腎不全が進行し、腎臓が機能しなくなった場合に、血液を浄化する治療。 血液透析と腹膜透析の2種類があるが、一般には前者のことのみを指して言われることが多い。実際日本では人工透析を行う患者の約96%が血液透析両方を受けている。 血液透析では、一般的に週3回専門の施設に通い、1回4時間かけて治療する。 腹膜透析では、お腹にカテーテル(チューブ)を挿入し、毎日自分で4回程度、液を交換を行って治療する。
こんにちは。訪問介護でも高齢になって途中失明された方もおられます。目の病気がもとで失明する 糖尿病などの合併症で失明をするなど おもには病気が原因となって目がみえなくなってしまったという方も訪問介護では支援が入ってきます。私の場合は糖尿病から失明に到ったかたの支援に入りました。その方は女性で78才くらい。 目が見えないのですが独居でした。自立し歩行もできます。 耳もよく聞こえて話すときちんと答えます。支援の内容は透析するための送り出しと呼ばれる「通院準備」のための支援です。透析の病院は送迎が付いています。とても朝が早く7時前には利用者のお宅にいました。マンション暮らしで狭いけども平面の住宅なの…
経口リン吸着薬のバンドル化とAKI在宅透析解禁は何を意味するのか 2025年1月から、アメリカのメディケア(公的医療保険)で透析医療の支払いルール(ESRD PPS:End-Stage Renal Disease Prospective Payment System)が大きく変わりました。 ポイントはざっくり言うとこの3つです。 施設あたりの基本単価(ベースレート)が2.7%増額 経口リン吸着薬など“経口のみの透析関連薬”が、ついに包括払い(バンドル)に取り込まれた 急性腎障害(AKI)でも在宅透析(PD・在宅HD)がメディケア対象になった 日本とは制度もお金の流れもまったく別物ですが、透析医…
前回の記事では「2025年の透析医療トピックス10選」をまとめましたが、今回はその中でも日常に直結する「血糖コントロール」にフォーカスします。 ― SGLT2阻害薬に頼れない私たちの現実的な戦略 糖尿病があって透析をしていると、どうしてもこう思いたくなります。 「SGLT2阻害薬とかマンジャロ(チルゼパチド)とか、新しい“強い薬”を使えれば楽になるのに…」 ところが現実には、 SGLT2阻害薬は腎機能に依存する薬で、透析患者では保険適応がありません。 マンジャロ(チルゼパチド)は「用量調整は不要」とされているものの、透析患者でのデータが非常に少なく、現場では慎重投与か見送りになることが多い薬で…
北陸は梅雨明けしたようです。と言っても、梅雨らしい天候はあまり記憶になく、真夏の暑さがずーっと続いている印象です。この暑さで、水分をしっかり摂っていることと思います。熱中症対策は重要ですね。 ところで、水分摂取量に比べて小便の量が減っているのではないでしょうか。大部分の人は、体温調節のために大量の水分が汗腺から汗(見える見えないにかかわらず)として出ています。 そのため、腎臓から尿として排泄する水分を減らしているので、多くの人はトイレの回数が少なくなっているはずです。これは、腎臓に流れる血液量も減っていると考えます。 もちろん、単純に尿量に比例しているわけではなく、再吸収という形で原尿から水分…
前回更新から2週も開いてしまいました。ここのところ父の老人ホーム探しで、忙しくしていたからなのです。<目次> 1,施設入居を決断した理由 2,施設と病院、同時に探す 3,透析病院を探す 4,その他の選択肢 5,結局近距離を採った 1,施設入居を決断した理由 私の愚父が独居している団地は、老朽化して順次建て替えが進んでいます。このたび実家だった団地の棟も、新規で建て替えた棟に引っ越さねばならない期日が近づいており、その準備を進めていました。しかし皆さんの実家もそうでしょうが、実家というものはガラクタの巣窟です。「おれの子供時代のものを、いつまで押し入れに置いているんだ!」みたいなものが沢山ありま…
希望と現実のあいだで 「食べたい。でも増えたくない」透析患者にとって、この葛藤は日常的なものです。 体重を増やせば、透析後の血圧が不安定になり、心臓への負担も増える。けれど、栄養が不足すればフレイルに陥り、筋力も落ちてしまう。血糖は日によって上下し、インスリンも必要だけど、増やすと太る…。 そんな難しいバランスの中に登場したのが、「マンジャロ(Mounjaro)」という新しい薬です。今回は、透析患者の視点から、この薬が持つ可能性と、現実的な限界について見ていきます。 マンジャロとは何か?──GLP-1×GIPの二重作動薬 マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、2023年に日本で承認された糖尿病…
お題「お酒での失敗談」 お酒を飲むか、飲まないか──。 透析患者にとって、それは意外と難しい問いかもしれない。 僕自身は、もう何年もお酒を口にしていない。 飲まない理由は、はっきりしている。 血圧が急に下がるからだ。 それに、ビール1缶で500mlというのは、僕たちにとっては“重すぎる一杯”なのだ。 お酒は“水分”である 透析患者にとって、水分の摂取量は命に関わる。 むくみ、血圧の乱高下、除水困難、心不全──。 そのすべてが、たった数百ミリリットルの“過剰”から始まる。 ビール1缶は500ml。 それはすなわち、薬を飲む水、お茶、スープ、すべて合わせて1日分の水分を、たった一瞬で飲み干してしま…
透析を受けていると、「なぜ生活習慣が変えられないのか」と悩む人をよく見かける。食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足。毎週、同じ注意を受けながらも、結局また同じことを繰り返してしまう。 僕自身はそこまで不摂生ではないけれど、それでも周囲を見ていて、なぜ人は変われないのかと考えることはよくある。そこに“意志の弱さ”とは違う構造があるのではないか──そう思って、少し調べてみた。 食べ過ぎも運動不足も、“脳”がつくっている? 透析室でよく聞くフレーズがある。 「また食べすぎちゃったよ」 「水、我慢できなかった」 「全然歩けてないんだよね」 これ、1人や2人の話じゃない。食べ過ぎる人はいつも食べ過ぎているし、運…
透析患者の僕が、自分の言葉で考える“予防の話” 糖尿病について書こうと思ったのは、透析を受けている身として、見過ごせない風景があるからだ。 透析室では、糖尿病が原因で腎臓を悪くした人と数多く出会う。 「透析=糖尿病性腎症」と言っても大げさじゃない。 でも実際、「糖尿病ってなに?」と問われると、僕自身、透析になるまで深く考えたことがなかった。 もっと早く知っていたら。そう思ったことが何度もある。 この記事は、その気持ちから生まれている。 ■ 糖尿病とは? 簡単に言えば、「血糖値が高い状態がずっと続いてしまう病気」だ。 食事をすれば血糖値は上がる。それを下げるのが、インスリンというホルモンの役割。…
※この記事は、はてなブログ「今週のお題『コーヒー』」に参加しています。 透析を受けていると、「飲み物」が特別な存在になる。 毎日摂取できる水分は、透析スケジュールや体調、医師の方針によって異なるが、おおよそ500〜800mlとされることが多い。 その中で、コーヒーを選ぶということは、何かを諦めてでも味わいたいものがあるということだ。 日々の食事制限、水分制限、薬の管理。そのすべてに意識を向け続けていると、時折“自分らしさ”を見失いそうになる。 だからこそ、朝にコーヒーを淹れる。香りに包まれる時間が、自分を取り戻すひとときになる。 水分としてのコーヒー──その“一杯”は、貴重な選択 透析患者にと…