配信サイトで映画『㊙女郎責め地獄』(1973年、田中登監督)を視聴した。 舞台は江戸時代の裏見世。女郎おせん(中川梨絵)は一緒に寝た客が3人続いて死んだことから“死神”と仇名され、吉原から落ちた器量よし。そんな彼女の下に次々と厄介な男たちが現れる…。 本作で田中登監督は日本映画監督協会新人賞を受賞した。脚本は田中陽造で時代の過酷さ、男の情けなさ、女の逞しさをコメディタッチで描いている。言わずと知れた人形浄瑠璃師がおせんを人形に見立てて抱くシーンは圧巻。時代や男を呑み込む様なおせんのバイタリティ溢れる生き様が痛快だ。 DVD『㊙女郎責め地獄』(監督 田中登)冒頭のクレジットからラストまで映画的美…