作家 エッセイスト 1936年5月29日栃木県生まれ 1959年 早稲田大学教育学部国語国文科卒業。同年NHKに入局。アナウンサーとして教養、報道、音楽番組を中心に活躍。 1968年 同局を退社。フリーとなり、民放キャスターを経た後、文筆活動に入る。 日本ペンクラブ副会長、日本旅行作家協会副会長、日本文芸家協会、日本エッセイストクラブ、放送批評懇談会会員なども務める。
持たない暮らし作者:下重 暁子KADOKAWA/中経出版Amazon 作品概要・所感 元アナウンサーのエッセイスト、下重暁子が、ものを「持たない暮らし」について語った一冊。一見、よくある類のミニマリズムや丁寧な暮らしを提唱する類の本のように見えるものの、本書が比重を置いているのは、むしろその前提として自分なりの価値観を確立せよ、ということだ。 随分前に読んだ本だが、いくつか抜き書きしていた言葉がいまの自分にしっくりくる内容だったので、書き残しておく。 自分なりの価値観こそが、その人の値打ち ものを書く作業は、自分への執着以外の何ものでもない。その私が、『持たない暮らし』などという本を書くのは、…
極上の孤独 (幻冬舎新書) 作者:下重暁子 幻冬舎 Amazon 年を取ってよかったのは 一人でいることが気楽になること。 長く生きたからこそ、孤独の大切さが分かる。 長く生きなきゃ、孤独の大切さは分からない。
〇死に集中すると生を見失う。 コロナ以降、教育現場でマスクの強制 「とにかく子ども死なせなきゃいいんだ」という考えから抜け出せない。 「死なない」ということが重要で、子どもたちが「どう生きていくか」なんてことが二の次。 死ぬっていうことに集中すると、生きることがわからなくなる。 〇国家観 下重さん 私たちの世代は子ども時代、大人たちがいっていたことが嘘だらけだったという現実を嫌というほど見せつけられた。当然、国家というものに対しても非常に懐疑的、疑り深くない。日本が戦争に負けた時、小学校3年生、親も先生も含め、大人のいうことはまったく信用ならないと肌で感じた。そして、「自分一人だけは自分で食べ…
「人間、誰もが最期は一人。孤独を愉しむことを知っていれば、一人の時間が何ものにも代えがたく、人生がより愉しくなると私は考えている」 「最後が孤独死であったとしても、本人にとっては充実した素晴らしい人生だったかもしれない」 女優の大原麗子さんの衣裳部屋には「孤独な鳥の五つの条件」という十六世紀スペインの詩人の詩が貼ってあったという。 「一、孤独な鳥は、高く高く飛ぶ。二、孤独な鳥は仲間を求めない、同類さえ求めない。三、孤独な鳥は、嘴を天空に向ける。四、孤独な鳥は、決まった色をもたない。五、孤独な鳥は静かに歌う」 「孤独を知る者のみが、自分の人生を知り、しずかに自分の歌を歌うことができる」 山口百恵…
前回のブログで言及した、ベルギーに生まれ、米国に亡命した作家、詩人のメイ・サートンMay Sartonの「独り居の日記」Journal of Solitudeをざっと読んだ。1960年代後半、同性愛者であるとカミングアウトして大学の職を追われたという。 ネットで上野千鶴子さんが推薦していた本だ。その後まもなく、上野さんが八ヶ岳の方で、男性と入籍して一緒に住んでいた、「おひとりさま」で売ってきたくせになんだ、詐欺だ!と文春あたりが糾弾する記事が出た。 結構年の離れた男性ですでに物故者、上野さんが介護していたとか。ええやんか。70年以上生きて、一時期男性との同居時代があったからといって裏切り?まあ…
以前は週に何度も本屋さんへ足を運んでいました。しかし、コロナ禍でそんな習慣も途絶えたのに加え、近くの本屋さんが閉店になったこともあり、今は外出ついでに立ち寄るくらいになりました。本屋さんへ行ったときは、せっかく来たのだからと、気に入った本を数冊購入してきますが、すぐに読むことばかりではないので、未読の本が傍に積んであります(笑)先日、長女宅に滞在する際、そんな本の山の中から、簡単に読めそうな文庫本を一冊持参しました。下重暁子さんの『暮らし自分流』という、暮らしにまつわるエッセイです。確か2週間ほど前に購入した本です。 この帯の一文を見て、手に取りました。時間はたっぷりとあるので、一日で読み切る…
よくもこんなにイヤミな題名をつけたもんだ。まあ、幻冬舎らしいセンスも感じますけどね。でも、この題名に惹かれて買った人も多いと思う。ヒットしたのかどうか知らないけど、中身より題名のインパクトで売れたこと確かでせう。著者、下重さんはNHKのアナウンサー出身らしいけど覚えていない。 一家団欒という言葉に象徴されるような「幸福な家庭」なんて本当にあるのか。幸せぶってるだけではないか。という根源的な問いから著者自身の生い立ち、人生を振り返って、自分は幸福な家族の一員ではなかったと断じる。父は軍の高官だったので経済的に困ることはなく、母にも溺愛された、という境遇からみれば「食うのに精一杯」な庶民にはとても…
一人ぼっちの時にさみしいなあ。と感じることはあるのです。 特に長男が家を出てからはよくそんな風にさみしさに浸っており、この先次男もいずれ自立して一人になったら かなりかなりさみしいのではないかと想像します。それでも さみしい→孤独→惨め という思考に陥らず↓さみしいと孤独は別のもので さらに孤独は惨めではない 下重暁子さんのこの本を読むにつれそんな思いを強くして 自分を見つめる静かな時間を大切に。と考えています。極上の孤独 (幻冬舎新書)作者:下重暁子幻冬舎Amazon内容(「BOOK」データベースより)現代では「孤独=悪」だというイメージが強く、たとえば孤独死は「憐れだ」「ああはなりたくない…
人生という作文 (PHP新書) – 2015/11/13 下重 暁子 (著) 著者は作家、元アナウンサー。エッセイ教室を20年続けているらしい。 ~書くとは、自分自身を見つける事なのだ。~ 私もブログで書いてきて自分自身を見つけているのだろうか。 ~自我を安定させるためにはエスという無意識の部分の自分を知る事。心のバランスを取るためには無意識の自分を知る事が大切。~ ~意識下の自分を表現する事、書くという作業はいやおうなくそれを認識させ言葉を探させてくれる。その結果、思いがけない自分に気づくというわけだ。その時、初めて自分の芯を見つける事ができる。意識下の自分をとらえる事ができる。~ 教育現場…
今回の紹介、書評は"極上の孤独"です。 著書の紹介 著書の書評 この著書は幻冬舎新書さんから2018年3月30日発行されており、著者は下重暁子さんとなり、780円+税込みとなり、 比較的お手頃な価格となっております。下記にアマゾンさんのリンクを貼っておきますので気になる方はクリックです! 時間がない方の為にサクッと紹介していきたいと思います!! 下記のような目次となっています。 *1 孤独を好む理由 孤独を味わう 孤独をどう過ごすか 孤独と品性は切り離せない 孤独の中で自分を知る 著書の紹介 孤独を味わい、孤独で過ごすことで内面、外面全てに影響を与え、人として成長できるのである。というのも、現…