本棚の整理をしていたところホコリをかぶった画集が目に止まった。レオナルド・クレモニーニ、イタリアの画家。 高校生の時に池袋の西武美術館の展覧会で感動してしまい、少ない小遣いを捻出してこの画集を買ったのだった。美術高校だったので展覧会へ貪欲に行くのだが、画集を買ったのはもっと技術をじっくり分析して真似をしてみたいという下心もあったのだ。 明るい色調で影の部分にも太陽の反射を感じるので軽くてポップな印象だが、よく見てみると非現実的で、心理的不安を感じるという不思議な世界観だ。まるで毒キノコなどは綺麗すぎて気持ち悪さを感じるような。 なんでも真似てみたくなる高校生の画学生は表面的なタッチや色調を自分…