野毛や日ノ出町の賑やかな喧騒を抜け、坂の上へ。
野毛坂交差点脇のスタイリッシュなマンション一階にあるスタイリッシュなお店、
「KIKUYA CURRY」
世間的には「スープカレーのお店」ということになっていますが、
いわゆる札幌スープカレーとはちょっと異なり、
「スリランカカリー」と呼ばれる類のスープカレーのお店であります。
かといって、スリランカ料理としてのカレーかというと、それもまた違って、
あくまでも「スリランカカリー」というジャンル。
比較的年配の方ならよくわかるかも知れません。
こちらのお店は2003年8月オープン。
カレーだけでなく、シチューやハンバーグ、グラタンも人気のようで、
地元でもなかなか評判のお店のようです。
この日も店頭に5人ほどの待ち。
といっても席数の少ないお店、
しかも料理はかなり丁寧に作っているようで、
しかも回転上げようとか詰め込もうとかいう意識は全く無いようで、
4人掛けテーブルに2名とかで寛いでいるものですから、
入店までに30分を要したわけです。
お店の内外に流れるゆったりとした時間は、
そんな待ちを急かすのも野暮なほど、ゆっくり、ゆったり。
綺麗な店内にレトロな冷蔵庫がなんとも可愛いですね。
さて、メニューを見れば、これは迷う・・・ほうほうほう。カレーのベースは「スリランカ」のほか「バターマサラ」も選べるようで、
しかもそっちもなかなかお勧めみたいなことを聞いちゃうと、余計に迷う迷う(笑)
頻繁に来れる場所じゃないですからね。
迷いに迷うわけです。
カレーを待っている間、登場したのがこちらのサラダ。スパイスをぶっかけていただきます。
ちょっと驚いたのがこのキャベツの食感。
瑞々しく、シャキッとしていつつもソフトなんです。
水切り、包丁を入れる方向など、計算されつくした仕上げなのでしょうね。
食前のサラダがしっかりしていると、次に出てくる料理に期待が膨らむってもの。
逆にサラダがダメな店はその時点で気持ちが滅入りますからね(笑)
さて、期待が膨らみ膨らむことおよそ30分。
お店到着からちょうど1時間の時を経て、待望のカレーがやってきました!!!
じゃがいもとローストチキンのカリー スリランカ風 ¥1200
うぉっ。
なんともリッチなルックス!
茶色く濃厚なカレーの中にローストチキンがこれでもかというくらい溢れています。
さらに巨大なジャガイモのチーズ掛け、ポーチドエッグ、インゲン、コリアンダーに各種キノコ・・・
しかも焼きカレーのように全体がオーブン仕上げ。
これは物凄い手間がかかっていますね。
回転率度外視でなければ作りえないカレーです。
具だくさんなうえにスパイシー、しかもかなり濃厚な舌触りは、
まさにご馳走カレーというにふさわしい仕上がり。
美味しいですね~。
サイズが選べるライス。
こちらはMサイズ。
豚バラカリー バターマサラ ¥1150
こちらバターマサラも食べてビックリ。
もう何というか、トマトトマトトマト!!!
ホールで丸々一個使うというトマトの味の濃厚なこと。
これも確かにオリジナリティ溢れるカレーですね!!!
スリランカカリーと比べると辛さはなく、甘みとちょっとした酸味が共存しています。
しかもまたこの豚バラの贅沢なことときたら!!!
リッチ!!!
とただ叫びたくなる凄さです。
時間の余裕、心の余裕、そして胃袋の余裕と、三つの余裕がなければいただけないカレー。
いやぁ、なかなか貴重なカレーをいただきましたよ。
窓の外を眺めれば、ますます長くなっている行列。
一時間近く待っているであろう皆々様に心の中で「ごめんなさい」と言いながら、こちらを注文。
コーヒー ¥250
あ、こちらはすぐに出てきました。
濃厚リッチなカレーの後にふさわしい、濃厚な苦みのコーヒー。
いやぁ~落ち着くわぁ・・・
優雅に流れる時が、日々の疲れやら、窓の外で並んでいる人たちのことやら、
その他いろいろ大事なことまで忘れさせてくれるよう。
・・・えっと、なんだっけ?
あ、そうそう。
このお店、スタッフ募集に加え、姉妹店募集もやっているようですよ。
心がリッチなカレー好きのあなた!
どうですか???
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KIKUYA (スープカレー / 日ノ出町駅、桜木町駅、馬車道駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
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