石山駅から徒歩5分。テナントビルの2階に、ひっそりと灯る小さなフレンチがあります。店名は「クロワゼ」。席はカウンターのみ、わずか12席──けれど、その距離感こそが、この店の“体験価値”を最大化しているのだと、入った瞬間に気づかされます。 料理と客の間に、余計なものを置かない。空気さえも削ぎ落として、残るのは「香り」「音」「火」と「手仕事」。 この店は、フレンチを“食べる”場所ではなく、“目撃する”場所なのかもしれません。 本日は、ミシュラン星付き店で研鑽を積まれたというオーナーシェフの「カジュアルランチコース(税込3,300円)」をレビューします。結論から言えば、これは“試し”のコースではあり…