本書は「鬼の巻」と「神の巻」の合本として出版されている。 単行本として出版された「鬼の巻」をまず読み、その読後印象記を既にご紹介した。 「鬼の巻」は、そちらの拙ブログ記事をご一読いただければうれしい。 ここでは合本の後半となる「神の巻」についての読後印象をまとめてみたい。 『鬼の巻』(2004年1月)、『神の巻』(2004年4月)に加筆・修正し、合本とした本書は、講談社ノベルスとして、2010年10月に刊行された。 「鬼の巻」では天童純が平安時代にタイムスリップしてしまい。そこで遭遇したSF的お伽話風冒険譚だった。この「神の巻」は、「不仁王寺」での源雲との出会いがきっかけでタイムスリップし、そ…