監督:諸田敏
脚本:小林靖子
原作:八手三郎
特撮TVドラマ 2000-01年 全51話
☆☆☆★
タイムレンジャー未来から
スーパー戦隊シリーズ24作品目「未来戦隊タイムレンジャー」
ニキアサ同期は「仮面ライダークウガ」「おジャ魔女どれみ#」
遂にミレニアムに突入。いやぁ~、本気で信じてたわけじゃないけど、心のどこかで1999年で本当に世界が終わってしまったりするのだろうか?みたいな不安はありました。「ノストラダムスの大予言」とかだけじゃなく、「199X年」の世紀末みたいなのを描くアニメとか漫画とかいっぱいありましたしね。
それが2000年突入。そこに特別な感動があったかと言えば、ぶっちゃけ特に無いけれど、逆に2000年代を「未来」として描いてる作品も多く、作品で描かれてる未来に来ちゃったけど、実際は全然未来とかじゃないなと。アニメ「GTO」のOPにもなってたポルノグラフィティの「ヒトリノ夜」って曲の歌詞の、「車もしばらく空を走る予定も無さそうさ」みたいな歌詞にそうだよねぇと納得させられたものです。
まあそれでも未来は未来、新しい時代に突入した中で、新しい戦隊のテーマは「未来」と「時間」
プリキュア(まだこの時点ではスタートしてませんが)と同じく未就学児ぐらいがコアターゲットになっている戦隊。「プリキュアミラクルリープ」という映画の時に監督だか脚本の人だかが言ってたのですが、小さい子供にとって過去と未来という概念は理解しにくい。過去の記憶なんてほとんどないし、未来しか無い半面、かといって未来のビジョンとか大がかりなものもあるわけではない。だからタイムリープとか、子供にとってあまりピンとこないテーマなんだけど、昨日・今日・明日ぐらいはわかるので、あえて挑戦してみました、みたいな事を言っていて、なるほどと思ったものです。
ミレニアムがリアルタイムなんだから、そこで掲げる未来世界は西暦3000年と一気に先を描き、今を生きる主人公の浅見竜也以外は敵も含めてその未来から来る。
同期が「仮面ライダークウガ」という事で、ミレニアムに合わせて平成ライダーもスタート。正直、戦隊はライダーに客を食われまくって、仮面ライダーのおまけで戦隊があるみたいなのが今の現状ですが、ずっとTVではやっていなかった「仮面ライダー」がまた新しく始まるという事で注目を集め、最初は子供と一緒に見ているお母さんなんかが騒ぎ始め、イケメン若手俳優目当てに、若い女性ファンがつく、という恩恵が戦隊にも普及する流れが生まれる。(全てがライダーや東映の手柄でもなく実はこの3年前くらいに平成に「ウルトラマン」を復活させて成功させた流れも本当は含む)
その後、俳優としてメチャメチャ売れたオダギリジョーが仮面ライダーの主役を張ったものの、本人は乗り気じゃ無く旧知のプロデューサーに恩があった為仕方なく出演したというのは有名な話だけれど、そこは時代背景も含めて考えた方が良い部分。今でこそ特撮番組は若手の登竜門的に言われてるけれど、この時代はまだ特撮はメチャメチャ地位が低く、ガキ向けの下らないジャリ番組で、こんなものに出たらバカにされるだけの最低辺の番組。仕事が無い人が嫌々受ける罰ゲームみたいな感覚の方が一般的な感覚だったのは知っておきたい所。
オダジョーの、自分はこんな番組に出る為に俳優になったんじゃない発言はそういうバックボーンも含めて知っておかないと、この手の番組を下に見てバカにしてる嫌な人、みたいなイメージに思えてしまうかもしれないけれど、当時はそのが考え方が至って普通だった時代。
いやここでライダーの話ばっかしてても仕方ないのでタイムレンジャーに話を戻すと、「ギンガマン」に続いて小林靖子が2度目のシリーズ構成。戦隊ファンの間では物語に対する評価も高く、「カクレンジャー」に続く女リーダーであるタイムピンク/ユウリの人気も高い。
と言っても、私は1クール分くらいしか見て無い。
実はタイムレンジャーのDVD-BOXを私は持ってたりするのだけど、
全5巻で発売された奴を全巻収納したBOXがね、恐らくはブックオフの値付け間違い
というか、1巻分の値段で全巻収納分を買えた。おそらくはこの手の文化を知らない人がパッケージングして、バーコード管理が本来は5巻分に分けなくちゃいけないのにBOXについてた奴一つだけで済ませちゃったんでしょうね。買い取りの時はどうだったんだろう?ドキドキしながらレジに持って行ってそのまま買えたらラッキー、その場であれこれ中身変ですねとか言われたらそうなんですかってトボければいいかなと思って、結果5000円とかでまるっと買えたと言う。
実はこの本当は別売りだけど全巻収納BOXに入って1巻分のパターン、お店は違うけど「ギャバン」「シャイダー」とかも同じ感じで買った経験があります。5000円くらいで全話収録ならお得感が半端無い。一番欲しい「シャリバン」じゃ無い辺りが、まあそこまでは上手く行かないよって感じですが。
で、持ってると意外といつでも見れるからと、配信で1クール分くらい見てたのにそのままストップしてしまったという。まあせっかく買ったものくらいはいつかは見ますが。
あとタイムレンジャーと言えば、ヘルメットのバイザー部分が色つきで、メット全体がスモークというちょっとかわったデザイン。後続で「ルパンレンジャー」とかもデザインはそうですが、ゴーグルの部分に色がついてると前見えるのかなこれって不安になるので実はあんまり好きでは無い。「ゴーバスターズ」も近いけど、あれは色つきでもメタリックな反射なので、マジックミラーみたいなもんだろうと納得出来るので、そっちは気にならず。
そして追加戦士のタイムファイヤーが二人目のレッドというのも新しい。
「ウルトラマン」や「仮面ライダー」はTV放送して無い時期も多かった中で、時期を置いてリニューアル的な形で注目は集めやすいけど、戦隊はずっと枠として途切れずに継続している。マンネリと言われる中で、一度休んでリニューアルではなく、継続した中で少しづつ新しい物を試して、徐々に変わって行くというのが戦隊の特徴なのでしょう。
1号ロボのタイムロボが合体形態でαとβで使い分けられるのもゲッターロボ感があって面白い。
そして子供が歌えないOP。
「ゴレンジャー」でささきいさおさんと共に堀江美都子さんが一緒に歌ってたくらいで、OPに女性を起用というのも珍しい。
www.youtube.comOP「JIKŪ 〜未来戦隊タイムレンジャー〜」歌:佐々木久美
作詞:磯谷佳江 / 作・編曲:亀山耕一郎
劇中戦闘シーンでもちゃんと使用される
www.youtube.comこっちは最近の奴。超カッコいい
www.youtube.com戦隊ライブでご本人不在だった所で五條真由美さんとSister MAYOさんの二人でカバーしてたのも個人的に好きです。五条さん、戦隊だとメインでの起用は無く、挿入歌とかコーラスがメインですけど(一応ゴーオンのエンジンラップのバージョンの一つくらいはあったっけか)プリオタとしては五条さんのこういうカッコいいとこが見れて嬉しい。
ED「時の彼方へ」歌:NAT'S
作詞:吉井省一 / 作・編曲:亀山耕一郎
www.youtube.comこっちはOPとは別のかたが歌ってるんですね
ライブ映像とかは無さそう。
www.youtube.com2話での
「未来は変えられなくても、自分たちの明日くらい変えようぜ」
は名ゼリフですね。
次はシリーズ25作目「百獣戦隊ガオレンジャー」です。
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