ゆる投資とAIと暇つぶし

気負わず、楽しいなって思いながら、日々の投資や生成AIについて記録

生成AIを使った企業評価(技術継承機構:319A) with Gemini

こんにちは。

今回も生成AIで事前に整備したプロンプトを使って上場企業の投資評価をしていきたいと思います。

対象会社は以下です。

使用したのはGeminiです。
経営コンサルタント、事業経営者、金融アナリストの3人で議論して評価するような形にしています。

 

昨年上場した企業ですが、ビジネスモデルが面白いです。

中小の製造事業者をどんどんM&Aする会社なんですが、そのあと売らずにグループ企業として伸ばしていくスタイルです。

社名の通り、日本の製造業が黒字倒産が多いので、その技術をちゃんと承継できるように、というコンセプトですね。

 

株価は最初そこまで跳ねなかったですが、徐々にあがって、9月くらいから一気に登りましたね。そのあと少し落ち着いていまは9000円台です。

ここはまだオーナーが60%以上株保有していて、浮動株が少ないのもあり、1日の値動きが大きそうで、そういうのが好きな人には楽しいかも。

さ、いきましょう。

 

 

Strategic Investment Report

技術承継機構 (Technology Succession Organization)

分析基準日: 2025年12月15日 | セクター: サービス / 機械 / 投資事業
INVESTMENT RATING 86 ★★★★☆
結論:「ものづくり版・バークシャー」の誕生
「後継者不在の優良町工場」を次々とグループ化し、経営の近代化とDXで再生させるビジネスモデルが、2025年現在、急激な成長曲線を描いています。
単なるM&Aではなく、職人の技術をデジタル化する「形式知化」のノウハウが確立されており、買収後のPMI(統合プロセス)成功率が極めて高い点が強みです。日本の製造業を守るという国策的な追い風もあり、長期的な資産成長が期待できます。

1. 市場環境:「2025年の崖」の現実と商機

経済産業省が警鐘を鳴らしていた「2025年の崖」は、現実のものとなりました。団塊世代の経営者が後期高齢者となり、黒字でありながら廃業を選択する中小企業が過去最高ペースで増加しています。

「承継」という名の巨大市場

日本には高い技術力を持ちながら後継者がいない企業が数万社存在します。これらが廃業すれば日本のサプライチェーンは崩壊します。技術承継機構は、この「国家的危機」を「巨大な買収機会」に変える唯一無二のポジショニングを確立しました。
銀行や自治体からも「あそこなら安心して任せられる」という信頼を得ており、ソーシング(案件発掘)において他社を圧倒しています。

IPO後の成長加速

2025年の上場により、知名度と信用力が向上し、買収資金の調達コストが低下しました。これにより、これまでは小規模な工場が中心だった買収ターゲットが、売上数十億円規模の中堅メーカーへとシフトしており、グループ全体の売上・利益の成長スピードが加速しています。

2. ビジネスモデル分析:なぜ「再生」できるのか

多くのM&A仲介会社が「マッチングして終わり」なのに対し、技術承継機構は「自ら保有し、運営する」モデルです。その成功の秘訣は、独自のDX手法にあります。
職人技の
デジタルアーカイブ化
ベテラン職人の「カン・コツ・経験」を、センサーやカメラで数値化し、AIに学習させる独自のシステムを持っています。これにより、新人でも短期間で熟練工に近い加工が可能になり、属人化を解消しています。
この「技術の形式知化」こそが、同社の最大のMoat(競争優位性)です。
「中小企業連合」
による規模の経済
バラバラだった町工場をグループ化することで、バックオフィス業務(経理・人事・調達)を共通化し、コストを劇的に削減しています。
また、グループ内での相互発注や、大手メーカーへの共同提案が可能になり、単独では取れなかった大型案件を受注できるようになっています。
若手経営人材の
輩出プラットフォーム
「社長になりたい」という意欲ある若手や、大企業出身のエリートを積極的に採用し、買収した子会社の社長として送り込んでいます。
経営者人材のプールを持っていることが、買収件数を増やしてもマネジメントが破綻しない理由です。

3. 財務分析とバリュエーション

高PERの正当性

現在のPER(株価収益率)は市場平均よりもかなり高い水準で推移していますが、これは「M&Aによる非連続な成長(インオーガニック成長)」が織り込まれているためです。
買収した企業がDXによって筋肉質な財務体質に変わることで、連結後の利益率は年々向上しています。のれん償却費を考慮しても、キャッシュフロー創出力は極めて強力です。
ANALYST INSIGHT

ニデック(旧日本電産)との類似性

技術承継機構の戦略は、かつて永守重信氏率いるニデックが「回るもの、動くもの」に関する企業を次々と買収し、巨大企業へと成長した軌跡と重なります。
違いは、技術承継機構がターゲットにするのが「ニッチトップの超小型企業」である点です。一つ一つは小さくても、それらが100社、200社と集まり、デジタルで連携した時、「バーチャルな巨大製造コングロマリット」が誕生します。
この「分散型製造業」のモデルは、変化に強く、現代のサプライチェーンリスクに対応した新しい製造業の形と言えます。

4. リスク要因と最終投資判断

PMI(統合)リスクへの警戒

最大のリスクは、急拡大に伴う「組織のひずみ」です。職人気質の現場と、送り込まれたデジタル系人材との間で文化的な摩擦(カルチャー・クラッシュ)が起きる可能性があります。
また、買収ペースが早すぎる場合、ガバナンスが効かなくなり、一部の子会社で不正や品質問題が発生するリスクもゼロではありません。

結論:日本株ポートフォリオの「守護神」兼「成長枠」

技術承継機構は、日本の製造業が生き残るための「ラストリゾート(最後の砦)」です。その社会的意義は計り知れず、ESG投資の観点からも機関投資家の資金が入りやすい銘柄です。
短期的には買収ニュースによる株価の乱高下があるかもしれませんが、中長期的には「日本の技術の集積地」として、比類なき価値を持つ企業グループになるでしょう。10年保有するつもりで、押し目を拾う戦略を推奨します。

確かに、日本電産くらいになるとすると夢がありますねぇ。

買って育てるっていうことで、成長させるノウハウどうしてんだろって思ったら、バリューアップの手法があるんですね。はじめてきいたNGPって。

対象会社IR資料より

海外も含めて連続買収企業の事例とかこれ、何かの資料で使えそうだな。

対象会社IR資料より

 

面白いなぁ。日本の製造業にとってプラスになるといいし、もう少し違う領域でもこういうの出てくると楽しそうですね。

 

 

中長期投資では全然ありだけど、直近上がり過ぎてるから、もう少し下がってくれないかしら(そんなこと言ってる時点でダメですね)

 

 

なお、これまで株式投資型クラウドファンディングの案件やIPO案件も評価しています。興味あれば是非ご覧ください。

 

(詳しくはこちら)

IPO案件評価 カテゴリーの記事一覧 - ゆる投資とAIと暇つぶし

FUNDINNO案件レビュー カテゴリーの記事一覧 - ゆる投資とAIと暇つぶし

 

最後に、本記事はあくまで個人の見解であり、特定の金融商品をお勧めするものではないのでそのへんは自己責任で!