三宅唱監督の最新作『旅と日々』を観た。個人的には超面白かった。特に大きな事件が起こるわけでもないのに、ただ面白いのだ。同時に、三宅監督つながりで、2022年の映画批評月間で公開された『ブリュノ・レダル、ある殺人犯の告白』が脳裏をちらついた(三宅監督がアフタートークで登壇した)ので、その視点で殴り書きしていく。 otakuiy.com 『ブリュノ・レダル』はモノローグ映画の傑作である。本作では、殺人犯であるレダル(ディミトリ・ドレ)が回顧録を書いていき、それに沿ったナレーションで映像が展開される。つまり、ひたすら説明的であるわけだが、その「書く」という行為によって非常に主観的な映画となっているこ…