小説「ウォーターゲーム」を読み終えた。 「太陽は動かない」から始まる3部作の完結編だった。 産業スパイの話だが、かなり現実離れしていて、映画の007やミッションインポッシブルのように、登場人物も話の展開も荒唐無稽である。 リアリティがないだけに、ある意味気楽に読める。 細かい説明もなく、あれっと思っても気にしない。 前作までと比べても、3作目は、特に強引さが際立っていたように思う。 スパイ映画などではありがちだが、誰が見方で誰が敵かわからなくなってくる。 戻って確認するまでもないと、どんどん読み進んだ。 前半で主人公の所属する組織の闇に切り込んでいった登場人物は、途中から出なくなりうやむやにな…