待ちに待ったダン・ブラウンの新刊を英語版で読んだので、邦訳とは言い回しが異なっているかもしれないことをお断りしておく。この作品は、おそらく映画化を前提にしてプロットやキャラクターが設定されている。そしてそれは、前作「ロスト・シンボル」が映像化しにくい設定であったが故にされなかったことの反省を受けているのだろう。 どう映像化するかを示唆するような言い回しが目につく一方、テキストだけでは伝わって来ない部分もある。科学的な説明が多い割に、盛り上がるべき山場の描写が薄い気がするのだ。その点を映像がどう補ってけくれるのか、楽しみでもある。特に「怪人」ゴーレムのパートをテキストだけで理解するのは容易ではな…