2011年10月7日、
練馬区平和台の住宅地に忽然と登場したタイ料理店「バンハオ」。
ピッカピカと賑やかな飾り付けが住宅街に映えますね。
平和台駅からも、氷川台駅からも徒歩15分ほど。
何故こんなところにタイ料理店があるのか・・・という意外な立地ながら、店内は満席。
人口に比して飲食店が極端に少ない平和台・氷川台エリアはまた、
長らくスパイス不毛地帯としても知られており、この店の登場はまさに画期的という訳です。
スパイ 白 ¥504赤、白、クラシックと三種揃ったスパイはどれも504円。
都心のタイ料理店と比べかなり安めの設定が嬉しいですね。
クンクラブアン ¥609エビすり身のはさみ揚げ。
カリッと香ばしく、酒のつまみに最適!!
ラープ・ムー ¥714大好きなラープはムー(豚)でお願いしました。
イサーン辛でお願いしましたが、辛さは控えめ。
でも豚肉のフワッとした仕上がりはなかなかのものですよ。
ガイヤーン ¥609タイの定番鶏のもも焼き。
香ばしいスパイシーソースが絶品。
メコンウイスキー ロックダブル¥682おなじみタイのウイスキーではないウイスキー、メコン。
シングル¥451 ダブル¥682という低価格で飲める贅沢はこの立地ならでは。
カオマンガイ ¥819これはヒットのタイ風蒸し鶏ご飯。
都心のそこいらのタイ料理店で頼む適当なカオマンガイと比べたら抜群の仕上がり!
しかもこの値段ですから、カオマンガイ狙って平和台に来ても損はないですね。
なにせライスの美味いこと!!
パッドシーイウ ¥714タイの太麺センヤイを使った焼きそば。
これも絶妙な味付けで美味い。
ナンプラー垂らせば幸せこの上なし!!
ゲーンキョーワーン ¥714
カオスワイ ¥210鶏のグリーンカレーとご飯。
タケノコたっぷり、これは意外に辛さもバッチリ。
それと・・・ライスがまたまた美味い!!
なんともご飯ものが得意なシェフ・サンティさんはバンコク出身。
池袋のティーヌンを経てこちらの店に参加したのだそう。
オーナーの陣内さんは本来レザー&シルバーのアクセサリーを仕事をなさっていて、
このお店のオープンはチェンライ出身の奥様の夢を叶えてのこと、なのだそうです。
なんとも素敵ですね。
なぜこの地を選んだのかについては、まさにたまたま、ということで、
このスパイス不毛地帯の中心に店を構えることになったのも何かの縁、というべきでしょう。
締めにはデザートをドドッといきましたよ。
こりゃぁ幸せな光景だわい!!
あれ?一品多いぞ?
オーダーミスかな?と思ったらなんと奥様からのサービスでした。
いやぁ~本当にコップンクラップです!!!
店内には子供からのお手紙が飾られていたりと、
早くも地元に愛される人気店となりはじめた様子のこのお店。
客足とオペレーションが安定するまでは何かと大変かと思いますが、
どうか長く続けていただいて、この地をスパイス不毛地帯という呪縛から解き放って欲しいもの。
住宅街の「ご飯がおいしいタイ料理店」、応援しちゃいますよ!
↓一日一回。クリックはこちら



バンハオ (タイ料理 / 平和台駅、氷川台駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
創業1949年。
日本におけるインド料理店のパイオニア「ナイルレストラン」。

インド独立運動の闘士であり「インド独立連盟」設立にも携わった、
創業者のA.M.ナイルさんから始まる長い長い歴史はあちこちに書かれているので割愛するとして、
兎に角日本のインド料理マニアはこのお店に足を向けて寝ることができないほど、
日本のインド料理界の発展に、いや、日印友好にさえも貢献してきた店なのです。
(このあたりのお話は
お店のHPや、書籍『銀座ナイルレストラン物語』にも詳しく書かれています)
現在お店を切り盛りするのは、メディア露出もさかんな二代目G.M.ナイルさんと、
東京スパイス番長でもおなじみ三代目のナイル善己さん。
この日お店にいたのは二代目でした。

このお店、店に入るや否や「ムルギランチね!」と決められ、
他のメニューがなかなか頼めないことでも有名。
確かにムルギランチは美味しい。
でも他のメニューも美味しいのを知っているから、入店後数分はまさにバトル。
この日果敢にも注文しようとしたのはこちらのメニュー。
ケララ風ムルギ ¥1400
・・・そしたら店員さんから驚きの答え。
「それ、ムルギランチと同じよ。」
どうやらライスがついてるかどうかの違いだけで、カレー自体は同じだそうです(笑)
「じゃあ・・・ムルギランチ。」
あぁ、今回も見事に術中にはまりました(笑)
別に、良いのだけれど。
・・・・いやいや、そのままではちょっと悔しいので、こちらも追加で頼んでみましたよ。
ラッサム ¥600英語表記「MADRAS RASSAM」。
そう、日本最古のインド料理店は実は南インド料理店なのですよね。
ただ、よくあるカトリに入ったラッサムを思い浮べるとビックリするような大皿で出てくるので注意。
そしてお味は・・・いやいやビックリ。
実はここでラッサムを飲んだのは初めてなのですが、これ美味いですね!!
ムルギランチを早く出したいのだが、
ラッサムを飲み終えるのを待っている店員さんたちの挙動もいとおかしく。
ムルギランチ ¥1500ラッサム完食を見計らってすかさず登場しました、泣く子も黙る、ナイルレストランの名物メニュー。
1949年から変わらない、歴史的な一皿ですよ。
骨付きチキンをナイフで丁寧に捌き、
骨だけをきれいに取り除くパフォーマンスもここの名物。
「しっかり全部、マジェマジェして食べてね」
そう、混ぜる、混ぜる。
南インド・ケララの料理がそうであるように。
混ぜる、混ぜる。
日本と印度の文化が一つに混ざり合うように。
創業者A.M.ナイル氏は南インド、ケララ州のトリバンドラム出身。
混ぜて食べるスタイルはまさにその、ケララのミールスそのもの。
でもそこに配置されたカレー、マッシュポテト、チキン、ライス、キャベツはまんまケララのスタイルというわけではなく、
日本人がインド料理に親しみ、楽しめるように編み出されたまさにオリジナル。
まさに日印友好料理。
今回何年かぶりに食べたのですが、いやぁ、美味しいこと!
インドにもこんな料理、ないよ(笑)
・・・改めてこの店の偉大さを思い知りました。
マジェマジェすると見えてくる、新しい味の愉しみ。
それは日本とインド、異なる文化の人と人がマジェマジェされると見えてくる、
新しい可能性を象徴しているのかもしれませんね。
一見安くはない1500円という価格も、
肉質の固い高級地鶏や、岩手産の「いわてっこ」という米など、
日本ならではの食材へのこだわりを思えば、まぁ妥当。
満足満腹でお店の人に
「久しぶりに食べたのですが、変わらず美味しいですね!」と話しかけると、
「日本が変わってもナイルレストランは変わらないよ。変わっちゃったら大変だよ。」との答え。
多分、そうなのだろうな、と思った。
街に本格的なインド料理店が増え、
インドと同じようなリアルインド料理が食べられるようになった今でも、
ナイルレストランの存在意義は変わらない。
むしろオンリーワンな存在として、さらにその輝きを増している気さえするのでした。
↓一日一回。クリックはこちら



ナイルレストラン (インドカレー / 東銀座駅、銀座駅、銀座一丁目駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5
どんな世界にもマニアな人々はいるもので、
ズブズブとはまり・・・いや、ひたむきに突き進んでいくと、
バッタリいろんなところでいろんな人といろんな人がいろんな糸で繋がっていて、
それはもうマニアの醍醐味の一つなのだろうけれども、さてこの能見台のお店。
「ガネーシュ」
そもそも能見台なんて駅、知ってましたか?
「のうみだい」じゃないですよ。「のうけんだい」。
こんな未知の土地へと足を運ぶことになったのも、縁に縁を重ねてのこと。
この日揃ったメンバーも、それぞれがそれぞれに縁と縁とで知り合ったスパイシーな人々ならば、
この「ガネーシュ」というお店も、いろいろな人、いろいろなお店に所縁の深いお店。
縁をつないだのは繁盛の神、ガネーシュか。
創業者の石原氏は「アジャンタ」での修業経験あり。
つまりアジャンタ系と言われる「さらじゅ」「アンジュナ」「新・印度料理 たんどーる」
「シタール」「サールナート」などなど人的つながりも深く、
その人脈は「ケララの風」にも通じ、
さらに押上「スパイスカフェ」の伊藤シェフはまさにこの「ガネーシュ」で修業したとあって、
「日本人シェフの生み出す新しいインド料理の波」のまさにど真ん中にこの店はあるわけです。
現在はマダム石原さんがオーナーとして創業者の遺志を継ぐこのお店、
10月限定の「2011秋を楽しむコース」をたっぷり楽しんできましたよ。
(終わっちゃっててごめんなさい。)
まず登場したのがこちら。
のっけから、普通じゃない。
パオバジパオ(=パン)バジ(=野菜)とはパンと一緒に食べる野菜をペースト状にしたカレー料理のこと。
英国に統治されていたインドの西洋スタイル的な食べ方でスナックメニューのひとつ。
ここでは、ムンバイのマッシュポテトカレーをチャパティでくるんだもの。
(by Spicecherry)
なるほど、なるほど。
しかしやっぱりびっくりしたのは、料理を巻いている紙がタミル語のニュースペーパーであること。
この手の込み方、雰囲気の演出は、センスはもちろん、相当に練られ考えられているものですよね。
チャナダルのマサラワダ
ウルドゥワダこの美しい盛り付け。そして繊細かつ大胆なワダ。
これは・・・「ケララの風」を髣髴と・・・あ、なるほど。
口福とともに人と人のつながりを確信するなんて、もうマニアの愉しみですね。
焼き茄子のライタこれには驚いた。
そして確信した。
日本人シェフによる新しいインド料理の地平を。
私自身も何度も何度も書いていることなのですが、
生まれたころから体に刻み込まれているインド人のスパイス感覚を、
日本人がそっくり真似しようとするのはなかなか大変。
というか、それなら優秀なインド人シェフをどこかから連れてきたほうがよっぽど効率的。
そうではなくて、日本人が世界のどこの国の人にも負けない感覚、
つまり「四季を感じる」感覚をインド料理に活かせれば、
世界中どこにもない、新しいスパイス料理が誕生するはず・・・
そしてそれを確信的に実行しているのがこの「ガネーシュ」というお店なのだと。
秋ナスとライタ、思いつかなかった組み合わせ。
それがまるでフレンチのような優雅さを持って目の前に登場するなんて。
キノコのコザンブコザンブ(Kozhambu:タミル語の発音はコランブ)とはダール抜きのサンバル。
言い換えれば、サンバルとは豆のコザンブ(コランブ)なのだと、某マンションカレーの巨匠に教わったことがあります。
これまた、キノコの繊細な食感が活きていることこの上なし。
サンマと香味野菜のカバブ ダール添えうん、これぞ日本スパイス料理の極致!!
何とも美しい彩りのカバブは一口食べてビックリ。
これはもう、なんとも素晴らしいサンマ料理ではありませんか!!
日本料理は世界一スパイスに乏しい料理だとも言われますが、
裏を返せばスパイスで味を整えずとも充分味わえる新鮮な食材に恵まれているということでもあります。
日本の旬の食材を知り、インド流の華麗なスパイス使いを知り、
その両者をここまで絶妙なバランスに持ってくるこのお店、まさに恐るべしです。
ケララ風チキンシチューおっとこれは懐かしい。
ケララ滞在中、ホテルの朝食で出てきたシチュー。
「シチューなのにカレーリーフとか入っててまるでカレーやん」と思ったシチューを思い出します。
しっかりと、南インド料理。
しかししっかりと、旬の野菜の食感が楽しめます。
チャパティ&バスマティライスこのチャパティがまた、絶妙。
素朴でありながらアーター(全粒粉)の香ばしさがたまりません。
素材の持つ味を活かすという日本人的発想は、チャパティすらもこんなに美味しく変えてしまうのですね。
さて、今回のコースには含まれていなかったのですが、
「ガネーシュに来たら必ず頼むべし」と言われるこのメニュー、追加オーダーです。
ラッサムどこよりも美味しいラッサムと噂には聞いていたのですが、実際食べれば噂以上。
ブラックペッパーのビシバシ感がたまらない、最高のラッサムです。
私もここで皆様に言っておかねばなりません。
「ガネーシュに行ったら必ずラッサムを頼むべし!」と。
リンゴのハルワ一見、何?と思いました。
中トロ?いやいや。
こんなハルワ、見たことがありません。
滑らかな舌触り、リンゴのジューシーな甘さ。
インド料理でありながら、インド料理ではない。
国境を飛び越えた素敵な作品なのです。
締めにはホッとする
マサラチャイ。
しかしここで油断してはいけません。
なんと、用いる砂糖が和三盆!なのですから。
全くもって、徹底している。
けしからんほど、素晴らしい。
能見台。
そんなマイナーな土地にこれほどまでに凄いお店があろうとは。
南インド料理店、というだけでも貴重なのに、
南インドどころかインドすらも飛び越えて、独自の境地に達した稀有な店。
元「ケララの風」の瀬島さんが沈黙する今、
これほどまでに優雅で、これほどまでに革新的なスパイス料理は他には存在しないでしょう。
今回は秋限定のコースだったのですが、次は春。
半年前の今からもう、プランを練っているようでとても楽しみです。
それに、通常メニューのミールスも食べてみたいなぁ。
もちろん、極上のラッサムとともに。
ご馳走様でした!
↓一日一回。クリックはこちら


熱帯魚飼育をするうえで特に気を付けなければいけないこと。
それはその魚が将来どんなモンスターになるのかということ。
最近の熱帯魚ショップでは10cm足らずのアリゲーターガー(最大3m)の幼魚が数百円で売られていたり、
ギムナルクスの可愛い数cmの幼魚(1m超え。顎が強くヒーターなど粉砕します)と、
危険がいっぱい。
場合によっては最強の熱帯魚ともいえるこんな魚の稚魚だって売られているのですから、注意が必要です。
デンキウナギ学名:Electrophorus electricus
英名:Electric eel
最大長:2m
分布:南米アマゾン川・オリノコ川水系
発電する生き物というのはいくつか知られてはいますが、なかでもこのデンキウナギの発する電気は桁違いに強力。
最高電圧600-800V、電流1Aにも達するのですから。
もちろん、というかウナギとは分類的に全く関連がなく、デンキウナギ目として独立。
ただ長いからウナギ、という安易な命名ですので注意が必要です。
この仲間は夜行性で目が退化しており、微弱な電気を発することで周囲に電場を作り、
縄張りを確保したり餌を探したりできる(ナマズやモルミルスなどと同様)ことで知られ、
特にこのデンキウナギの場合さらに強い電気を発することで麻痺させた餌を捕食したり、
外敵から身を守ったりもできるのです。
しかしこの高電圧は約1/1000秒ほどしか持続せず、疲労すると発電力は低下。
棒でたたいて疲れさせ、発電力が落ちた時を見計らって捕獲するという漁法が現地にはあるようですね。
・・・ところでクイズ。
デンキウナギの肛門はどこにあるでしょう?
・・・答えはなんと鰓蓋の真下。
長い長い体のかなり前のほう、頭のすぐ後ろと言ってもよい場所に肛門があるのです。
ならその後ろの長い長い部分は?というと、察しの通り内臓などなく、
骨と筋肉と尻ビレと、あとは全部発電器、というわけ。
ここまで特異に発達したモンスター、自宅で飼うなんてちょっと狂気の沙汰ではないですかね~。
とはいえ、こうした怪魚マニアにも楽しみは残っています。
熱帯魚ショップでユラユラと泳いでいるブラックゴースト、
実はこのデンキウナギ目に属する魚なのですよ。
(カラポやブラウンゴーストなど南米ナイフといわれる魚たちも同様)
高電圧こそ発しはしないものの、微電流で餌を探したり、
発達した尻ビレを波打たせ前後自在に泳いだり、
頭の真後ろからウンチを出したりと、デンキウナギの魅力満載ながら、最大30cmほどと将来も安心。
本家デンキウナギはあくまでも、水族館で楽しむ魚としてとっておきましょうね。
(写真撮影:新江ノ島水族館)
↓一日一回。クリックはこちら


横浜。
野毛や日ノ出町の賑やかな喧騒を抜け、坂の上へ。
野毛坂交差点脇のスタイリッシュなマンション一階にあるスタイリッシュなお店、
「KIKUYA CURRY」
世間的には「スープカレーのお店」ということになっていますが、
いわゆる札幌スープカレーとはちょっと異なり、
「スリランカカリー」と呼ばれる類のスープカレーのお店であります。
かといって、スリランカ料理としてのカレーかというと、それもまた違って、
あくまでも「スリランカカリー」というジャンル。
比較的年配の方ならよくわかるかも知れません。
こちらのお店は2003年8月オープン。
カレーだけでなく、シチューやハンバーグ、グラタンも人気のようで、
地元でもなかなか評判のお店のようです。
この日も店頭に5人ほどの待ち。
といっても席数の少ないお店、
しかも料理はかなり丁寧に作っているようで、
しかも回転上げようとか詰め込もうとかいう意識は全く無いようで、
4人掛けテーブルに2名とかで寛いでいるものですから、
入店までに30分を要したわけです。
お店の内外に流れるゆったりとした時間は、
そんな待ちを急かすのも野暮なほど、ゆっくり、ゆったり。
綺麗な店内にレトロな冷蔵庫がなんとも可愛いですね。
さて、メニューを見れば、これは迷う・・・
ほうほうほう。
カレーのベースは「スリランカ」のほか「バターマサラ」も選べるようで、
しかもそっちもなかなかお勧めみたいなことを聞いちゃうと、余計に迷う迷う(笑)
頻繁に来れる場所じゃないですからね。
迷いに迷うわけです。
カレーを待っている間、登場したのがこちらのサラダ。
スパイスをぶっかけていただきます。
ちょっと驚いたのがこのキャベツの食感。
瑞々しく、シャキッとしていつつもソフトなんです。
水切り、包丁を入れる方向など、計算されつくした仕上げなのでしょうね。
食前のサラダがしっかりしていると、次に出てくる料理に期待が膨らむってもの。
逆にサラダがダメな店はその時点で気持ちが滅入りますからね(笑)
さて、期待が膨らみ膨らむことおよそ30分。
お店到着からちょうど1時間の時を経て、待望のカレーがやってきました!!!
じゃがいもとローストチキンのカリー スリランカ風 ¥1200うぉっ。
なんともリッチなルックス!
茶色く濃厚なカレーの中にローストチキンがこれでもかというくらい溢れています。
さらに巨大なジャガイモのチーズ掛け、ポーチドエッグ、インゲン、コリアンダーに各種キノコ・・・
しかも焼きカレーのように全体がオーブン仕上げ。
これは物凄い手間がかかっていますね。
回転率度外視でなければ作りえないカレーです。
具だくさんなうえにスパイシー、しかもかなり濃厚な舌触りは、
まさにご馳走カレーというにふさわしい仕上がり。
美味しいですね~。
サイズが選べるライス。
こちらはMサイズ。
豚バラカリー バターマサラ ¥1150こちらバターマサラも食べてビックリ。
もう何というか、トマトトマトトマト!!!
ホールで丸々一個使うというトマトの味の濃厚なこと。
これも確かにオリジナリティ溢れるカレーですね!!!
スリランカカリーと比べると辛さはなく、甘みとちょっとした酸味が共存しています。
しかもまたこの豚バラの贅沢なことときたら!!!
リッチ!!!
とただ叫びたくなる凄さです。
時間の余裕、心の余裕、そして胃袋の余裕と、三つの余裕がなければいただけないカレー。
いやぁ、なかなか貴重なカレーをいただきましたよ。
窓の外を眺めれば、ますます長くなっている行列。
一時間近く待っているであろう皆々様に心の中で「ごめんなさい」と言いながら、こちらを注文。
コーヒー ¥250あ、こちらはすぐに出てきました。
濃厚リッチなカレーの後にふさわしい、濃厚な苦みのコーヒー。
いやぁ~落ち着くわぁ・・・
優雅に流れる時が、日々の疲れやら、窓の外で並んでいる人たちのことやら、
その他いろいろ大事なことまで忘れさせてくれるよう。
・・・えっと、なんだっけ?
あ、そうそう。
このお店、スタッフ募集に加え、姉妹店募集もやっているようですよ。
心がリッチなカレー好きのあなた!
どうですか???
↓一日一回。クリックはこちら



KIKUYA (スープカレー / 日ノ出町駅、桜木町駅、馬車道駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
日本最古と言われたインドネシア料理店「インドネシアラヤ」(1957年創業)が2008年、
惜しまれながら51年の幕を閉じた後、
都内で最もメジャーなインドネシア料理店といえばやはりこの「ジュンバタン・メラ」になるでしょうか。
(古さで言えば目黒「せでるはな」がありますが。)
赤坂見附駅すぐの好立地になんと100席以上もある広々とした店構え。
出前営業も盛んで付近のビジネスマンの知名度は抜群です。
創業1994年、そろそろ老舗の域になる頃ですね。
この日は平日ランチでの訪問。
やっぱり広いなぁ。
インドネシアの石像やら、
ゴージャスなガルーダ像、
インドネシア雑貨販売コーナーだって充実。
ここはまるでインドネシアのテーマパークです。
さてこちらのランチ、腹加減によってS、M、Lとサイズが選べるのが嬉しいところ。
ちょっと変化球メニューがあったのでチャレンジしてみましたよ。
チキンあんかけのせナシゴレン M ¥900いや~お子様が喜びそうなビジュアルですね~。
異国情緒満点の雰囲気の中、
料理は徹底して日本人に食べやすくアレンジされています。
このバランス感覚が長く続く秘訣・・・なのでしょうか・・・。
ライスはちょっとベチャッとしていますが、
これもきっと、インドネシア料理初心者がとっつきやすいよう日本米を選択、
手早く提供できるよう作り置きにした結果でしょう。
その辺はもう、店の方針とあり方ですね。
・・・でも言っておきますが、決して不味くはありませんよ。
手軽に食べられるインドネシア料理店が長く続くのは喜ばしいことです。
食前にはしっかりスープが付くし、
食後にはちゃんと、デザートとバリコーヒー。
このコスパなら付近の中華やコリアンにも負けません!
初心者に徹底的に優しいこの店。
ここからインドネシア料理に興味を持ち始める人々が増えればみんなハッピーですね。
ご馳走さまでした!
↓一日一回。クリックはこちら



関連ランキング:インドネシア料理 | 赤坂見附駅、永田町駅、赤坂駅
最近日本人シェフによる「飲める」インド料理の新店が何かと話題ですが、
いやいや、本家インド人だって負けていないようです。
中野坂上の路地裏に忽然と出現したミステリアスなお店。
その名も
「カレー居酒屋 やるき」めっちゃ昭和な店名、切れかけの電気がムーディーな看板・・・
しかしここ、間違いなく2011年6月オープンの新店なのです。
ご主人はバリバリインド人のトニーさん。
でもお店の造作はバリバリ和風の居酒屋・・・
カウンターギュウギュウに詰めて8人ほどの小さな店内はもう、常連さんたちで賑わっている様子。
居酒屋で働くネパール人やバングラデシュ人は時折り見かけますが、
居酒屋を経営するインド人というパターンは初めてかもしれません・・・
グラスビア ¥300これは普通の居酒屋としてもかなり安い値づけ。
温度とガス圧のバランスも完璧で嬉しいですね。
タンドリーチキン焼鳥風 ¥400これは面白い!
見た目の気分は居酒屋ですが、その実しっかりインド料理。
かなりスパイシーなタンドリーチキンでお酒がグイグイ進みますよ。
げそのカレー風味揚げ ¥380わははは。
インド人の手にかかれば普通の居酒屋料理もスパイス料理になるのです。
その他メニューを見ればマサラパパド、キーマカレーうどん、牛ホルモンのスパイシー煮込み、
特製おでんカレー風、インディアンカレーポテトなど、居酒屋メニューがインド&カレー色に染め上がり壮観。
その一方で馬刺しやら、こまい一夜干しなんかもあってやる気全開!
こりゃあ面白すぎる店を発見したようですね!
焼酎ラッシー ¥400ウォッカラッシーのウォッカが切れたようなので焼酎バージョンでお願いしました。
これまた飲みやすく癖になります。
さてさて、居酒屋としてはこれで充分なのですが・・・
カレー細胞的にはこちらも頼まねばなりますまい!
本格インドカレー(マトン) ¥600こんな小さな居酒屋でインドカレーが食べられる幸せ!
タマネギたっぷりコリアンダーバッチリ。
正しくインドカレーの作るインドカレーであります!
しかも辛くしてもらったらなかなか辛い!
しかもめちゃくちゃ安い!!
幸せ!
チャイ ¥300このチャイ、なかなかお勧め。
シナモンが凄く効いてて美味いのです。
緩急織り交ぜ満腹になった頃には、
店内も少し落ち着いた様子に。
トニーさんとも少しお話しすることができました。
トニーさんはニューデリー出身。
実は神奈川・藤が丘にインド料理店を経営してもいるのですが、何故か中野坂上の街が大好き。
(中野坂上で伝説の居酒屋チェーンの話を知っている人はピーンとくるかも)
今年、この地で立ち食い蕎麦屋だった物件が空いたと聞き、すかさずオープンしたのがこの、
「カレー居酒屋 やるき」なのだとか。
土地柄、商売柄、居酒屋というスタイルをとってはいるものの、
事前連絡でオーダーすればインド料理なんでも作りますよとの力強いお言葉!!
得意のバトゥーラからビリヤニ、ブリバジャに至るまで、バッチリOKのやる気っぷり!
ただ店内が狭く換気が良くないため、タンドール窯が置けないという悩みだけはあるようで・・・
でもそんな小さな事はやる気と情熱で難なくクリア!
この小さな店のやる気が、もっともっと広く伝わると良いのになあ、と強く思った夜なのでした。
ご馳走さまでした!
↓一日一回。クリックはこちら



カレー居酒屋 やるき (インドカレー / 中野坂上駅、中野新橋駅、西新宿五丁目駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
最近街の名前を冠したカレーライスチェーンが増えてきました。
「船場カリー」に「麹町カリー」、
そしてこの「神南カリー」。
丸井のちょうど裏手にあたる路地にあるのが渋谷店。
一見テイクアウト専門店にも見まごう小さなお店です。
この日は秋の限定メニューを頼んでみました。
カボチャとサツマイモの秋野菜カリー ¥780
スタンダードで食べやすいカレーにカボチャ、サツマイモ、そしてキノコがたっぷり。
さらにライスの上には艶々しいきんぴらがオン!
まさに贅沢な秋といったところ。
神南カリーは飛び抜けた個性があるわけではないのですが、
かといってレトルト的薄っぺらさがあるわけではなく、
いわゆる日本式カレーライスとしてはなかなか良い線行っている印象。
渋谷で「あ、カレー食べたい」と思った時、気軽に入れる選択肢としては十二分なクオリティです。
カレーパンもあるしね。
便利便利。
↓一日一回。クリックはこちら



神南カリー 渋谷店 (カレー / 渋谷駅、神泉駅、明治神宮前駅)
「本場シェフが作る本格インド料理」
「ヘルシー創作インド料理」
「本格薬膳インド料理」
「インド料理=スパイス=辛い食べ物 それは間違いです!」
「当店では化学調味料は一切使用しておりません。」
「お子様からご家族全員で本場の味がお楽しみ頂けます。」
中野新橋にあるインド料理店「ガンガ」。
その看板やチラシに踊る文言がなかなか面白く、ちょっとランチ訪問してきました。
年季が入った店内のあちこちにはエベレストの写真が貼られています。
なるほどこれはネパール系インド料理店ですね。
ランチメニューは一見、標準的な日本インド料理店といった感じ。
しかし、日替りカレーを「本日のまかないカレー」と言っているあたり興味津々。
早速まかなってもらうことにしましょう!
本日のまかないカレー
「蓮根とアスパラのカレー」
ナン、サラダ、ドリンク付き ¥690
・・・安っ!
確かに蓮根を使ったカレーは他のインド料理店では見たことがありません。
「ヘルシー創作インド料理」ならではなのでしょうか。
サラサラのカレーはとても家庭的で、確かにまかないカレー。
なんとも素朴な、素朴な味です。
ナンは薄くてペチャンコ。
一般的には全く受けなさそうな素朴さですが、逆に私にはそれがよかった。
お腹にたまらず、ちょっと香ばしいチャパティのような風合いなのです。
ひなびた素朴さがヘルシーともとれる、とっても渋いお店。
ディナーメニューを見せてもらったのですが、そちらはなかなかバリエーション豊か。
ゴアフィッシュカレーに、チキンマドラスカレー、ポークサグといったカレーをはじめ、ビリヤニや、チョウメン、モモまで幅広いラインナップの様子。
夜は夜でどんな味を出すのか、ちょっと興味ありますね。
ご馳走さまでした!
↓一日一回。クリックはこちら



インディアンレストラン&バー GANGA 中野新橋店 (インドカレー / 中野新橋駅、中野富士見町駅、新中野駅)
「アビスカ 赤坂店」が閉店した跡地に2011年11月2日オープンした新店。
「インド・バングラデシュ料理 ショナルガ」
「ショナ ルパ」の上位魔法みたいで強そうな名前ですね。
赤坂界隈でバングラ系はなかなか珍しいかも。
シェフはバングラデシュ人とインド人の二人体制、ホールはネパール人女性とバングラデシュ男性という、南アジア三国共同戦線。
・・・とはいえ見る限りメニューはナン・カレー・タンドリー料理といった日本標準インド仕様で、
バングラデシュ色が色濃いものは特に見当たりませんでした。
実際私以外のお客さん達は判を押したようにバターチキン&ナン。
そりゃそうでありましょうて。
私は・・・と言えばその中でもお店のオリジナリティが出てそうなメニューを注文してみましたよ。
ワンプレートセット ¥900
キーマカレー
チキンティッカ
ライス
サラダ
ドリンク
のセット。
ワンプレート仕立てのキーマカレーは思った通り、「これがキーマカレー?」と思ってしまう独特さです!
キーマ少なめ、タマネギサラサラ、ショウガがガツっと効いた、シャバめのカレー。
バングラデシュ風、とまでは決して言えないものの、ネパール人やインド人シェフが作るカレーともまた違う。
小さい頃からベンガル料理を食べてきた舌のシェフが日本標準のインド料理にあわせて作ろうとして、合わせきれず独特になっちゃった、そんなカレー。
なんとなく、王子あたりのバングラ系インド料理店に通ずる可愛さがありますね。
こちらのお店、ランチ時はナン、ライスおかわり自由。
それはこのワンプレートセットにも当てはまって、「ライスおかわりどうですか?」とか聞かれるワケですが・・・
まぁ、ワンプレートだからね~(笑)
あ、それと、笑顔の接客はなかなか素敵。
頑張ってほしいですね。
ご馳走さまでした!
↓一日一回。クリックはこちら



インド&バングラデシュ料理 ショナルガ (インド料理 / 赤坂駅、溜池山王駅、六本木一丁目駅)
海浜幕張。
千葉カレーを語る上で外すことのできないインド料理の名店。
行かなきゃ行かなきゃと思いつつ、時が経ち(だって遠いんだもん)漸くの初訪問です。
「デュワン幕張店」
駅から少し歩き(これがまた何もない真っ直ぐな道だから遠いんだ)、
免許更新センターのちょうど道路向かい。
周りの飲食店には当然のように合格祈願メニューが並ぶ中、ここだけはストイックなインドを貫いています。
広々とした店内・・・に見える大きな鏡がある店内。
こんな場所なのに(失礼)客の入りが上々なのは流石です。
お一人様は厨房が見えるカウンターに陣取るとしましょう。
オッホッホ。よく見えます。
さてこの日はランチ訪問。
「カリーランチ」はカリー二種。
一方「タンドリーランチ」はカレーが一種のかわり焼き物が付いてきます。
これは迷いますね。
・・・迷った挙句、最良の選択を発見しちゃいました。
カリーランチ ¥1000カリー二種
サラダ
アチャール
ナンorライスドリンク
に加えて・・・
タンドリーチキン(1P) ¥250完璧です(笑)
焼き加減、ジューシー加減、スパイス加減と絶妙のバランスのタンドリーチキンは頼む価値あり。
ナンはしっかり丸ナン。
ナンが丸い店に悪いお店はありません。
だってしずく型より難しいみたいですからね。
ランチドリンクは「トマトスープ」を選択。
・・・ドリンクなのか?でもこういったディテールにこそ、インド料理への本気が感じられますよね。
ダールパラック
豆&ほうれん草のカレー。
想像を遥かに超えた水分の飛ばし具合でまさにペースト状。
その分豆とほうれん草の香ばしさがダイレクトに伝わる良いカレーとなっています。
良い!
バターチキン
ここに来たら頼まにゃならぬカレーとして知られるバターチキン。
何故って?
そりゃあ。
一口食べて分かる、アジャンタの血脈。
そう、こちらの店主デュワンさんは検見川「シタール」出身。
「シタール」といえば、「アジャンタ」出身の日本人シェフが各地で手掛ける、綺羅星の如き名店のひとつに挙げられるお店です。
インド人シェフの店で修業した日本人シェフの店で修業したインド人シェフの店、なんてちょっと複雑ですが(笑)、
「アジャンタ系」のトレードマークともいえる奥深いバターチキンの味をこの「デュワン」もまた、引き継いでいるのですね。
ただし他のアジャンタ系バターチキンと比べると幾分カジュアルで塩気強め。
幕張の潮風がなせる技でしょうか。
ともあれバターチキンは確かにマストアイテム。
検見川「シタール」、船橋「サールナート」に加えこの「デュワン」。
「バターチキンは千葉県の名産品」と言い切っても良さそうな充実ぶりです。
ご馳走さまでした!
今度は夜に伺いたいですね!
(でも遠いんだよな・・・)
↓一日一回。クリックはこちら


渋谷のはずれ。
アフリカ・中東をはじめ、マニアックな国々のマニアックな料理が楽しめる小さなお店「ロス・バルバドス」。
カウンターのみの店内はコテコテのエスニック調ではなく、ちょっと洗練された隠れ家バーといった雰囲気。
世界中の人々が集まるパリの移民街をイメージしているのだとか。
店内に流れるのはザイールのポップス。
そして壁に張られているのはザイールの写真です。
この日訪問したのは14時過ぎ。
ランチタイムが17時までというありがたいスタイルに感謝感謝。
前菜として出てきたのはこちら。
ひよこ豆のペースト見目麗しく、そしてべらぼうに美味い!
のっけから驚きました。
ダル・コルシュ ¥800ペルシャ風レンズ豆のカレー。
ストレートにスパイシー、なかなかの辛さ、その中に広がる微かな酸味。
いやぁ、美味いですね!
日本式にワンプレートのライスカレーとなっているのも一人ランチには嬉しい仕立てです。
極深煎りエスプレッソ ¥200
スーダンのココナッツケーキ ¥200ランチ価格が嬉しいドリンク&デザート。
一品一品が丁寧でとても嬉しくなります。
・・・しかしマスター、こんな小さな店の小さな厨房で、よくもこれだけ様々な国の料理を作り出すもの。
素直にビックリ、素直に脱帽!
ご馳走さまでした!
食べてみたいメニューが多くて非常に困ります!
↓一日一回。クリックはこちら



ロス・バルバドス (バー / 神泉駅、渋谷駅、代々木公園駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
白山駅を降りるとすぐの場所に南アジア系のお店が二つ。
その一つがこの「デウラリ」です。
「デウラリ」とはネパールで「山の茶屋」といった感じの意味。
白山という地名にもぴったりの店名ですね。
この日はランチでの訪問です。
ネパール色が濃厚なインテリア。
付近に通うギャル系女子大生たちがネパール料理を食べているのがなんとも微笑ましいですよ。
ネパールダルバートセット ¥1160ネパール風カレー
ダル
サフランライス
アチャール
サラダ
ドリンク
という内容。
しかし数年前と比べたら、ダルバートを出すネパール料理店も増えましたね。
東京ネパール人の誇りも少しは回復したということでしょうか。
だとしたら喜ばしいことです。
ネパール風カレーにはチキン、大根、そして黒目豆などが入っています。
辛くしてもらったのがなかなか良く、メリハリのある美味しさでした。
ダルはかなりドロッとした仕上がり。
豆は数種入っていてなかなか手の込んだつくりですね。
華やかさはないですが、家庭的、かつ良心的なダルバート。
チャイの器にもぬくもりが感じられます。
ほっとするその味は、まさに「白き山の憩いの茶屋」。
このお店のダルバートが、ここで大学生活を過ごした人々の「青春の味」になる日も近いのでしょうか。
ご馳走様でした!
↓一日一回。クリックはこちら



デウラリ 白山店 (ネパール料理 / 白山駅、本駒込駅、東大前駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
タイ焼きガール3uzさんが手がける画期的なグルメタイ焼き屋さん「TAIYAKI DINING BESUGO」。
夏に神宮前の名店「みのりんご」とコラボし、好評を博したキーマカレータイヤキが、
装いも新たに秋バージョンとして帰ってきましたよ!!
両店のロゴがドッキングしたポスターも復活!
まず登場するのはポトフ風スープ。
作っている人自身が食べるの大好き人間ですから、
手のかけ方も営利度外視(笑)
そして・・・登場しました。
BESUGO×みのりんご キーマカレーグルメタイヤキ 秋バージョン!見てくださいこのビジュアル。
たい焼きの既成概念を見事に覆し、キーマカレーの概念をも見事に覆した、
まさにオリジナル中のオリジナル料理。
五反田「ダカーポ」の鯛うどんとはまた別のベクトルでたい焼き×カレーの融合を試みた意欲作です。
秋バージョンは「みのりんご」のスパイシーなキーマカレーにとろとろチーズをオン、
さらに秋らしくナッツがふんだんに散りばめられています。
そして「BESUGO」独自の堅焼き生地には丁寧にもスパイスが練りこまれているという・・・!!
これは夏バージョンよりもさらにバランスよく、しかも変化に富んだ味と食感が楽しい傑作ですね!
セットのゆかりごはんとのバランスも楽しく。
食後にはコーヒー&かぼちゃプリンという贅沢さ。
まさにグルメタイヤキ!
こちらのメニューは残念ながら10/11にて終了。
しかしこの満足度の高さ、是非とも季節ごとの定番になって欲しいものです。
次回冬バージョンの実現のためには、お客様からの熱い要望が重要・・・ですよね!!
キーマカレータイヤキ以外にも、次々と斬新なグルメタイヤキを繰り出していく「BESUGO」から、今後も目が離せないようです。
ご馳走様でした!!
↓一日一回。クリックはこちら



創作料理 | 中目黒駅、代官山駅、恵比寿駅
昼総合点
★★★★☆ 4.0
西武池袋線東長崎に本店を構えるインド・ネパール料理店「マサラハット」。
今日はその池袋店へとディナー訪問。
「もうやんカレー」のちょうど真上、恐ろしく殺風景なビルの四階に店はあります。
なかなか入るのに気が引ける外観ですが、中へ入るとゆったりスッキリ。
ナン、カレー、タンドリー料理などの定番セットが居並ぶメニュー。
値段もそんなに安いわけではなく躊躇していると・・・
ページの片隅に番外編のような扱いのこちらを発見。
ダルバットセット ¥1250
いわゆるダルバートです。
ダールカレー、アルゴビ、サラダ、ネパール風ピクルス、ライス、チャイのセット。
注文時にナンかライスかを聞かれるあたり、日本ネパール料理の歪んだ現状が垣間見えますね。
だってそもそもダル=豆 バート=ご飯なのですから。
それにしてもバートの盛りの凄いこと!
パックマンを追いかけてた奴を思い出すカタチです。
ダールもアルゴビも見た目は地味ですが、なかなか辛い。
わかりやすいメリハリでB級な食欲を刺激します。
ライスはモチモチ炊き加減。
ダルバートにはこのくらいが丁度良いですね。
漬け物はネパール定番玉ねぎのアチャールではなく、甘いキュウリ漬け。これがまたまた大衆食堂感を際立たせているのです(笑)
食後にはホットチャイ。
ホッと一息ご馳走さま。
地味シブなダルバートでした。
たまには良いですね。
↓一日一回。クリックはこちら



Masala Hut 池袋店 (インド料理 / 東池袋駅、池袋駅、東池袋四丁目駅)
そこに行けば、どんな夢も叶うと言うよ。
誰も皆、行きたがるが、遥かな世界。
その国の名はガンダーラ。
何処かにある、ユートピア。
どうしたら行けるのだろう、教えて欲しい。
・・・ほぼ一年ぶりにお招きの光栄にあずかった「マンションカレー」。
知る人ぞ知る、インド料理界のユートピア。
今のようにブログやSNSが隆盛を極める遙か前から、
インド料理への熱い思いを旗印に集ってきた「秘密結社」。
普段一般人にその存在は全く知られていないものの、
カレーやインド料理を狂ったように食べていると、いつしか見えてくる理想郷。
マニアを極めた南インドのあの店や、日本のインド料理界のゴッドファーザー的存在のあの老舗、
東京のはずれにある究極のネパール料理店や、ベンガル料理のあの名店・・・・
極めようとすると、見えてくる。
すべて、つながっている。
オリンポスの神々の、そのまた上の世界。
ウラヌスにガイアにクロノス。
まさにインド料理界のティターン神族ともいうべきつながり。
そう書くと、なんとも厳かで静粛な場所を想像してしまうかもしれませんが、
いやいやこれがなんとも和やかで、心地よいのです。
そりゃあそうでしょう。
お店の収益すら考える必要のないインディペンデントな場所で、
日本でしか味わえることのない四季の情緒とともに、
日本で食べることのできる最高レベルのインド料理を、
想像を絶する調理センスを持つ幻の名シェフが目の前で作り、
想像を絶するグルメな方々と共に食するのですから。
ここではバスマティ米がピンと立ち上がっています。
「完璧に炊けばバスマティは立つ」のだと。
しかしここまで完璧に立ったバスマティライスをお店でみることはありません。
私が以前、立ったバスマティを見たのはちょうど一年前。
そう、同じこの場所でです。
今回いただいた料理は以下の通り。
秋刀魚のジョル
ベンガル風魚カレー
ケララフィッシュ
酸味と辛みが特徴的なケララ風魚カレー
ケララチキンカレー
静岡産の骨付き鶏を大きめにカットした極上のシンプルチキンカレー
ラッサム
ムングダルのラッサム
ケララビーフカレー
鹿児島、三重、佐賀産の高級黒毛和牛を使用したスパイシーな大人味のカレー
ダール
長時間煮込んだ豆カレー
キーママサラ
鶏挽肉のスパイシーな炒め物
ニガウリのサブジ
ニガウリとトマトの汁気のない炒め物
サツマイモのコロンブ
南インドの伝統的な野菜スープ
赤タマネギのライタ
ワダ
ウーラッドダルをすり潰した甘くないドーナッツ
カジュラ米のキチュリ
高級香り米と豆のおかゆ
MIXダルスープ
北インドの伝統的な辛い豆スープ
料理の説明は
こちらの方の記事からいただきました。
会合の詳細について興味ある方は合わせてお読みくださいませ(笑)
ここに集う皆様は、本当に美味しいものをよく知っています。
そんな人たちが相手だからこそ、作る側も最高のパフォーマンスを出せるのでしょうし、
どんなお店でも味わうことのできない最高の料理を一緒に楽しめる幸せがあるからこそ、みんな本当にリラックスした笑顔になるのでしょう。
今年からは完全招待制になり、さらに神秘のヴェールを深く纏うことになったこの会。
そこに参加させていただけるだけでも、
あぁ、狂ったようにカレーばかり食べてきてよかった、と思えるのです。
人間どんなにくだらないと思えることでも、ひたすら続けていれば、
神様は何か素敵なご褒美をくれるものなのですね。
「どんなにくだらないことでも、10年続ければそれでメシが食える」by みうらじゅん
あぁ、今日も夕日がスパイシー。
(過去記事)
「マンションカレーの熱い夜。」 「マンションカレーで、秋のチャクラ開き。」↓一日一回。クリックはこちら


赤坂・溜池山王に登場した、カツカレーがウリのとんかつ屋さん「とんかつ水野」。
2011年10月5日にこの地に移転してきました。
ちょっと渋い路地裏にあるので、自力で見つけた人は偉い偉い。
燦然とはためくカレーの幟を横目に古いビルの階段を二階へと上がれば、出来たばかりの綺麗な店内へ。
レギュラーのカレーメニューは7種類。
カレーライス ¥735
コロッケカレー ¥893
メンチカツカレー ¥893
ヒレカツカレー ¥945
エビフライカレー ¥1050
カキフライカレー(10月~3月) ¥998
その他、本日のオススメとしてメンコロカレーなるものも。
メンチカツカレー ¥893
昔「893愚連隊」という映画がありましたね。
そんなことはどうでも良いとして、肉厚なメンチカツの迫力はなかなかのもの。
スプーンで切ってみれば、衣サクッと、中ギッシリ。
これは良いですよ。
カレーはいわゆる日本式カレーライス。
ビーフのコクがよく出てなかなかのもの。
そして何よりも、とんかつ屋さんのカツカレーが陥りがちな「ジューシー
なカツの油がご飯をベトベトにする」ことが全く無いのがポイントです。
胃もたれの少ないタイプのカツカレーと言えましょう。
コーヒーは四種類。
モカブレンド ¥300
キリマンジャロ ¥300
ブルーマウンテン ¥300
アイスコーヒー ¥450
赤坂としては破格の安さです。
しかも食事客はさらに半額!
喜ばしい!
キリマンジャロ ¥150
これなら普通にカフェ使いもできそう。
普段使いのカツカレーとして、安心できる品質のお店。
良い場所に出来ました。
今度は出前も頼んでみよう。
ご馳走さまでした!
↓一日一回。クリックはこちら



とんかつ水野 (とんかつ / 溜池山王駅、赤坂駅、国会議事堂前駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
| ホーム | 次のページ