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物語 Go!プリンセスプリキュア 花とレフィの冒険

物語 Go!プリンセスプリキュア 花とレフィの冒険 (講談社KK文庫 A 26-1)

PRINCESS PRECURE
文:秋之桜子
装画:宮本浩史
原作;東堂いづみ
刊:講談社 講談社KK文庫 A26-1
2017年
☆☆

 

ゴープリ小説版。
実は今回が初見です。え~とね、他のプリキュア小説版は全部リアルタイムで出てすぐに読んでたんですけど、この作品だけねTVシリーズの監督のタナカリオン氏がこの本に関して「え?聞いて無いんだけど」的なツイートを当時してて、まあ監督が作品の権利を持ってるわけではないし、タイトル通り、映画の方のスピンオフという感じっぽいので、そこは仕方ない所もあるのでは?と思いつつ、映画の「プリキュアとレフィィのワンダーナイト」も正直あまり好きではなかったのもあって、この本だけついついスルーしてたのでした。

 

まあでも映画から10年も経ってしまいましたし、別に作品に何か罪があるわけでもないので、せっかくだし積んである奴消化しようかと手にとる。ああ、因みに映画と一緒に出たとかじゃなく、他のプリキュア小説シリーズが刊行されてる中で、この「ゴープリ」と「まほプリ」のみ他のキャラクター文庫じゃなく、「小学校中級から」と書いてあるもっと低年齢層向けのKK文庫というレーベルで出たものです。カバーには上記のプリキュア小説シリーズの告知も乗ってたりはしますが。

 

作者の秋之桜子さんは「プリキュア5GoGo!」でアナコンディさんを演じていた山像かおりさんのペンネーム。劇団に所属してそこで脚本とかも書いていたので、プリキュアの父こと鷲尾プロデューサーに声をかけられ、映画の脚本を担当したのと、今回の小説も依頼されたという話です。

 

映画の方は15分くらいの中編でしたし、実質的な主人公のレフィのバックボーンも詳しく語られたわけではなかったので、小説ではそこを描いてるものなんだろうなと思ってました。・・・勝手に。

 

実際読んでみたら実は違った!

 

なんとこれ、オトナプリキュア要素がある作品だったのかとちょっとビックリしました。いやとてもビックリ?
小説版プリキュアシリーズは本編の「その後」を描いているものもいくつかあったのですが、中学生から高校生になったくらい(フレとかスイ)で明確に大人になって仕事をしてみたいな事が描いてあったのは「スマイル」くらい。その後にアニメで「キボウノチカラ」と「MIRAY DAYS」があった。

 

一応「ゴープリ」から「まほプリ」「プリアラ」「HUGプリ」「スタプリ」と5年ほど最終回とかで大人になった姿が最後にちょっとだけ描かれるみたいな流れがシリーズにはありました。その辺りの経緯は

curez.hatenablog.com

とか、他の記事でも各々の作品のまとめ記事とかでもたまに書いてたりしますのでテキトーに過去記事漁って下さい(何か思う所があれば遠慮せずコメントとか入れてくれても良いのよ)

 

ただその流れを作ったゴープリの場合はなぁ、皆の物語を書きとめたゆいちゃんはともかく、プリキュア側4人にしてみれば、キャラクターのその後を明かしたり描いたというより、視聴者に向かってこれはあなた達の物語でもあるんだよ。目には見えない透明なドレスアップキーを心にしまって強くやさしく美しくを心に秘めたあなたたちのプリキュアになってね、という意図があってのあの最後の描き方だったと思います。

 

でも、それがねぇ。こうして実際に将来の姿が描かれると、嬉しい半面、いやあえてぼかした意味が無くなるじゃーん!と思わなくも無いです。

 

が!まあそれはそれだ。実家の和菓子店春屋を継いで看板娘として働くはるはる。そしてゆいちゃんとも仲良くしていて、絵本作家として成功したゆいちゃんがたまにお店の為にイラストを書いてくれたりしている、みたいな具体的な描写があると、そうかそうかあの子たちも大人になってこんな風になってるんだなと感情を揺さぶられずにはいられません。

 

ただ、今回のお話としてはるはるが主人公ってわけじゃなくて、かといってレフィの方でも無く、花という「絵本プリンセスプリキュア」の大ファンの女の子が主人公。同じ名前だけどもちろんHUGプリの野乃はなちゃんとは関係は無い。

 

ナイトパンプキンが復活の兆しを見せている中、レフィはその解決法をさぐってる内に時空の狭間に迷い込んでしまい、容姿が似ている花と共鳴してリンクしてしまう。そんな中で異世界に迷い込みあこがれのプリンセスプリキュアと実際に会って、架空の物語じゃ無く本当に居たんだ!本物に出会えるなんて幸せ満開だよ~!的な感じで、読者がファン目線で自分を重ねられる感じのお話になってました。

 

ああちなみに現実世界では大人に成長してますが、そこの直接的な挿絵は無し。パンプキングダムに戻った際は時間の流れが違うらしく、変身して戦うとことかは昔の姿のままという描き方になってます。

 

レフィも含めてみんなの力を合わせて最後は解決、という流れがありつつ、花ちゃんがプリキュア達と同様かそれ以上にあこがれてるのは作家としての七瀬ゆい先生というのがなんか作家としての個性かもとか思いました。

 

小説プリキュアシリーズは正直、大人向けとして捻りすぎてる部分も多くて、素直に面白いと言えるのは限られてくる感じですが、これは他ともまた違うターゲット層のものとして、これはこれでまっとうなものかなとは思います。


まあ何事も、勝手にイメージだけで語るのは良くないし、触れてみてはじめてわかるものかと思いますので、今回触れておいてそこに関しては良かったです。これで現状出てる物は全部制覇できましたしね。

 

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