かつて警世の書として知られた『日本権力構造の謎』や『人間を幸福にしない日本というシステム』は30年前の日本人に対して自己批判をもたらしたといえる。 ルース・ベネディクトの『菊と刀』のように一刀両断に日本文化の盲点を衆目にさらした功績は大きいと言えるでしょう。また、彼の日本人のオブスキュランティズムへの痛打はいまでも有効でしょうね。ですけれども例えば「交番」を市民の監視システムとして見ていないのは一面的な感じはしますが。 ところで、あれから半世紀以上経過してみると、欧米社会はもはや規範にならない状態に落ち込んでいるようです。 ja.wikipedia.org そういう思い込み眼鏡で評論する人たち…