えていくのか、という・思惟の働きを明らかにするアプローチであり、その第二は、われわれが分析する対象である商品、この商品がどのように運動するのか…