一条真也です。『戦国武家の死生観』フレデリック・クレインス著(幻冬舎新書)を読みました。「なぜ切腹するのか」というサブタイトルが付いています。著者は1970年、ベルギー生まれ。国際日本文化研究センター教授。専門は戦国文化史、日欧交流史。著書に『オランダ商館長が見た 江戸の災害』(講談社現代新書)、『ウィリアム・アダムス 家康に愛された男・三浦按針』(ちくま新書)、『戦乱と民衆』(共著、講談社現代新書)、『明智光秀と細川ガラシャ 戦国を生きた父娘の虚像と実像』(共著、筑摩選書)などがあります。 本書のカバー表紙には、日本の城の前に立つ著者の写真が使われ、「エミー賞『SHOGUN 将軍』時代考証家…