歳末~年越し~新年にかけて、落着いた睡眠時間をとっていない。 夜更かし、居眠り、あわてて散歩、しのぎ家事、寝そびれて朝、しかたなく外歩き、仮眠……。気づけば、はや三が日だ。 知友からお心づくしの正月食糧は山と頂戴してある。しょせんは独居老人の食卓につき、なんぞ正月のみには限らむや。師走うちから、順次いただき始めてきた。年越しの区切れ目なんぞは、あったんだかなかったんだか。お宅のお雑煮は? なんぞとラジオから聞えてくる声に、そうか正月かと、今さらながら慌てたりする。 よしっ、正月だ。冷凍庫から魚を出して焼く。赤魚の半身だ。つましきわが食膳にあっては、とびっきり豪華な魚だ。わずかに買い整えた、黒豆…