衣類や産業資材に使われる高機能な繊維やフィルム。それらを製造する大手素材メーカー「帝人グループ」の工場から出荷される際、製品は「ボビン」と呼ばれる巨大な糸巻きに巻かれています。では、製品が顧客の元に届けられた後、この大量のボビンはどうなるのでしょうか。その「回収・再利用」という、静脈のように製品のライフサイクルを支える重要な役割を担っているのが、今回取り上げる帝商産業株式会社です。 帝人グループのサーキュラーエコノミー(循環型経済)を物流の最前線で実現する、まさに“縁の下の力持ち”。本記事では、このユニークなリバースロジスティクス企業の決算を読み解き、その驚異的な財務健全性と、社会貢献を事業の…