ルーブル美術館での強盗団侵入に『余録251021』は思う▲「モナリザを壁から外す」「ノートルダム大聖堂の二つの鐘塔を持ち出す」。20世紀初頭のパリで不可能なことを指す決まり文句。それほど警備厳重なルーブル美術館からモナリザが消えた。1911年8月▲元は要塞という宮殿も難攻不落ではなかった。モナリザ事件の3年前にはドラクロワが天井画を描いた「アポロンの間」で謎の侵入事件が起きた▲その「アポロンの間」に覆面姿の強盗団が侵入し、皇帝ナポレオンや歴代王族の宝飾品など貴重な財宝を奪って逃走した。わずか7分の犯行というからハリウッド映画や怪盗ルパンも顔負け▲1世紀の間に警備システムははるかに進歩したはずだ…