日本一のりんごの産地、青森県。そのみずみずしい”いのち”を、収穫された時のまま、遠く離れた食卓まで届けるために、欠かせない存在があります。それは、りんご一つひとつを優しく包み、守り運ぶ「段ボール箱」です。戦後間もない頃、りんご農家を支えるための「りんご袋」作りから始まった、地域農業と固い絆で結ばれた紙製品メーカーが、津軽の地にあります。 今回は、青森県五所川原市に拠点を置き、りんごの段ボール箱をはじめとする包装資材の製造・販売を手掛ける「森羽紙業株式会社」の決算を分析します。「いのちを運ぶ函」を創り続ける老舗企業の、驚くほど堅実な経営と、製紙業界の巨人・王子グループの一員として迎えた新たなステ…