2011年。 震災後、地震に対する恐怖が強くなった。 家の近くを車が通ったり、強い風が吹いたりするたびに、動けなくなって、揺れてるかどうかを確かめるようになっていた。 テレビを見ることがつらくなった。速報の音も、それを見ることすらも、心が痛くて、好きだったバラエティ番組もしばらくは見れていなかった。 かといって、ゲームをしたり絵を描いたりというのも、現実をそのまま感じ取っているようで、揺れに怯えてしまい集中できなかった。 リアルタイムの映像や情報を遮断するためには、なにか他に映像を流すしかなかった。 現実から遠い映像といえばアニメだろうか。 毎週、レンタルビデオ店に通い、アニメのDVDを借り続…