それは池袋から赤羽、川口にかけての埼京線沿い。
近年このエリアに、中東からウイグル、蘭州といったシルクロード沿いのマニアック料理店がぐんぐん増えているんです。
なかでも珍しいのが、こちらのパレスチナ料理専門店。
(パレスチナはシルクロードに含まれるのか?なんて野暮な議論は無しね)

「パレスチナ料理 ビサン」(Bisan)
オーナーのマンスール・スドゥキはパレスチナ出身で、元サッカー選手という経歴。
ちょっとダニエル・クレイグの若い頃みたいなハンサムです。

看板のポージングもナイス!

ワインレッドのスニーカーがなんともお洒落ですね。

パレスチナ所縁の小物に溢れた店内。
ところどころにマンスールさんの「日本愛」を感じるアイテムも。

壁にはパレスチナの地図が張られていました。
店名の由来であるビサン(Bisan)は、地図ではパレスチナ自治区外のイスラエル領。
そう、日本人から見れば、パレスチナといえばやはり紛争地帯のイメージ。
けれどその文化自体に触れる機会がほとんどなかったことに気付かされます。
こちらで提供されるのはパレスチナ家庭料理。
マンスールさんの家庭の味。
さぁ、楽しんでみましょう!

★ワラク・イナフ ¥1200
ワラク は「紙」、イナフは「ブドウ」の意。
牛肉や米、野菜をスパイスで味付けしブドウの葉で包んだパレスチナの家庭料理。
ちょっと食べたことない感じながら、分かりやすく美味い!!

★エフェス ¥700
中東地域で人気のトルコのビール。
実はパレスチナのタイべ村で作られる珍しいビール「TAYBEH(タイべ)」もメニューに載っていたのですが、品切れで残念。
今度飲んでみたいな。

★ファースリーヤ ¥1300
こちらはインゲンやパプリカをフレッシュトマトとスパイスで煮込んだ料理。
ピリ辛で、ライスをあわせるあたり、これはもうパレスチナのカレーですね。

★ホンモス・マ・ケブタ ¥1300
ひよこ豆のペーストに焼いた鶏レバーや玉ねぎをトッピングした一皿。
あ、そうか。ホンモス=フムスなのね。
これまた食欲をそそります。

★クフタマシャーウィ ¥1200
鶏ひき肉に野菜やナッツ、スパイスを練りこんで焼いた「クフタダジャージ」のラム&ビーフ版。
トルコ料理のキョフテに通ずる味わいですが、ええ感じにスパイシーでたまりません。
パレスチナ家庭料理という珍しさに惹かれやってきたものの、
いただいてみればどれも、難しい解釈なしで単純に美味いですね。
素朴なように見えて、肉の味付けやスパイス使いは結構華やかでメリハリあり。
幅広い日本人の味覚にズバリはまるのではないでしょうか。

日本語ペラッペラなマンスールさんとのトークも楽しく、パレスチナにちょっと行ってみたくなりました。
この店に来てなかったら、絶対そんなこと思ってないだろうなぁ。
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