フランスにおける階級闘争の現状を突破するために フランス大統領マクロンは、欧州議会選挙で、極右マリーヌ・ルペンの「国民連合(RN)」に大敗したことをうけて、フランス議会の解散にうってでた。これは、小選挙区制であるがゆえに、6月30日の第1回投票では、「国民連合」がそれなりの票を獲得したとしても、決選投票では<極右⇔反極右>の構図となって、反極右の票が与党にまわり勝利しうる、という目算をたててのことであった。 しかし、この目算は狂いつつある。28歳のソフトな風貌のジョルダン・バンデラを党首にして、政策的にも極右色を消したマリーヌ・ルペンの党は、よりいっそう勢いを増しているからである。 6月半ばの…