異色作、という言葉がこれほどしっくりくる映画もそうありません。 「殺しが静かにやって来る」(1968年/セルジオ・コルブッチ監督) マカロニ、というだけで十分異色なのですが、この作品異色づくめ。 まず主役のサイレンス(ジャン=ルイ・トランティニャン)が喋れない(当然、台詞もない)。 サイレンスの武器がモーゼルC96(西部劇では滅多に見ない自動拳銃)。 サイレンスの職業が賞金稼ぎ専門の殺し屋(賞金稼ぎに殺された悪党の身内が依頼人)。 舞台が一面雪に覆われた街スノー・ヒル(ユタ州という設定)。加えてヒロインが黒人。 そして観た後しばらくはサイレンス同様口がきけなくなる衝撃のラスト。 あり得ない設定…