日本仏像史は、山本勉さんが研究者の立場から書かれた『仏像 日本仏像史講義』が別冊太陽40周年特別号(2013/3)として平凡社から刊行されている。大きなカラー写真で数多くの仏像を掲載していて、実に有益である。以前に読後印象を記している。私にとっては座右の書の一冊になっている。 新聞広告で本書のタイトルを見たとき、「仏師から見た」というフレーズに惹きつけられた。早速に入手して先日一応読み終えた。今はあくまで通読したにすぎないが。 奥書を読むと、著者は仏師松久朋琳師・宗林師に入門。独立後、父・宗平とともに仏像制作に専念された仏師である。大学の客員教授、嘱託講師なども歴任されているようだ。本書は20…