kubell Creator's Note

株式会社kubellのエンジニアのブログです。

ビジネスチャット「Chatwork」のエンジニアのブログです。

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スポットインスタンスの可用性をSpot Placement Scoreで事前評価する

1. はじめに

SREグループの山下(@task2021)です。

ARM スポットインスタンスは本当に十分に確保できるのか?

AWSにはSpot Placement Scoreという、「特定の条件においてスポットインスタンスをどれくらい確保しやすいか」を事前に評価できる仕組みがあります。

スポットインスタンスは、オンデマンドインスタンスと比較して大幅なコスト削減が期待できる一方で、中断される可能性があるという特性を持っています。

そのため、ワークロードの要件に適合する場合には、コスト効率の高い選択肢として非常に有効です。

「Chatwork」のEKSクラスターでは、一部のアプリケーションサーバーを除き、基本的にスポットインスタンス上でアプリケーションを動作させています。

これまで私はSpot Placement Scoreという機能を全く知らなかったのですが、「EKSノードをGraviton(ARM)に統一する」検討を進める中で、スポットインスタンスの可用性を事前に判断する材料として非常に参考になったため、本記事で紹介します。

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kubell プロダクトユニット AI 推進委員会のふりかえり

こんにちは。株式会社 kubell コミュニケーションプラットフォームディビジョン プロダクトユニットの須田です。

今年の途中から、プロダクトマネージャー・エンジニア・デザイナー・SRE・QA・カスタマーサポートなどなどの業種を束ねる「プロダクトユニット」という組織で、AI 推進委員会なる委員会に所属して活動してきました。年末のこの機会に、特に下半期の活動をふりかえってみたいと思います。

この記事は kubell Advent Calendar の12月24日分の記事です。その他の記事はこちらから。

qiita.com

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Androidアプリ開発で、開発者用画面にサクッとアクセスしたい

この記事はkubell Advent Calendar 2025の22日目の記事です。

こんにちは、kubellのAndroidアプリ開発グループでAndroidエンジニアをしている大西です。

最近は3Dプリンターにハマっていて、デスク周りの便利グッズを自作しています。小さな不便を解消するのって、地味に楽しいですよね。

さて、今回はそんな小さな不便の解消として、開発者用画面へのアクセスを楽にした話をします。

皆さんのプロジェクトには「開発者用画面」ってありますか?API環境の切り替えやFeature Flagの設定、ローカルキャッシュのリセットなど、開発やテストを便利にする機能を備えた画面のことです。

私が開発に携わっているChatworkにもあるんですが、これがまあアクセスしにくい場所にあるんですよね。

そこで「もっとサクッとアクセスできないかな?」と思い、いくつかのアプローチを検討してみることにしました。

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Claude Code のためのコンテキスト設計で実現した Helmfile README の大量生成

はじめに

AIエージェントを使ってドキュメントを自動生成する際、単に「とりあえず書いて」とお願いするだけでは、十分な深さの内容を得るのが難しい、というのが私の実感です。

今回約60個のREADMEを整備した経験から、AIが実力を発揮できる土俵を整えることの重要性を痛感しました。必要な情報へのアクセス経路を用意し、何を書くか(What)をテンプレートで固定し、どう書くか(How)をスラッシュコマンドで定式化する——この3層構造を整えることで、READMEのような定式化可能なドキュメントを一貫性を保ちながら効率的に作成できました。

この記事では、Helmfileモノレポで約60個のREADMEを整備した事例を通じて、この取り組みのやり方を紹介します。

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