第9回アフリカ開発会議(TICAD)の開幕に『余録250821』は思う▲アパルトヘイト(人種隔離)時代の南アフリカに「名誉白人」扱いされた日本にとって93年の創設は戦後アフリカ外交の本格的なスタートといえた▲2050年に世界人口の4分の1を占めるアフリカ諸国はグローバルサウスの中核として存在感を高める。逆に「失われた30年」と中国の台頭で経済的影響力が低下したのが日本である▲日本らしさを示して対等の協力関係を築く時代だ。黄熱病対策に命をささげた野口英世博士の伝統を受け継ぐワクチン支援は良策だろう。人材育成も期待される分野だが内向き志向を強める世論とどう折り合いをつけるか。相手もこちらの力量をじ…