donaltobello.hatenablog.com 年が明け、外は寒さを一段と増していた。 高野は来る日も来る日も書き続けた。 柚子への想いを・・・ そして、二月も終わりにさしかかろうとした頃、高野はペンを置いた。 鷹野リョースケの五作目となる『真愛』を書き終えたのである。 原稿は灯影舎出版三輪茜に渡ることはなかった。 高野はこの『真愛』の原稿を原本のままオランダの世界脳神経外科学会連盟 本田柚子宛で送ったのである。 原稿と共に一通の手紙を添えて。 ー 手紙 ー 柚子 元気にしているか。 君と連絡がとれなくなっていろんなことを考え、思い、そして心に決めたことが一つあります。 それをこの『真…