監督:田﨑竜太
脚本:小林靖子
原作:八手三郎
特撮TVドラマ 1998-99年 全50話
☆☆☆★
アースの戦士のギンガマン
スーパー戦隊シリーズ22作品目「星獣戦隊ギンガマン」
ニキアサ同期は「テツワン探偵ロボタック」「夢のクレヨン王国」
私は未履修。
SF路線だった前作のメガレンジャーから、今回のギンガマンはファンタジー路線。
「ギンガ」マン、「星」獣、敵組織が「宇宙海賊」という部分では星座とか宇宙モチーフなのかな?と思いきや、結界が張られ、人知れず昔から伝統を守ってきた森林民族が自然のアースパワーを引き出し、地球を守るために戦う、という設定。星獣も設定はともかく作品の意図としては「怪獣」を作品内に組み込むという狙いがあったらしい。
そして!メインライターが後々にヒット作を多数生みだしファンからの評価も高い小林靖子。ファンが高じてメタルヒーローシリーズの方にいきなり脚本を送りつけてきた所に目をつけられて、実際にスカウトされてキャリアを積んだ果てに、遂にギンガマンでは初のメインライターに抜擢。
と言う部分だけを見るとおお凄いで終わっちゃうけど、私も詳しい方では無いので、細かいエピソードを知ってるわけじゃないものの、パワハラ・セクハラ・モラハラがほんの先日まで横行して裁判沙汰になったレベルで問題視されていたヤクザ気質な体制なのが東映。武部プロデューサーとかもそうですけど、靖子にゃんも裏では苦労も色々あったのかなぁと。井上俊樹に気に入られて面倒を見てもらえたみたいな話もあったので、そこでフォローしてもらえたのかな?という気もしますが、こっからどんどん実力で成り上がって行き、ファンの信頼も得ていく靖子にゃんは想像以上にきっと凄い人。
でも女性監督ポジションは今の時代になってもなかなか出てきませんね。荒川史絵さんとか少し出たけど、東映特撮のTVシリーズだと演出にレギュラーの女性演出家とか居ませんし、そこはいつ時代が動くのか。脚本家は何人も居るけど、演出に女性が入れないのは何か理由があるのか。
それはさておき、ギンガマンのメイン5人の他に、「カクレンジャー」で主役を張った小川輝晃が主人公リョウマの兄ヒュウガとして登場。本来のアースの戦士として選ばれるが、リョウマを助け1話で一旦は退場。本当に1話のみなら単純に先輩ヒーローからの引き継ぎとしてゲストで出てもらったという形でしょうけど、ここは後半にドラマとして生きてくる。
女性の脚本家だから、とか言っちゃうとそれは偏見になりそうですが、兄弟の関係性とか、腑な人にはきっと大好物なんじゃないでしょうか。
あとは靖子にゃんに限らず、女性脚本家はヒロインを紅一点の添え物的に描くのを基本嫌うので、生き生きとして描いてくれてドラマとしてもより面白くなるのは利点。
そして後にタレント・俳優としても売れる照英さんのギンガブルー/ゴウキのマッチョタイプなんだけど可愛い、みたいなのもキャラとしては新しい気がします。
逆に男性目線で言えば敵側の幹部のシェリンダのビジュアルが流石に刺激が強すぎる。個人的にメッチャ性癖に刺さる所があって、あんまり言いたくないけど、普通にムラムラした気分になってしまうくらいヤバい。ぶっちゃけご飯3杯行けます。
幹部ごとに系譜が違って、各々の部下怪人を先見せ、みたいなとこは「超人機メタルダー」のネロス軍団味があって楽しい。雑魚戦闘員のデザインはちょっといただけないけども。
全体的にはあんまり好きな方のモチーフや設定ではないけれど、小林靖子脚本ならきっと面白いだろうみたいな信頼もあるし、いつかはちゃんと見ておきたいシリーズではある。
曲
OP「星獣戦隊ギンガマン」 歌:希砂未 竜
作詞:藤林聖子 / 作曲、編曲:佐橋俊彦 / コーラス:EVE
1話2話で戦闘BGMとしてきっちり使用。良いです。
ED「はだしの心で」 歌:希砂未 竜
作詞:藤林聖子 / 作曲:出口雅生 / 編曲:亀山耕一郎
教えてくれ!希砂未竜とは誰なんだ!って感じですが、契約の都合とかなんでしょうか?
軽く調べたくらいではよくわかりませでしたが、活動も末期。引退した後は全然情報は出て無い感じなので、これも引退なのでもう名前は出さない感じでお願いしますみたいな感じだったのかな?子門真人さんと言えばやはり私は「からくり剣豪伝ムサシロード」のOPがインパクト絶大で大好きです。
次はシリーズ23作目「救急戦隊ゴーゴーファイブ」です
関連記事

