
なんだか黄昏ている様子のヒガシ。

悩み事でもあるのでしょうか?

餌を与えてみましょう。
本日のメニューはミルワーム。
!!
じーっ。
チャージ!!
むしゃむしゃ
・・・。
むしゃむしゃ
・・・。
にこっ。やっぱり・・・
食事の後はいい笑顔。
爬虫類には、
783640(ナヤミムヨウ)ですね。
以上、
解説はわたくし、
「葉巻くわえてチョイ悪風」な、
クレスがお贈りしました。
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世の中に、「渋い魚」はいっぱいいるけど・・・
本当に「渋い魚」とは、こういうのを言うんですぜ!
パレートロプルス・マナラモ学名:Paretropllus sp."Manaramo"
最大長:25cm
原産地:マダガスカル島
なんだか呪文のような名前ですが、
マダガスカルに生息するシクリッドの一種。
幼魚時は(本当に)地味ですが、
成魚になるとボディはメタリックな青緑色に、
各ヒレは赤く染まり美しくなるそう。

・・・まあ、見る限りミニチュアの鯛ですが。
こう見えて10年前には
10万円を超える高価な種だったとか!?
輸入自体が非常に稀なのです。

さて、シクリッドとはスズキ目スズキ亜目カワスズメ科の魚のことで、
魚類の中でも最も進化したグループの一つ。
南米大陸のエンゼルフィッシュ、ディスカス、オスカーや、
アフリカ大陸のペルマト、ティラピア、フロントーサがおなじみですが、
実はこの、
淡水で高度に進化した魚が、
大西洋という大きな海をはさんだ2つの大陸に分布しているという事実が、大陸移動説の一つの証明となっているのです。
さらに、シクリッドは本種をはじめマダガスカル島と、
あまり知られていませんがインドとスリランカでも少数見られ、
このことがインドとマダガスカル島が昔アフリカ大陸と(南アメリカ大陸とも)
陸続きであった証拠とされています。
そう、
インドは大陸移動でアフリカから切り離され、ユーラシアに衝突したのですよ。
その時の衝撃で衝突部分が盛り上がったのが今のヒマラヤ山脈だと云われています。
われわれが水槽で飼育する魚たちにも、
地球の大きな歴史が刻まれているんですね。
誇り高きマダガスカルシクリッド、
パレートロプルス・マナラモ!
・・・まあ、見る限りミニチュアの鯛ですが。
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サンリオとプレコが夢のコラボ!ってな感じのプレコ。
ファンシースポットペコルティア学名:Hypancistrus inspector
別名:オリノコスタークラウン、L-201
最大長:12cm
原産地:南米・オリノコ水系
学名を見るとHypancistrus inspector とあるように、
実際はぺコルティアではなくHypancistrusの仲間。
Hypancistrus属には、クイーンアラベスクやキンペコ、
そして有名なインペリアルゼブラがいます。
ファンシースポットペコルティアという名前は、
少し前までこういった体型の小型プレコはみな、
「とりあえずペコルティアだろ!」って感じで名前が付けられていたその名残です。
海外ではプレコの不明種はLナンバーと呼ばれるもので整理されており、
例えば本種はL-201 と呼ばれていたものにあたります。
理性的ですね。
Hypancistrus属のプレコはどれも黒白のメリハリが利いた模様が美しく、
インペリアルゼブラはストライプ、
クイーンアラベスクやキンペコはネットワーク模様、
そして本種は水玉模様です。
それにしてもファンシースポットって名前はどうよ・・・
と思っていたんですが、
実はこの個体、状態によって・・・

スポットが淡い
ピンクに染まります!

黒地に
ピンクの水玉模様、
まさに原宿あたりのファッション感覚!
充分に、ファンシーですね。
キティちゃんが自宅でプレコを飼うとしたら、
きっとこの種でしょう。
このスポットには個体差があり、
大きいもの、小さいもの、乱れたものなどがいるようです。
スポットの大小で見た目の印象ががらり変わるのですが、
その違いごとに余計な販売名をつけられないよう祈ります。
キンペコなんて大変なことになってますから。

流木に隠れてますが、目立ちすぎです。
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「インデアンカレー」でおなじみカレーの老舗「せんば自由軒」。
そのカレーがせんべいになりました。

なかなか素敵なパッケージ。
ベタ飼育に最適です・・・じゃなくて、
小物入れとかに使えますね。

レトロな駄菓子屋風のラベル。
せんべいにカレー粉がまぶしてあるのですが、
このカレー粉が濃厚でなかなかよいです。

せんば自由軒各店で買えるほか、ネットでも取り寄せ可能。
ところでこの自由軒、2つあるのはご存知でしょうか?
一つはこの
「せんば自由軒」(株式会社自由軒 本社:大阪市中央区)そしてもう一つは
「大阪・難波 自由軒」(株式会社自由軒 本社:大阪市阿倍野区)この2つ実は経営者が親戚筋なのですが、経営はまったく別。
いわゆる暖簾わけっていう感じでもなく、なかなか複雑な因縁がある様子。
お互いのHP上でもそれぞれの言い分を主張しあっていますが、
こういう諍いがあることを最初知ったときは、正直ちょっとショックでした。
せんば自由軒HP「せんば自由軒豆知識Q&A」大阪・難波 自由軒HP「本物の自由軒」どうやら、自由軒発祥の地は今の難波自由軒の本店のところ。
昭和40年代に兄弟親戚がいくつか自由軒という名前の店を出店。
自由軒の創業者としては親戚皆が「自由軒」という名前で栄えればいい、
という思いがあったのか、支店という形ではなく別経営という形での展開。
せんば自由軒もその一つでした。
その後80年代になって自由軒のカレーが人気上昇。
発祥の地で伝承を頑固に守りたいという難波に対し、
自由軒の味を広めたいという姿勢をとったせんば自由軒のほうが、
メディアにもどんどん紹介され、関東にも支店を出し、
かの横濱カレーミュージアムにも出店し、
レトルトを出したり通販を始めたりと精力的に活動。
(ちなみに難波はカレーミュージアム出店を断っています)
その折、せんば自由軒が単に「自由軒」という名前で広まったため、
別経営の本家、難波自由軒としては面白くないことになってしまった、
ということらしいです。
単純化して言えば、
伝統にこだわり、頑固に守り続ける難波と、
ビジネスの時流に乗り、進撃するせんば、
その確執、といえるでしょうか。
伝統を頑なに守る大切さ、世の中の変化に対応する力、
どっちも大事だとは思うのですが、
上に紹介したようなHP上での対立はあまり気持ちのいいものではありませんね。
私は難波の自由軒本店にも行ったことがあり、
正直かなりボロボロでびっくりしたのを憶えています。
「ここがあの自由軒の本店?」と。
もちろん今思うと「あの自由軒」とは「せんば」のほうだったのですが。
それでもさすが、本店のカレーはおいしかったですし、
逆にカレーミュージアムに出店していた「あの」せんば自由軒の味が東京でも、
自宅でも楽しめる事はそれなりに喜ばしいのです。
ここは一つ、兄弟手をとりあって、自由軒をもりあげていってくれたら、
と願うのですが・・・いかがでしょう。
と、言ってる矢先に、なんと難波自由軒のほうのカレーせんべいも発見。

こちらはソースを絡めた「しっとり仕立て」のぬれせんべい風。

新大阪駅の土産店では「せんば」と「難波」両方のせんべいが買えます。
お好みでどうぞ。
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※2024年2月追記
本記事で取りあげた「ビルマレッドフィンスネークヘッドは𝐶ℎ𝑎𝑛𝑛𝑎 𝑟𝑢𝑏𝑜𝑟𝑎 として2024年に新種記載されました。
⇒
Four new species of Channa from Myanmar (Teleostei, Labyrinthici,Channidae)先週末、東熱帯魚研究所にて入手した謎のスネークヘッド。
衝撃の美種です!
ビルマレッドフィンスネークヘッド学名:Channa sp.
最大長;不明(20cm程度?)
原産地:ミャンマー?
インボイス(入荷名)は「ビルマレッドフィンスネークヘッド」。
最近注目のミャンマー(ビルマ)からの新着のようですが、
実際には定かではありません。

全体の雰囲気はレインボースネークヘッドやスチュワートスネークヘッドに近くスリム体型。

しかしレインボーにはない腹ビレがこいつにはあります。
レインボーよりドワーフに近縁なのでしょうか。

胸ビレには同心円模様。
その付け根にはドワーフのようにコバルトブルーの斑点があります。

その他の各ヒレはブルーに染まり、エッジはオレンジに縁取られています。
どうしてレッドフィンなんて名前が付いたんでしょうか(笑)?

結構ボロボロですが、スネークヘッドですからすぐ再生するでしょう。

尾びれにはメラニンパターン(黒色色素)が見られます。
これはミャンマーに生息する、
ハーコートスネークヘッドが持っている特徴とされます。
しかし、一番のポイントはその体色。

オルナティピンニスのようなスカイブルーと、
ハーコートのような明褐色のモザイクパターン。
こんなのは見たことありません。

顔の横にはメタリックシルバー。

そして体側にはうっすらとオルナティピンニスのような模様が入ります。

↑こちらは導入直後の写真。

かなり謎満載のスネークヘッドです。
ちなみに同時期の便で
「ブルースチュワートスネークヘッド」なる種が
一緒に入荷してきているのですが、
こちらにも腹ビレ有り無しの2種が混じっています。
腹ビレありのタイプは
「スネークヘッドガロ」とかなり類似しており、
腹ビレなしのタイプは
「チャンナ・オリエンタリス」の大型個体に似ています。
しかしガロはインド、オリエンタリスはスリランカと分布が全く異なっており、
このことからも、「こいつら本当にミャンマー産?」という疑問が出てきているようです。
実際にはシンガポール経由便で「一緒にプルクラなんかがいたからミャンマー産だろう」
くらいの信頼性だとか。
そうなるとこの「ビルマレッドフィン」も本当にミャンマー産かどうか
わからなくなります。

・・・ビルマでもなくレッドフィンでもなかったら・・・名前どうすんのかな?
謎だらけなんで、
「エニグマスネークヘッド」なんてどうかしら?

混乱が続くスネークヘッドの世界ですが、
次々不明種が登場するのは面白いといえば面白いこと。
思わぬ美種がまだまだ世界のどこかにいそうですよ!
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久々登場!
ルイーこと
ゴマバラトカゲモドキ。
→過去の「ゴマバラトカゲモドキ」記事は
こちら。

相変わらず、ただならぬ妖気を漂わせています。

この眼。アニメだったら100%悪者ですね。

こちらがオス。

餌にコオロギを与えてみます。

ぬぅーん。

・・・・。
この「絶対人間には懐かねぇぜ!」っていう気高さが、
逆にルイーの魅力なのですよ。

さて、こちらがメス。

餌にコオロギを与えてみます。

・・・・。
やはり無視ですね。
ルイーは夜行性。
明かりをつけた人前で愛嬌を振りまくなんてことは全くありません。
振りまくのは愛嬌ではなく、強烈な妖気だけ。
「最も妖怪っぽいトカゲモドキ」と言われるのもよく判ります。
・・・試しに、明かりを消してみましょう。

あっ!!
早速コオロギ追っかけてるやん!!・・・本当はお腹空いてたのね。
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ポリプテルス・パルマス・ビュティコファリー学名:Polypterus palmas buettikoferi
別名:ポリプテルス・パルマス・ビュティコフェリー、ポリプテルス・ローウェイ、ポリプテルス・レトロピンニス
最大長:40cm
原産地:リベリア、カメルーン、セネガル、ソリマ川、カーサモンス川、セントポール川など
かつてローウェイとかレトロピンニスとか呼ばれていた種。
ポリプテルスの分類は何度も何度も混迷を極めており、
現在はパルマスの亜種ということになっています。
(レトロピンニスは別種の名前になっています。
こちらを参照。)
パルマスには現在3亜種が記載されています。
パルマス・パルマス・・・・・・基亜種。現在は全く輸入されません。
パルマス・ポーリー・・・・・・最も流通が多く、普通にパルマスといえばこの種類を指します。
パルマス・ビュティコファリー・・この種です。
しかし正直、
ビュティコファリーと他の2亜種とは外見から何から随分異なっている様子。
おそらく、分類学者たちも、
・・・うーん、やっぱり別の種だよなぁ・・・・でもなぁ・・・・
・・・今そんなこと言ったら、また混乱するしなぁ・・・
・・・めんどくさいなぁ・・・亜種ってことで片付けとくか・・・・
って感じだったのでは?
いずれまた混乱する予感・・・
その時に備え(?)うちではこいつを「ローウェイ」と呼んでいます。
そもそも、ポリプテルス・パルマス・ビュティコファリーって名前長すぎ!

ポリプテルスの中でも成長は極端に遅く、
うちでも2年で1~2cm成長したかどうか。
活発に泳ぐパルマス・ポーリーと異なり、
物陰に隠れていることが多いポリプですが、
運動量の少なさも成長の遅さに影響しているのでしょう。

このように慣れて出てくるまでに1年以上かかりました。
古代魚と呼ばれる魚の中では異例なほど少食でもあります。
体色にはバリエーションがあり、
ブラウンタイプ、イエロータイプの他、ブルータイプなんてのも存在します。

うちのはイエローですね。

色の鮮やかさ、明るさ、派手さはポリプ随一。
しかし、
一番のポイントは、
黄色く発色したスポット模様の頭部の美しさです。

ほら、

ほら、

ほら。
古代魚にしておくのがもったいない美しさです。
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トール・プロゲネウス学名:Tor progeneius
英名:Jungha mahseer
別名:ジャンガマハシール、ジャンガマースフィアーバルブ
原産地:インド
最大長:60cm
アロワナカープの呼び名で名高いトール(Tor)属の一種。
インボイス(入荷名)はトール・プロゲネンシスでしたが、
学名で該当する種はないため、
トール・プロゲネウス Tor progeneiusで間違いないと思われます。
トール属は同定が難しく、入荷のほとんどがsp.(~の一種という意)扱い。
学名付きの入荷のほうが逆に貴重です。
ダイヤモンドトール及びトール属全般についての記事は
こちら。
本種はトール属の中でも比較的細身で口が尖っています。
体側はメタリックシルバーを基調に状態によってやや金色がかる傾向。
背びれ、腹びれ、しりびれと尾びれも少し黄色がかっており、
背びれと尾びれには黒いラインが入ります。
このヒレの黒いラインは、
ツインバーアロワナカープと呼ばれる魚や
レインボートールと呼ばれる魚にも共通の特徴ですが、
上記2種は口がそれほど尖っていないので見分けはつくでしょう。
最大サイズは60cm程度(fishbaseによると64cm)で、
2mクラスがひしめくトール属では中型種といえます。
泳ぎは速く活発で、写真におさめるのは至難の業。
口の形からして魚食性は高いと思われますが、
気はそれほど荒くなく、混泳も問題ありません。

トール属独特の4本ヒゲ。
いかにもインドって感じです。
過去掲載の写真から。

奥にいるのはダイヤモンドトール、
上にいるのはオレンジフィンアローバルブ。
一般の人にとっては、
「銀色のコイがただ泳いでる水槽」に見えるんでしょうね。
いちおう現地では「神の魚」なんですけど。
さて、ジャンガ Jungha っていったいどんな意味?
って思ったので検索してみたのですが韓国人の名前しか出てきません。
Jungha=ヨンハ? そうなの?
誰か由来知っている方、教えてください。
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前回の続き。
さて今回は実際の混じり抜き例をご紹介します。
そのテーマ性ゆえ、
少々マニアックとなることをご了承下さい。
●まずは過去に私が経験した、めぼしい混じり抜きをざっと紹介。(販売名)クテノポマ・ウィークシー→(本当は)クテノポマ・マクラータムウィークシーもいい魚ですが、マクラータムは激珍クテノポマ。
ウィークシーよりがっちりして大きくなり、ヒレが黄色に染まります。
入手金額2000円。
(販売名)ストライプラファエロ→(本当は)オリノコドラス柄は似ていますが、顔が細く尖り、黒目が小さく、
体側の白線が細めなので慣れると識別は容易。
結構な確率で混じっています。先日もパ●パ●にて混じりを見かけました。
価格は本来オリノコの方が倍くらいです。
(販売名)スポットラファエロ→(本当は)アカンソドラス柄が鮮明で美しい個体は確かにスポットラファエロに似ています。
アカンソドラスは柄が綺麗なほど高価なので、
安価なスポットラファエロへの混じりは超ラッキーです。
(販売名)オプソドラス→(本当は)オプソドラス・ステュベリ通常「オプソドラス」という名前で売られているのは、
明るめの褐色に黒ゴマのような点がまばらにあるタイプの魚。
時折、茶色の迷彩模様の渋い魚が混じっていますが、
これがステュベリです。
(販売名)ピメロディア・グラキリス→(本当は)ブラキラムディア・メエシグラキリス自体珍しい魚なので得なのかどうかはわかりません。
ただ一つ言えることは、メエシはとてもいい魚です。
(販売名)スレンダーオトシン→(本当は)レオパードオキシロプススレンダーオトシン自体、珍種ですが、その上を行く珍種が混じっていました。
スレンダーオトシンの体型で全身に赤茶色とグリーンの点が散りばめられたとんでもない美種です。
(販売名)ピットブルプレコ→(本当は)パロトシンクルス・スピローソマピットブルプレコとして入荷する中に、ほぼ確実に混じっています。
混じり抜きをやってみたい!と思った方はまずここから始めてください。顔つきがより平べったく(プレコっぽく)、体色がより黒っぽくてスポットがより鮮明です。
よくみると明らかに体型が違うのですぐわかります。
実際に抜いて飼育してみると、全身のスポットが金色に変化して、
「綺麗な超小型プレコ」風になるのでかなりお勧めです。
ただ、ピットブルプレコほどコケ取りはしないようです。
(販売名)ピットブルプレコ→(本当は)パロトシンクルス・ハロルドイスピローソマと同様ピットブルプレコに混じることがあります。
スピローソマとは柄の入り方が違いますが、かなり微妙です。
(販売名)オーネイトキャット→(本当は)オキシドラスこれは衝撃の混じりです。アフリカ産のオーネイトに南米産のオキシドラスが、
どこでどう混じったのでしょうか?
ショップはもちろんパ●パ●。2000円でした。
オキシドラスは1mになる巨大ドラスですが、
15cmになったところで残念ながらトリカラーシャークに舐められて亡くなりました。
(販売名)タイガーフィッシュ→(本当は)ゴリアテタイガーこれも衝撃です。ゴリアテが35000円くらいの時代に5000円で売っていました。
あわてて衝動買いしたのですが、水槽の準備ができず混泳水槽に入れたところ、
翌日にはガラスで頭をぶつけ死亡。
今思い出しても涙が出ます。
(販売名)パールダニオ→(本当は)トール属(アロワナカープ)の幼魚これも衝撃の混じり。3cmほどの幼魚が5匹ほど。
これも衝動買いでしたが、あまり大きくなることはなく3ヶ月ほどで死亡しました。
3匹900円とかだったと思います。
(販売名)ピノキオシュリンプ→(本当は)謎の透明エビ全身透明で、はさみが少し大きい2cmほどのエビ。
詳しくはわかりませんが、エビには混じりの可能性が凄いのでしょうね。
こうして見てみると、混じり抜きの危険性として、
あまりにも凄い魚を見つけて衝動買いしてしまうということがあります。
まあ、私自身の自制心の欠如なのですが・・・反省。
●続いて、購入には至らなかったけれどショップで発見した例を紹介します。(販売名)ブラックランサー→タイランサー全身真っ黒でカッコいいナマズ、ブラックランサー。
よく見ると体側に一本白い線があるのですが、
稀にこの線が全く入らないものが混じっています。
これは別種のタイランサーという魚です。
ブラックランサーより体質的にはデリケートと言われています。
(販売名)タイガーオトシン(バンブルビーオトシン)→グリーンドットパラオトシンタイガーオトシンと同じ体型ですがよく見ると全身に細かい緑の点が入ります。
比較的よく見かけます。入荷した全部がグリーンドットということもあるようです。
(販売名)グリーンネオンテトラ→ヘミグラムス・スティクタスいわゆる「珍カラ」抜きの有名な例です。
「珍カラ」の世界は奥が深すぎるので他の方に任せます。
(販売名)メコンフグ→テトラオドン・アベイ「メコン川のフグはメコンフグ」的ないい加減さで時折入荷します。
ベビーサイズに混じることが多いですが、
大きくなると鮮やかなレッドスポットが綺麗になります。
●次に、「混じり」の中でも特に注意を要する例を紹介します。(販売名)ポリプテルス・レトロピンニス→ポリプテルス・パルマス・ビュティコファリー今や、最も希少なポリプともいえるレトロピンニス。
しかしレトロピンニスという呼び名はかつて、別種のビュティコファリーにつけられていた名前でした。
いまでも年配の方が経営する町の熱帯魚屋さんでは、
ビュティコファリーがレトロピンニスの名で販売されています。注意。
(販売名)ポリプテルス・ビキール・ビキール→ポリプテルス・ビキール(ハイブリッド?)人気沸騰の最強ポリプ。ビキール・ビキール。
最近になって東南アジアブリードと称する個体が入荷し始めました。
しかし、よく見ると明らかに背びれの数が少ないのがわかります。
おそらくラプラディの血が混じっているのでしょう。
貴重な亜種同士の違いをなくすようなことはやめてほしいですね。
(販売名)アフリカンスネークヘッド→ブロッチドスネークヘッドアフリカンスネークヘッドの名前で販売されている魚は
7~8割の確率でブロッチドスネークヘッドです。
模様の微妙な差でしかわからないので「本物」のアフリカンスネークヘッドを
見つけるのは案外大変です。
(販売名)ジャガーキャット→ブラックジャガーキャットorブルドッグキャット最近また入荷が増えてきたジャガーキャットですが、数年前までは入荷のないレア種でした。
ブラックジャガーキャットやブルドッグキャットがジャガーキャットの名で売られていましたが、
これらは大きくなってもヒョウ柄になることはありません。
ちなみにペルージャガーキャットという名前の場合は、ブラックジャガーキャットを指すことも忘れずに。
最近パ●パ●では、ペルージャガーキャットという名前でブルドッグキャットが売られていました。
複雑です。
(販売名)コリドラス・ジュリー→コリドラス・トリリネアートゥス本物のジュリーはほとんど入荷がありません。
今ジュリーの名前で売られているほとんどはトリリネアートゥスです。
ジュリーは頭の模様がきれいな点々になります。
(販売名)コリドラス・アドルフォイ→コリドラス・デュプリカレウスこれはどっちが当たりでどっちがはずれということはないのですが、
背中の黒い部分が横から見て上1/4程度の細さならアドルフォイ、
横から見て真ん中近くまで黒いのがデュプリカレウスです。
しかし最近は中間的な個体ばかりで正直よくわかりません。
(販売名)コリドラス・プンクテータス→コリドラス・レウコメラスレウコメラスの通称、コリドラス・パンクからの連想による単純ミスでしょうが、結構あります。
本物のプンクテータスは全く柄が異なります。
(販売名)コリドラス・エベリナエ→コロンビアエベリナエ一匹数万円もする超高級コリ、コリドラス・エベリナエ。
コロンビアエベリナエはコロンビアで穫れたエベリナエではなく、
コロンビアで穫れるエベリナエに似た別種、ですので注意。
最近コロンビアエベリナエを省略してエベリナエという名で売っているのを見ます。
厳重注意ですね。
※ちなみに今「エベリナエ」を変換しようとしたら「江部里奈絵」ってなりました。
アイドルっぽいですね。
(販売名)フライングフォックス→ガラの一種今一番入荷が多い銀と黒のストライプの魚は、サイアミーズフライングフォックスです。
元祖フライングフォックスは体色が金色になりヒレが赤く染まります。
この2種はコケをよくとり、丈夫なことからとても重宝される魚なのですが、
同じフライングフォックスの名で、
見た目は似ているが全く別の魚が入荷することがあります。
ドクターフィッシュでおなじみのガラ属と推測されますが、
基本的にガラ属は気が荒く、この種もその例外ではありません。
また、水槽に慣れるとコケを全く食べなくなります。
金色がかり、ヒレもほんのり赤くなることから、
体色は元祖フライングフォックスに似ているといえますが、
フライングフォックス2種より黒線が太く、
また顔つきもキツネというよりタヌキといった感じで丸みを帯びています。
しかし決定的な見分け方は、
フライングフォックス2種では体側の黒線が背びれの先まで突き抜けているのに対し、
混じりのガラの一種では、尾筒のところで止まっていること。
私は以前この種を確信犯で飼育していましたが、
同種同士でヒレをピンとたてて争う様子が案外面白かったのを覚えています。
(販売名)ビーシュリンプ→ニュービーシュリンプ中国産で、ビーシュリンプほど色が濃くならないニュービーシュリンプが、
ビーシュリンプの名で売られていることがあります。
購入の際はその違いをしっかり覚えておきましょう。
・・・ざっとこんなところでしょうか。
本当はそれぞれの画像があればいいんですが、
興味ある人はネットや図鑑でそれぞれの名前を調べて写真をみておいてください。
覚えておけば、思わぬトクをするかも・・・ですよ。
もっとも、ネットや図鑑の写真自体間違えていることも多いんですが・・・。
(熱帯魚図鑑の決定版「2100種図鑑」でさえ、
オーネイトキャットとアフリカンスポッテッドキャットの写真が逆だったりします。
洋書のアクアログなんかも間違いが多いです。)
みなさんも、こんな混じり抜きしたよって体験談があれば、
ぜひ教えてください!
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前回に続き、
今回は情報のうまい使い方について。
情報を事前にストックし、自分のものにしておけば、
誤った情報に躍らされないばかりか、
情報の不正確さを逆に利用して大きなアドバンテージを得ることも可能です。
「レッドクリフ」ばりの壮大な前置きになりましたが、
本題に入るとします。
熱帯魚の話です(笑)。
このブログで何度も取り上げているように、
熱帯魚の販売名というのは驚くほどいい加減です。
そこに情報の隙が生まれます。
その隙を突き、
一般種として販売されている中に珍種や高級種を発見し入手する、
これがいわゆる、
「混じり抜き」という技です。
南米小型カラシンやコリドラスではよく聞く話(珍カラ抜き、珍コリ抜き)で下火ですが、
実は今、他のマイナー魚にこそ混じり抜きの楽しみがあります。
特にナマズは狙い目。モルミルスの仲間なんかも凄いですよ。
混じり抜きを楽しむには、目利きの店主がいるプロショップではなく、
時々珍魚や古代魚のワイルド便入荷がある程度の量販系ショップがお勧め。
特に東銀座の某パ●パ●などは
「混じり抜きのテーマパーク」といえるほどの充実(?)ぶりです。
さて次回は、
具体的な混じり抜きの例を一挙ご紹介します。
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今の世の中、最も手に入れる価値があるもの、
それは情報です。
もっとも、愛とか、信念とか、家族とかいった類いを除けばですが。
ビジネスでもギャンブルでも、日々の暮らしでも災害非常時でも、
戦争でもゲームでも、情報を制する者が圧倒的優位に立つ時代です。
ネットや携帯が発達し、欲しい情報は欲しい時に手に入るようになりました。
…果たして本当でしょうか?
インターネットユーザーのほとんどが、情報がタダであることに慣れています。
アメブロも無料ですね。
しかしタダで手に入る情報の限界を常に意識しておかないと、大変なことになります。
タダで手に入る情報には公平性と信頼性の保証が全くないからです。

↑こんなブログでも簡単に上位にでてきます。
「知らない人についていっちゃいけません!」子供の頃、親によく言われたような当たり前の話。
しかしネットとなるとなぜか皆、
知らない人の言うことを簡単に信用してしまう傾向があるようです。
GoogleとYahoo!検索で出てこないものは世の中に存在しない、そういう錯覚が起きる危険。
私たちは情報の正確さを自分で見極める術を身につけておかねばなりません。
そして新しい情報を自分で見つけ、また作りだす力を麻痺させてはいけません。
情報を集め、自分のモノとし、自由に使いこなせば、新しいチャンスが生まれてくるもの。
次回はその一例をご紹介しましょう。
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絶滅危惧種のイグアナを食べちゃったカップル、Facebookの写真がもとで逮捕される 米国イリノイ州のカップルがバハマに旅行に行き、エキゾチックなバカンスの思い出にと、なんと絶滅危惧動..........≪続きを読む≫あれ?
でもこの記事の写真って「グリーンイグアナ」じゃない?
グリーンイグアナだったら普通の爬虫類ショップでも売ってるし、
そもそもそれって食用に養殖したものが流通してるから安価なんじゃなかったっけ?
・・・そこで調べてみました。
バハマの観光サイトなどによると、
首都ナッソーがあるニュー・プロビデンス島から南東数十キロ行ったエグズマ島海洋公園へ、
イグアナを観にいくツアーがあるそうです。
イグアナが生息するのはエグズマ諸島のアレンズ島(Allan'sCay)。
そこにいるイグアナは「アレンサイイグアナ」という名前でした。
写真は
こちらのサイトで見れますが、元記事の写真とはだいぶ違う姿で、
サイイグアナの名前通りヨロイをまとったような姿です。
アレンサイイグアナ学名: Cyclura cyclura
英名: Allan'sCay Iguana
最大長:60cm?
原産地:バハマ・アレンズ島
キュクルラ・キュクルラ・・・
なんだか魔法の呪文みたいな学名ですが、
おそらくカップルが食べたのはコイツでしょう。
Facebookに載っている黒バックの写真はやはり、
ネットかどっかから引っ張ってきたグリーンイグアナの写真ですね。
皆様誤解なきよう。
ただ記事によるとイグアナを食べている写真も載っていたとか。
こちらはアレンサイイグアナを食べてる写真だったのでしょうか。
・・・ちなみに私は食べたことはないですが、
上述した、食用になるグリーンイグアナは鶏肉のような味で、
アメリカでは「ジャングルチキン」と呼ばれているそうです。
ジャングルチキン・・・ジャングルチキン!!ちょっとカッコいい響きです。
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・・・ではなくて、脱皮中のヒョウモントカゲモドキ1号。
さらに美肌になりました。

夜、目をぎらつかせるヒョウモン2号。血走ってますよ。
![FLYING ROPEFISH!-クレス]()
こちらは、まつ毛に脱皮カスが残って気になっているクレステッドゲッコー。

舐めてみるけど・・・

ちょっと届きませんね。
一方、

相変わらず、すがるような目で見つめるヒガシアフリカトカゲモドキ。
こちらは・・・

ずいぶん格好つけたポーズですが・・・

やっぱり三枚目のヘルメットゲッコー。
みんな表情豊かですね。
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テーマ:爬虫類 - ジャンル:ペット
昨日とても久しぶりに、
東熱帯魚研究所へ行って来ました。
道中、
西武山口線の車窓の戸袋に虫がいるのを発見。

ヤマトクサカゲロウ学名:Chrysoperla carnea
別名:ニッポンクサカゲロウ
体長:22~29mm
分布:本州,四国,九州,南西諸島
出現時期: 6~11月 (成虫にて越冬)
クサカゲロウの仲間は、英語でGreen lacewingと呼ばれ、
透き通るような薄緑色の体に美しい透明な羽を持つとても繊細で美しい昆虫。
夜行性で灯火に集まり、夏の夜、家の窓に止まっているのをよく見かけます。
ただ今は2月。
暖かい場所を見つけてそこで越冬しようとして、
そこがたまたま電車の中だったのでしょうか。
地球温暖化の影響での発生ではないことを祈ります。
クサカゲロウの名前は、その草色の体色のためという説のほか、
臭いためとする説もあります。
この昆虫を手でつかむと独特のにおいを出すのです。
但し、クサカゲロウの仲間でもにおいを出さない種も多くいます。

背中に黄色い筋。
おろらくヤマトクサカゲロウでしょう。
クサカゲロウの仲間は、
粘液の糸の先に卵を産みつけ、葉の裏にぶら下げます。
外敵から卵を守るためです。
白い卵が糸の先に垂れ下がる様子が花のように見えることから、
「優曇華(うどんげ)の花」と呼ばれます。
優曇華とはインドの伝説で三千年に一度咲くという吉兆の花。
なんだか幻想的ですね。
幼虫になるとアブラムシを食べて成長します。
そのためヤマトクサカゲロウの幼虫はなんと、
天敵殺虫剤として
農薬登録されているのだそう。
販売もされているようで、
商品名:カゲタロウ
有効成分:ヤマトクサカゲロウの幼虫
適用害虫:アブラムシ類だそうな。
要は幼虫を購入して放し飼いしとけって訳。
こんな農薬だったら使ってても有機栽培といえますね。
成虫の餌は「甘露」すなわちアブラムシの出す蜜や花の蜜など。
クサカゲロウは、
ちょっと臭い以外は綺麗で幻想的で役に立つ虫のようです。


さて、電車が走り出しました。


なかなか風情のある絵が撮れました。
この後、東熱帯魚研究所でまたまた珍魚を入手することになるのですが・・・
そちらはまたの機会に。
乞うご期待。
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コウタイ学名:Channa asiatica
別名:キャリコスネークヘッド、七星魚
最大長:30~50cm
原産地:中国南部、台湾、東南アジア、石垣島(帰化と思われる)
うちにやってきた時は4cmほどのベビー。
2年でここまで綺麗になりました。
飼育して感じたこと。
それは、
おそろしく飼いやすい。ということ。
空気呼吸ができるのでエアポンプ不要。
日本にも生息しているようにヒーターも不要。
電気代は一切かかりません。
実際うちでは、
水質浄化用のベトナムスプライトを浮かべただけのプラケースで2年間、
病気知らずなどころか、いつも背ビレピンピンの絶好調。
毒でも入れなきゃ死なないくらいのタフネスぶりを発揮しています。

頭のいいスネークヘッドの中でも特に飼い主に慣れ、
物怖じしない性格なので、
ペットとしてコミュニケーションを楽しむには最適。
うちでもプラケごとリビングで暮らしていますが、
特にびっくりして暴れるということもありません。
堂々としたもんです。
餌は生き餌から人工飼料まで何でも食べます。
肉食魚ならではのパワフルな食い付きが楽しめます。

実際パワーはかなりあるので、
間違えて指を噛まれないよう気をつけましょう。
痛いです。
何にでも興味を示しパワーもあるので、混泳は考えないのが吉。
吹き飛ばされるようなフタにも注意してくださいね。
その点プラケは安心です。

↑腹びれがないのも特徴。
なんだか、飼いやすさばかり強調してしまいましたが、
トラのような模様のボディの上に、
満天の星のごとくちりばめられた銀ラメは圧巻。
その美しさもスネークヘッド屈指のものだと思います。
体色や模様にはバリエーションがあり、
地色は赤褐色から灰色やグリーンまで。
ラメの数にも個体差があり、ほとんどラメが入らないものや、
赤いラメが入るものもあるとか。

うちのは銀ラメがヒレや頭までびっしり。
超極美個体だと勝手に思ってますが、どうでしょうか?

ときおりベビーが数百円で売っていますが、はっきり言って「買い」。
そこから飼育すればなつくし、
どんどん綺麗になっていく感動も味わえます。
まさにいいことづくしの魚。
電気代不要、
水槽さえ不要のエコフィッシュ。
あなたも一匹、いかが?
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テーマ:熱帯魚 - ジャンル:ペット
青い魚、と聞いてどんな魚が思い浮かびますか?
サバ?
コバルトスズメ?
アオブダイ?
ブルーテトラ?
ブルーレインボー?
ブルームーンギャラクシースネークヘッド?
アオウオ・・・はあんまり青くないですね。
実は、これらの魚は全て、
青い色素を持っていません。
「どう見たって青じゃないの?」
とお思いでしょう。
説明します。
動物の体色は色素胞(しきそほう)という細胞で決まります。
色素胞には細胞に含まれる色素顆粒によって、
黒色素胞・・・全ての光を吸収する
赤色素胞・・・赤以外の光を吸収する
青色素胞・・・青以外の光を吸収する
黄色素胞・・・黄色以外の光を吸収する
白色素胞・・・全ての光を反射散乱する
などがあります。
しかし、青くメタリックに輝く魚は青色素胞を持っていないのです。

(チャンナ・オルナティピンニス)
ではなぜ人間の目には青く見えるのでしょう?
魚のメタリックな輝きは実は、
「虹色素胞」と呼ばれる細胞の中にある、
薄い板状結晶(グアニン)の多層薄膜の光干渉現象によるものです。
「虹色素胞」は非常に薄い膜が何層にも重なってできており、
この重なり方が整った状態になると、鏡のようにビカビカした反射性を持ちます。
サンマやシルバーアロワナ、シルバーグーラミィなどのビカビカした銀色は、
まさにこの状態です。

(ビッグアイカラシン)
しかし膜の重なり方がずれている状態では、反射光スペクトルのピーク幅が狭くなり、
色素がないのにも関わらず、鮮やかな色彩として見えることになります。

(スネークヘッドガロ)
そう、魚が青く見えるのは、
体の表面にある虹色素胞が可視光線のうちの青い光を反射している状態なのです。例えば、最近流行のブルーエンゼルってのも、
虹色素胞の膜の重なり方がずれ、
青い光をより反射する状態になった品種なのでしょうね。
太陽光のもとでビカビカと輝いて見える色は虹色素胞。
変わらないのは他の色素胞と覚えておけば基本的にはOK。
南米の有名なモルフォ蝶の羽根も虹色素胞によるものです。

この蝶も実際には青い色素を持っていません。
ただ、モルフォ蝶などの昆虫では虹色素胞の構造が常に固定されているので、
死んで標本になっても鮮やかな青はそのまま保存されますが、
魚の場合この虹色素胞の膜の重なりは神経で制御されているそうで、
魚が気分によって体色を変えたり、死ぬと色がなくなるのはそのためなのだそう。

(スネークヘッドガロの尻びれ)
そう、
「青い魚」は本当は「青くない」のです。ただし、物事には必ず例外がありまして、
近年、スポットマンダリンフィッシュ(サイケデリックフィッシュ)
という海水魚から初めて青色素胞が発見されました。
マリンアクアリストにはおなじみの魚です。
青色素胞にはまだ謎が多いようですが、
やはり、虹色素胞の青に比べると発色はくすむようですね。
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どこぞの宇宙怪獣ですか?って感じの名前。
そしてホントに怪獣のような姿をした珍ナマズ。
アストロドラス学名:Astrodoras asterifrons
別名:ロボコップドラス
最大長:15cm?
原産地:南米・アマゾン水系
通称トーキングキャットと呼ばれるドラスの仲間。
この一種のみでアストロドラス属として独立しています。
「トーキングキャット」の名前で輸入されるハンコッキートーキングキャットと少し似ていますが、
本種のほうがよりゴツゴツしており、全身のトゲトゲが著しい・・・
一言で言えば、より「劇画タッチ」。
fishbaseでは最大長8cmとなっていますが、15cm程の個体を見かけたこともあり、
実際どれくらい大きくなるかは不明です。
怪獣のような、
変形メカのような、
ファイナルファンタジーのモンスターのような、
いかついフォルムが魅力です。

入荷は稀で、価格も6000~10000円程度となかなか高め。
私は2800円という奇跡的安価で入手しました。

ドラス類が「トーキングキャット」と言われるゆえんは、
まさに
「鳴く」ナマズであること。
しかし厳密には泣き声を出すのではなく、
むなびれの付け根にある歯車のようなギザギザをこすり合わせて
音を出すという仕組み。
![FLYING ROPEFISH!-アストロドラス6]()
↑この部分。
実際ドラスの仲間を網ですくい水から出すと、むなびれを開閉させながら、
「ギッ!ギッ!」もしくは、
「ギーコ!ギーコ!」と音を出すのを観察できます。
威嚇して敵から逃げようとしているのでしょうが、
人間様の手にかかると、
「うわぁ!面白い!! もっとやってー!」てな感じでなかなか水に戻してもらえない悲哀を味わうことになります。

このむなびれは鳴く以外にも役立ち、
例えば、穴に入っているドラスの仲間を引っ張り出そうとすると、
このむなびれをピンと張り、付け根の歯車をロックします。
筋力で踏ん張っているのではなく、
骨から機械的にロックされてしまうので、
穴から引っ張り出すことは不可能になります。
その全身を覆う装甲、そしてトゲを含め、
まさに防御に特化したナマズの仲間なのでしょう。

まるでナウシカの巨神兵。

おとなしく、丈夫で、暴れたりしないドラスの仲間は、
もっとも混泳に適したナマズのひとつ。
(うちにもいっぱいいます。)
その中でもこのアストロドラスは、
特に無骨で、メカニカルで、しかも地味という、
日本全国50人位?のドラスマニアにとって、
まさに垂涎の種なのです。

なにせこのトゲトゲ。
凄いでしょ?
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テーマ:熱帯魚 - ジャンル:ペット
鱗がなく、
えらぶたもなく、
胸びれもなく、
腹びれもなく、
背びれも尾びれも尻びれもほとんどない。
肋骨もなく、
浮袋もなく、
空気呼吸をする。
そんな魚。
シンブランクス学名:Synbranchus sp.
別名:南米タウナギ、シンブランカス
最大長:60~150cm
日本にも生息するタウナギと同じタウナギ目に属し、
見た目も生態もタウナギと類似。
しかしタウナギより巨大化し、
顔つきやエラのつき方が異なっています。


のどの下にあるひだ、これがエラ。
他の魚とはずいぶん異なりますね。
普段はこうやって木の枝のように上を向き、
ときおり水面で空気呼吸をしています。
擬態し身を守りながら、獲物を待っているのでしょうか。
私が始めてシンブランクスを見たのは三鷹にあった伝説の店、
タマ水族館。
店の入り口にある水槽に150cmの大蛇のような魚がいて、
何じゃこれは!
と強烈なインパクトを受けたのを憶えています。
その魚のインボイスは「アナコンダシンブランクス」。
特に大型になるシンブランクスの一種でしょう。
シンブランクスの飼育はいたって簡単。
タウナギに準じるというよりもハイギョに準じる、
と言ったほうがわかる人が多いかもしれません。
要は水替えも、餌も、かなり適当でも平気。
夏の高温も問題なしです。

性質もハイギョにかなり似ていて、
混泳には注意を要します。
性格自体は温和なのですが、待ち伏せ型だからでしょう、
反射的に目の前のものに噛み付く習性があります。
うちもかつて混泳水槽に入れていたことがありますが、
混泳魚の腹に逆V字の傷が付くようになり、
よくみるとこいつが真下から噛み付いた跡だったと判明。
それ以降は単独飼育です。
あと、
見た目どおり狭いところに入り込む癖があるので、
小さいうちは上部フィルターに入り込んだりします。
脱走注意ですね。
混泳と脱走にさえ注意すれば飼育は、
全熱帯魚の中でもトップクラスに簡単といえるでしょう。

幼魚時はオリーブ一色。
成長につれてマーブル模様が出てきました。
シンブランクス科には何種かいるようですが、これがどの種に当たるかは不明。
最もポピュラーなSynbranchus marmoratusかも知れません。

正面顔は愛嬌があります。

こう見るとハイギョみたい。

あ、出てきました!



・・・100cm超えたところ想像したら、ぞっとしますね。
魚というより蛇に似た体型ですが、
現地ではマーティミズモグリ Hydrops martii callostictus
という蛇の餌になっていたりするようです。
私も台湾でタウナギを食べたことがありますが、かなりおいしく、
シンブランクスもやはり美味なのでしょうか。
ちなみにタウナギは上野のアメ横センタービルなどで、
中華食材として生きたまま売られています。
食材扱いなので安く、20~30cmで数百円と言ったところ。
食べるなり、飼うなり、誰か試してみては?
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テーマ:熱帯魚 - ジャンル:ペット

相変わらずシャコ貝の中がお気に入りのヘルメットゲッコー。
むすっとしているのか、
くつろいでいるのか、
ほとんど動こうとしません。
アフリカの乾燥地帯に住むヤモリですが、
やはり水切れは禁物。
ということで、
水の入ったコップを傾け、
プラケ内の水入れに水を注ごうとしたその瞬間・・・
予期せぬことが!コップの縁を伝った水が、
こともあろうにヘルメットゲッコーの頭にビシャッ!そして、さらに・・・
予期せぬリアクションが!!!(ヘルメットゲッコー)
「グエッ!!」・・・え?
グエッ? ってアンタ・・・
しゃべれるんかい!?そうです。
このヘルメットゲッコー、
実は鳴くんです。
いやいや、びっくりしました。
隠してたのね。
普段は動きもしないのに。
動くときといったら、餌のコオロギを捕まえるときだけ。
こんな風に。


体の割に顔デカなんで、
大きいコオロギもOK!


・・・あれ?笑ってる?
・・・と思ったら気のせいでした。

相変わらずむすっとした表情のヘルメットゲッコー。
ナイスキャラです。
※ヘルメットゲッコーの過去記事はこちら→
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テーマ:爬虫類 - ジャンル:ペット
CLAUDIAさんよりいただきました。
今年初のバレンタインプレゼントです。
ありがとう!

http://stat.present.ameba.jp/blog/js/rc/ISB9rpAi2Ihvu6Y49DW4om.js?44OQ44Os44Oz44K/44Kk44Oz44Kr44O844OJ:aHR0cDovL3N0YXQucHJlc2VudC5hbWViYS5qcC9pbWcvZGF0YS8wODEzX05fTC5qcGc="/>
オレンジフィンアローバルブ学名:Hypselobarbus jerdoni
原産地:東南アジア
最大長:46cm
2007年4月、東熱帯魚研究所にて入手。
東南アジアのコイ科は種類が多く情報に乏しい分、
掘り出し物に出会うこともあり、本種がまさにそう。
図鑑にも、ネット上にも、
全くといっていいほど情報がありません。その分育てがいがあるってもんです。
入手当時約5センチの頃はスリムで、
ヒレがオレンジのシルバーシャーク、といった雰囲気だったのが、
今や18センチに成長。体高も出て迫力ある体型になりました。
もう、アロー(矢)って感じでもないですね。
ちょっとアフリカンカラシンのディスティコダスにも感じが似ています。
名前の通りヒレは
オレンジ。
特に腹びれは
蛍光オレンジと言ってもいい鮮やかさ。
腹びれだけなら、コイ科で一番綺麗かも。
腹びれだけなら、ね。
性質は温和・・・とまではいかないものの、荒くもなく、
ときおり他魚を追っかけたりする程度。
まあ普通のコイ科の性質で、混泳には全く問題なし。
体の割に口も小さいので、
魚食の心配も少ないと思われます。
成長は早く、いたって丈夫。

なかなか玄人好みの魚ですね。
この辺は集めはじめたらキリがなさそうです。
やばいやばい。
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テーマ:熱帯魚 - ジャンル:ペット
最新号のアクアライフ 2009年3月号の新着魚コーナーで、
「スネークヘッドsp."エメラルド"」なる魚が紹介されています。
「・・・数年前にも少数がsp.ガロの名で入荷している・・・」とのこと。
そうです。
うちにいる
スネークヘッドガロと同じ種類が、
また斬新な名前で日本上陸したわけですね。
同号のアクアライフではさらに
「ビルマスネークヘッド」という魚も紹介されていますが、
こちらはオレンジエッジスネークヘッドと呼ばれていた種類でしょうか。
スネークヘッドの世界はほんと、
息つく間もなく動いていますね。
ということで今日は、
アクアライフ新着魚コーナー登場記念に、
スネークヘッドsp."エメラルド"こと、
スネークヘッドガロの最近の写真を紹介しましょう。


ヒレの発色はまだまだ。
アクアライフの写真の個体が23cm。
うちのは16cm程なのでもっと青くなるでしょうか?
背びれの色は黄褐色の部分が多く、
2005年のアクアウェーブ37号の個体のほうに近いかも。
(アクアウェーブの個体は30cm)


アゴ下の模様。
メタリックブルーに白銀の斑点。


スネークヘッドというより、
ワイルドベタにも匹敵する鮮やかなメタリックブルー。
この辺の色彩はすでに、
アクアライフの個体にも、
アクアウェーブの個体にも圧勝。



まだ16cm。
これでヒレの発色が良くなれば、
日本一の美個体になれるかも。

・・・でも、
今の「ほんのりブルー」って感じのヒレもまた、
趣があっていいんですけどね。
過去のガロ記事
→「スネークヘッドガロ」
→「本日のガロ」
→「気がつくと一ヶ月過ぎてました。」
→「スネークヘッドガロ上陸」人気ブログランキング参加中。
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テーマ:熱帯魚 - ジャンル:ペット
本日、レーシックの術後検診に行ってきました。
視力を測ると、
左2.0
右1.5
両目で2.0
とのこと。
ほほう、すごいですね。
フラップの状態も良いみたいで、
もうしみる様な感じもほとんどありません。
昨日気になっていたフレアも、
だいぶ落ち着いた様子。
夜道の信号もだいぶクリアに見えますね。
ただ、やはり色の見え方はちょっと変わっている様子。
若干黒が浮く感じ。
マスモニで黒を10~15%持ち上げた見え方・・・っていっても、
わかるのは一部の方だけですね。
まあ、TV放送だって見るモニターによって色はぜんぜん変わるわけだし、
映画も上映環境によってがらりと変わる。
見え方が変わったといってもその範疇です。
心配無用。
迷っている方、気にすることはないですよ。
しばらくの間は目薬が欠かせない生活になりますが、
今のところレーシックは、
「やって損なし」でございます。
あ、そうそう、
もしレーシック考えてる方がいたら、
紹介割引ありますんで、言ってくださいね。
では、次の検査は一週間後。
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※残念ながら閉店しました。昨日のレーシック手術後、近くで昼飯を食べました。
それがここ。
日本初のレバノン料理店だそうです。
レバノンというと戦争のイメージが強いですが・・・
地中海に面しているので、
イタリア料理と中東料理の中間といった感じ。
トルコ料理に似てますね。
本日はこれを注文。
牛肉と野菜の焼肉ランチライスおかわり自由、サラダ、ドリンク付きで990円。
辛いということでしたが、
カレーな感じではなく、
ビーフとトマトの煮込みシチューをご飯にかけてピリ辛にした感じ。
とても食べやすかったです。
さらにセットのコーヒーがgood。
コーヒー豆の粉がそのまま入った「レバノンコーヒー」。
トルココーヒーやバリコーヒーのようなものです。
おかわりしました。
レバノンは「ワインの故郷」と呼ばれていたりするそうですが・・・
残念ながら手術後3日は禁酒なので断念。
毎週土曜夜8時にはベリーダンスもあるようですが、
時間的に断念。
あと、興味深いメニューが・・・
羊の丸焼き 30000円!?手術後の体には無理です。
やはり断念。
レバノン料理 シンドバッド[レバノン料理]
JR・私鉄各線 新宿駅 7分
〒163-1390 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワーアイランドパティオB1F スパイスロード内
(地図)ぐるなびで詳細情報を見る
※2009年2月7日現在の情報です
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レバノン料理 シンドバット (西アジア料理(その他) / 西新宿、都庁前、新宿西口)
★★★☆☆ 3.0
テーマ:エスニック料理 - ジャンル:グルメ
突然ですが、本日イントラレーシック手術を受けてきました。
紹介割引付きで西新宿の「神奈川クリニック」にて。
まあ、レーシックといえば
誰に聞いても「神奈川クリニック」「品川クリニック」「錦糸眼科」の
3つしか挙がってこないわけで、逆に言えばこの3つなら信頼できる、
ってことなのでしょう。
さて、
実際にレーシックを受けようと考えている人のためにも、
具体的な内容を紹介・・・
ってことはあえてしません。
自分で調べ、心配な点をまとめて、
実際に手術を受けようと考えている病院で納得いくまで質問する、
それが一番だと思います。
最近は安全になったとはいえ、やはり手術なので、
病院側もきちんと説明責任を果たしてくれるはずです。
「話と違う!」って訴えられたら病院はおしまいですからね。
手術を考えたとき、
私が一番心配だったのが、術後の後遺症について。
精密なレーザーとを用いるとはいえ目を切る(焼く?)わけですから。
私は映像制作を仕事にしているのである意味、眼が命。
そこは根掘り葉掘り聞きました。
注意する点は以下の通り。
・術後、眼の中に再生しない隙間が残る。外からは見えないし、
普通の生活なら何も問題ないが、例えばボクシングやレスリングなど、
眼を強打する可能性のある格闘技は一生できない。
そういった人には別の手術を勧められます。
・術後、フレアやハローといって、暗いところで光がにじんだり、
まぶしく感じたりする様になる。
通常は数ヶ月で「気にならなく」なる、と言うが、
治ると言うより慣れるといった感じらしい。
・術後、手術前より色が少し淡く見えたり、
輪郭がソフトに見えたりするらしい。
どれくらいの変化なのか、は比べようがないのでわからないそうだ。
・術後、通常より早めに老眼がくることがある。
私の場合、フレアやハローの発生、
そして見える色が変化するということが一番心配で、
手術を受けるかどうか、一瞬思いとどまりました。
仕事に影響しないとも限りませんから。
眼球をカメラのレンズに置き換えると、
フレア、ハローが起こり、
色が淡くなるっていう現象が何を意味するかは大体想像がつきます。
ただ、こればかりは体験者しかわからないわけで、なんともいえないとのこと。
実際、同じような職業の人がそれで手術を思いとどまった例もあるとか。
・・・だがしかし。
迷ったら、やる。
それが一応クリエイターと名乗る職業に就く者の掟。
体験したことのないものを体験する、
そのこと自体が、芸のこやしになるってもんです。
うまくいかなきゃうまくいかないで、
それをネタに脚本でも起こせばいいわけで!
事前に2回、検査・面談を受け、
いよいよ今日が手術本番。
手術室に入り・・・
(中略)
「えっ、もう終わり?」って感じで手術は終了。
「レーザーずれたらどうしよう」ばっかり考えてたんですけどね。
あっさり終わりました。
手術前0.08だったのが、帰るときにはもう裸眼で遠くの文字まで見えます。
いちおう眼を保護するゴーグルみたいのをつけてますが、
まぎれもなく自分の視力です。
科学の力はすごいですね。
手術直後は若干眼がピリピリしますが、
それは数時間で治りました。
さて、気になる「見え方の変化」は・・・
手術直後は全体にもやがかかったような状態。
これは手術直後で眼が腫れているからとのこと。
なるほど、徐々に収まってきました。
帰りの地下鉄。
ホームの案内板(裏から発光するやつ)の見え方に違和感。
よくみると、光がにじみ、黒が若干浮いて見えます。
そう、ハロウですね。
外では、やはり若干色が淡く感じます。
しかしそれは劇的ではなく、映像制作のプロでなければ気づかないかもって程度。
日没後、コンビニまで外出をしてみましたが、
青信号がぼわっと滲み、まぶしい。
あ、これはフレアですね。
・・・と、一通り予想通りの見え方になってました。
手術のしくみから想像し、イメージしていた通りの見え方。
実写の撮影に詳しい人にしかわからない言い方、
もしくはレーシックを受けるかどうか迷っている映像制作者が納得できる言い方でいうと、
要するに、
レンズ前にプロミストが入っています。
レンズを研磨した跡が残っていると考えるとよくわかります。
(実際にはそうではないのですが、近いことが起こっていると考えるのが自然です)
フレアのディテールに注目すると、斜め横方向に拡がるものが多い様子。
おそらくレーザー照射の方向と関係しているでしょう。
街灯のフリッカーに注目しながら移動すると、
フレアが粒子感を持って動きます。
計算どおりです。
まさに。
眼はレンズなのですね。
念を押して言いますが、
ここに書いた「見え方の変化」は一般人にはどうってことのないレベル。
しかし逆に、普段微妙な光や色を扱う職業である私としては、
非常に興味深いレポート対象です。
明日になるとどう見え方が変わっているか・・・
そして一ヶ月後は・・・
おそらく、ですが脳の方で、
視覚情報を受け取る際の処理基準が変化し、
徐々に違和感を修正していくのでは?
と推測します。
たぶん、だれよりも私は、
その変化を客観的に分析できるはず。
楽しみです。
あ、そうだ!
パソコンは3日ほど控えてくださいって言われてましたっけ!
それは無理ですね。
まずは明日、術後検診に行ってきます。
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「ぐっとかみしめてごらん…」
昔関西で日曜の朝やっていた、
「モスクワの味」パルナスのCM。
今流れたら強烈なインパクトですね。
子どもがこのCMを見てお菓子を欲しがるとは思えませんが・・・
やはりこのCM、当時の子どもたちに強烈なトラウマを与えたようで、
35歳~40台の関西出身者に
「パルナス歌って!」というと、99%の確率で歌ってくれます。
ちなみにこのパルナス、
すでに2002年に会社として幕を閉じており現在は存在しません。
といっても倒産ではなく、最後まで黒字経営だったそうな。
ただ、パルナスが作っていたピロシキ「パルピロ」の製法を受け継いだピロシキを
今も売っている店が尼崎にあるようで。
通信販売もやってます。
美味しいピロシキ・パン モンパルナス http://www.pirosiki.com/ピロシキドットコム!?かっこいい・・・
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検索ワードのなかで多いのが「スネークヘッド」「オルナティピンニス」。
みなさん、やっぱり情報が少ないんですね。
そこで今回は人気種チャンナ・オルナティピンニスの写真をぞろっと公開。







こうして見るとやっぱり派手でスタイリッシュですね。

このアングルはまさに蛇頭。

クリルに餌付きました。

案外優雅なヒレの動き。

ときおりヒレをピンと開いて、
くるくる回るしぐさをします。
縄張りを主張しているのでしょうか?
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テーマ:熱帯魚 - ジャンル:ペット
アフリカンマッドフィッシュ学名:Phractolaemus ansorgii
別名:タバコフィッシュ
最大長:15cm
原産地:アフリカ(ザイール川、ニジェール川)
1科1属1種の、
真の「珍魚」にして、
究極の「変な魚」。
なかなか入荷せず、
しかも入荷直後は水質にデリケートということで、
状態の良い個体を見ることは稀。
しかもぱっと見地味。
図鑑にもネット上にもほとんど情報が載っていないという状態。

別名タバコフィッシュということですが、
タバコというよりむしろ葉巻体型。
一見すると、
ポリプテルス?な感じの魚ですが、全く違います。
もっとも近縁なのは台湾に住むサバヒー(ミルクフィッシュ)という魚。
しかしこちらは超普通の体型の魚なんです。

長く伸びた鼻管。
この辺もポリプテルスなどの古代魚っぽいポイント。
しかし、よく見てください。
この魚の「変」ポイントを・・・

口が頭の上にあります!
しかも餌をとるとき、口が高速で前方に飛び出ます!
しかも上あごが飛び出すので意味不明のアクションになります!
しかもその開閉速度が尋常ではなく、某ショップのHPの例えを借りると、
「イジリー岡田が舌を出すスピード(1秒間に5-10回くらい)」!
もしこの魚を入手することがあったなら、
その動きに爆笑してみてください。
高速イジリーで、
コケを取ります!
水面の油膜を掃除します!
あれ?案外働き者?
この魚の「変」ポイントはそれだけではありません。

目の周りに突き出た白いトゲ。
これ、出てるときと出てないときがあるんです。
時には体側後方にも白いトゲがガンガン出てきて、
タバコというより「鬼の金棒」になっていたり。
かと思うと跡形もなくなっていたり。
その意味は全くわかりません・・・

何から何まで変なこのアフリカンマッドフィッシュ。
しかし最大の「変」ポイントは・・・
成長したらボラみたいな普通の体型になるんだって。もう意味わかんないです・・・。
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一見金魚?という感じですが、
立派な錦鯉の仲間。
ヒレナガゴイ(鰭長鯉)別名:ヒレナガニシキゴイ
学名:Cypirnus carpio var.
最大長:50cm以上
原産地:改良品種
厳密に言えばヒレナガゴイという名は、
インドネシアに生息する鰭が長くなるコイの地域変異、
Cypirnus carpio var.flavipinnis
のことを指します。
生物学者でもある今の天皇陛下が皇太子時代、
このヒレナガゴイを日本のニシキゴイと交配してはどうかと提言、
埼玉の水産試験場にて誕生したのが、ヒレナガニシキゴイだそうです。
現在数百円で流通しているヒレナガゴイは、
このヒレナガニシキゴイの幼魚のことでしょう。
うちのはいわゆるプラチナ体色。

長い鰭をヒラヒラさせて泳ぐ様子はなかなか優雅。
天女のようです。

東南アジアの血を引いているため、
加温したほうがいいという話も聞きますが、
全くそんなことはなさそう。
野外の池でも問題ないようです。
が、
熱帯魚屋でヒーター付き水槽に入れられていた個体は、
はじめ急激な温度低下を避けたほうがよいかもしれません。
ヒレは長いですが丈夫で泳ぎもうまく、
同居しているドジョウにヒレを舐められることもありません。
熱帯魚も含め、かなり混泳の幅がある魚だと思います。
純粋な日本のニシキゴイと比べ成長速度が速いとも、
大きくなるとヒレだけでなくヒゲも伸びるともいわれており、
成長が楽しみな魚です。
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