それは水深200mを超える海の深い部分。
そして海の80%を占めるこの深海の大部分は、まだ未知の世界。
そこには、人間の常識を超えた奇奇怪怪な生き物たちが跳梁跋扈し、
私たちを驚かせてくれます。
池袋サンシャイン国際水族館で開催されている特別展示、
「Deep Sea~深海の不思議な生きものたち~」。
本ブログでは、
そこで見られる深海の驚くべき生き物たちを随時紹介してゆきます。

ダイオウグソクムシ
漢字表記:大王具足虫
学名:Bathynomus giganteus
最大長:20~40cm(最大50cm)
原産地:メキシコ湾、西大西洋周辺、水深200-1000mの海底砂泥地
世界最大の等脚類(ダンゴムシの仲間)。
日本最大の等脚類であるオオグソクムシが最大15cmであるのに比べ、
こちらは成長すると50cm、体重は小型犬並の約2kgにも達する巨体。
冗談のような大きさに加え、
着色前のプラモデルのような色彩、
そして全く動かないことから、
来場者からは「これ本物? 模型?」って声が次々と飛び交っていました。

見てください。このうそ臭いほどの敵キャラデザイン。
スターウォーズの「帝国軍」?
機動戦士ガンダムの「ジオン軍」?
それともスターシップトゥルーパーズの「アラクニド・バグズ」?
黒光りする悪そうな眼は昆虫などと同じ「複眼」。
3500の個眼からなり、全ての節足動物の複眼のなかでも最大となります。

凶悪な外見ですが、
海底で魚などの死骸を食べる“海の掃除屋”。
海底にたまる死骸や弱った魚を食べつくし、海底を綺麗に保つ重要な役割を担っています。
泳ぐときは上下逆さの背泳ぎ状態になるそう。
また、襲われると体を丸め防御しようとするものの、
体が硬く「くの字」にしかならないのだそうです。
最大最強の大王ですが、この一点においてはダンゴムシに負けてますね。
◆→『深海生物特集』全14回目次◆
サンシャイン国際水族館
Deep Sea~深海の不思議な生きものたち~
09/03/20~09/05/10
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