ガイド本『NHK大河ドラマストーリー 花の乱』(NHK出版)には『花の乱』(1994)の出演俳優のインタビューが多数掲載されている。三田佳子など主演級は自身の役柄について所見を述べているけれども、あまりなじみのない室町時代が舞台ということもあってドラマと直接的に関係なく各々が興味を持っていることに関する話題も目立つ。佐野史郎は音楽活動、せんだみつおはダイエットなどだが降板前の島田陽子は海外での仕事について語っていた。
【『丘の上の向日葵』(2)】 『丘の上の向日葵』は何度か、ほかの局の方もやらないかと言ってきて下さったんですが、なんか、しっくりしないところがあった。今度、堀川とんこうさん(プロデューサー)と話してて、とんこうさんとTBSのスタッフでやるのが一番いい形になるような気がしてきたんですね。
いまから21年前の1993年、脚本家の山田太一先生は連続テレビドラマの仕事からはほぼ退いていたが、この年の春には例外的にTBSの『丘の上の向日葵』(1993)とNHKの『春の一族』(1993)という2本の連続物が同時進行で放送された。