「自販機が2050年には半減するかもしれない」──そんなニュースを読んだとき、思い浮かんだのは近所の住宅街にある一台の自販機だった。🌃 そこに人が立ち止まる姿を見たことはない。並んでいるのは、平凡な缶コーヒーやカフェオレ。☕値段は高く、品揃えも少ない。徒歩五分先にはコンビニがあって、もし誰かが夜中に喉が渇いたとしても、きっとその足でコンビニに向かうだろう。🏪この自販機は、ただ光を灯すだけの──時代から取り残された住宅街のオブジェになっている。💡 けれど私には、忘れられない記憶がある。🌌 田舎から都会の高校へ通っていた頃、駅の一角に「自販機コーナー」があった。🚉そこには飲み物だけでなく、カップ麺…