QUEENの12枚目のスタジオ盤『A Kind of Magic』は、 80年代ロックの過剰さと美学が結晶化した“時代の座標軸”のような一枚です。 あの頃、テレビの前で『ライブ・エイド』の熱狂を見つめていた私は、 その勢いのまま届けられたこのアルバムに、胸の奥がふっと熱くなるような感覚を覚えました。 映画『ハイランダー』のサウンドトラックという枠を超え、 QUEENが再び“世界の中心”へと戻ってきた証のようにも感じられたのです。 シンセサイザーの大胆な導入、スタジアム・ロックの完成形、 そして時代を超えて輝き続けるメロディ。 今あらためて聴くと、このアルバムがなぜ“80年代クイーンの最高点”と…