ついに買いました。なにをって、米ですよ米。 半裸姿でパソコンに向っておりますと、窓の外から覗きこんでくる男があります。 「おーゥ」 若き友人の一人です。教員暮し最後の年に、慣れぬリモート授業なんぞを強いられまして、きわめて不本意な関係のまま送り出さねばならなかった学生でしたが、不十分な講義にあっても当方の意のある処を察してくれたものでしょう。彼はその細い縁を多として、今でも時どき顔を見せてくれます。 評価に値する卒業作品を残して卒業してゆきましたが、進路については思い迷うことが多々あるらしく、あえて職を決めていません。新しく始めたアルバイトの噺、最近読んだ本の噺、旅行中に見聞したことなどを、珈…