ナバホ国の聖地モニュメントバレー、ミトンと呼ばれる6,000万年をかけた彫刻 今年の御盆の期間はアメリカ西部のアリゾナ州で過ごした。日本の8月の中頃は終戦時の空気と重なり、蝉の鳴き声と夕蛍で黄泉の世界が重なる気配を感じる。アリゾナの夏は極度に乾燥し湿度の多い日本とは対照的ではあるが、そこは日本人、旅には御盆の意識を携帯している。実はアリゾナはアメリカの中で特にスピリチャルな土地であるのは知られている。ここに足を踏み入れると。広大な台地、無限に深い夜空、風、花、氷河で削られた岩の彫刻、そして今ここにあるという自分の意識。全ては一つ、一つは全て。この世に生を受けた人間は必ず還って逝く魂の循環、千の…