「10月7日」から1年。事態が終息する見通しは立ちません。それどころか戦禍はガザにとどまらず、なお拡大するかの情勢です。昨日の夕方、膨大な死者数と負傷者数、瓦礫の山と化したガザ地区の様子を伝えたNHKのアナウンサーは、何もできない自身と国際社会の無力さを嘆くだけで……とやや涙声でした。このやるせなさは、何とも言葉では言い表せません。 岩波ブックレットの最新刊『イスラエルとパレスチナ』を読みました。著者のヤコブ・ラブキンは、現イスラエルの国家理念であるシオニズムは、本来のユダヤ教の考え方とはかけ離れた過激な軍国思想であり、イスラエルは異形の「ユダヤ人国家」だと主張しています。いくつか文章を抜き書…