企業が他の企業の全体もしくは部門を買収すること。買収元企業が、買収先企業の株式を現金または株式交換により取得し、一定割合以上を保有することで、買収先企業の支配権を得る。議決権を有する株式の2分の1超を得ると、普通決議(役員の選任等)の賛否が自由に決められ、3分の2超を得ると、特別決議(定款変更等)の賛否も含めて、完全に支配権が得られる。
2024年10月、家電メーカーとして世界的な知名度を誇った船井電機が、破産手続き開始決定を受けました。創業から60年以上の歴史を持つ名門企業の、あまりにも劇的な最期でした。 船井電機破産、不可解な資金の流れ 出版社が買収後3年半、347億円の現預金ほぼ枯渇 - 産経ニュース この破綻の背景には、かつてのフィリップスとの提携失敗に加え、経営再建を目指した二度のM&A戦略が、致命的なリスクとなった「負の連鎖」が存在します。 特に衝撃的なのは、船井電機を救済するために乗り出した買収元(出版社グループの秀和システム)すらも、その買収の重荷に耐えきれず、後に破綻したという事実です。 この**「船井・ミュ…
著者の作品を結構数多く読んで来ている。しかし、著者がビジネスものを書いていたことを知らなかった。本書が私にとっては著者のこのジャンルとのファースト・コンタクトである。他にビジネスものがあるかどうか・・・知らない。 さて私の読後印象では、「膠着」というタイトルは違う局面を重ねた掛詞だったんだ、ということになる。 主人公は丸橋敬太。三流私立大学を出て、就活に苦労しようやく入社できた会社がスナマチ株式会社。営業部に配属された新人さん。かつては砂町糊本舗という名前の糊の販売業者だった。それが伝統的な糊の他に、ラテックス系や合成樹脂の接着剤、瞬間接着剤なども手がける接着剤の総合メーカーになった。まさに「…
2023年6月、産業革新投資機構傘下のJICキャピタルは、半導体材料大手JSRを9000億円で買収している。JSRの有価証券報告書によれば、2023年3月期の純利益は266億円。単純計算で、元をとるのに34年ほどかかる計算になる。PER34倍での買収である。 私は、日本企業による海外企業の買収がしばしば割高な買い物となっており、その後に行き詰まることが多いことに関心をもっているが、産業革新投資機構による投資後の実績についても違う観点からであるが関心をもっている。 買収後の2024年3月期のJSRの純利益は300万円の赤字、2025年3月期の純利益は1920億円の赤字と、買収後に業績が信じられな…
日経によれば、NECは米CSGシステムズ・インターナショナルを4417億円で買収することを発表した。 CSGの年次報告書によると、2023年の純利益は6624万ドル(99億円:1ドル=150円)、2024年の純利益は8685万ドル(130億円)。CSGの負債、買収資金の借り入れ利息を無視して単純計算すると、2024年の純利益が続く場合、元をとるのに34年ほどかかる計算になる。 ただ、2022年から2024年にかけて純利益が毎年2000万ドル(30億円)ほどの増加を続けており(売り上げはほぼ横ばい)、収益環境は良好であることを示している。 個人的には、海外企業の買収は、日本企業に相手の収益を改善…
一昨日、大型買収のニュースが続いていると書いたが、今日またニュースがあった。 2025年9月2日、住友商事と三井住友ファイナンス&リースは、米加の投資ファンドと共同で、航空機リースの米エア・リースを約74億ドル(1兆900億円)で買収すると発表した。 米エア・リースの年次報告書をみると、2024年の純利益(net income)は4.27億ドル。単純計算で、投資資金の回収に17年かかる計算になる。
★著作権保護の観点から記事内容の取扱いにご注意賜りますようお願い申し上げます。 米FreightWaves誌:2025年8月4日付け記事 www.freightwaves.com 【記事のポイント】 1.全日本空輸(ANA)は、日本貨物航空(NCA)の買収を完了した。 → トン数で世界第14位の航空会社グループが誕生する。 2. 規制当局の承認作業によって遅れが生じていた買収だった。 (a) この買収作業は規制上のハードルによって2年近く遅れた。 (b) 一方、これが決着したことで、ANAの国際航空貨物ネットワークと能力は大幅に拡大されることになる。 3.ANAは、NCAの保有機材とノウハウを…
※この記事は、日本経済新聞(2025年7月7日付)で報じられた「日本製鉄・橋本会長の発言『10年後、必ず世界一に復権する』」というニュースをきっかけに書いたものです。 ◆ 鉄は国家なり 鉄は、今でも私たちの社会を支える「骨格」だと思う。 道路、鉄道、船、ビル、自動車、エネルギー設備──すべて鉄がなければ成立しない。そして、鉄をどう作り、どう供給するかは、国家の戦略そのものにも関わってくる。 最近、日本製鉄の橋本英二会長が、「10年後、必ず世界一に復権する」と宣言したというニュースを目にした。一瞬、毛沢東の顔が浮かんだ。 ◆ 毛沢東と鉄──「未来を語る」と血を吸う 1958年、毛沢東は「鉄を作れ…
◆目次◆ まとめ 株式会社イチネンホールディングス(9619)とは 同社の歴史 株式会社イチネンホールディングス(9619)2025年3月期業績予想の修正に関するお知らせ 【関連記事】 株式会社イチネンホールディングス(9619)の2025年3月期3Q決算 【関連記事】 株式会社イチネンホールディングス(9619)のセグメント別業績 自動車リース関連事業 ケミカル事業 パーキング事業 機械工具販売事業 合成樹脂事業 農業関連事業 その他事業 株式会社イチネンホールディングス(9619)の配当利回り 株式会社イチネンホールディングス(9619)の株主優待 ブログをご覧頂き、ありがとうございます。…
こんにちは!📢 KabuShineです。✨ 投資の世界では、優れた企業やリーダーの価値を見極めることがどれほど重要か、皆様もご存知ですよね?💡📈 前回の投稿では市場の神々が投資戦略に与える教訓についてお話ししましたが、今回は「ウォーレン・バフェットが知らない会社をなぜ買収したのか」に焦点を当てて深掘りいたします!🔍 ポレストリバーとピート・リールの物語は、投資判断の裏にある驚くべき視点を示しており、投資家なら誰もが学びたいポイントです。 この魅力的なエピソードを紐解くヒントをお届けしますので、ぜひ最後までお読みくださいね!🚀✨ ウォーレン・バフェット、知らない会社を買収、その魅力とは? この人…
ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m「創造とは、子供の持つ抑えがたいエネルギーと、それとは正反対の大人の持つ訓練された知性による道理が、奇跡的に合体した時に起こるものです」 By ノーマン・ポドーレツ といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。ランキング参加中自動車*ノーモア民主主義? 以前にも何回かネタにしているが、トヨタって会社は豊田家が手綱を握っているのである。豊田家が「トヨタはこういう方向性で行くッ!」って決めたら、トヨタの中の人の選択肢は「その方向性に従う」か「トヨタを辞める」の2つしか存在しないのである。だから良くも悪くも派閥争いが起こらないし、シャッチョが変わっても…