こんにちは。
面白いスタートアップのメモです。
面白いというのは
「えー?そんなことできるの?」
「考えもしなかった」
「役に立つか全然わからんけど見てみたい」
に引っかかったやつです。まぁ大体。
とりあえずしばらくやってみつつ、良い感じの形を探そうかと思っとります。
今日はこちら。
Light Bio
光る植物を販売してます。
見たほうがはやいかも。
毒キノコの遺伝子を花に入れて、自立発行する植物を開発・販売しています。
代替肉とかと違って、観賞用です。
植物でこれができるってことはきっと、例えばマンモスの遺伝子とトカゲの遺伝子を合わせて存在しない動物を作るというジュラシックパーク的なことも可能なんでしょうねぇ。やろうと思えば。
買ってみようかなと思ったら売り切れでした。

その他概要も含めて以下にまとめてみました。
Deep Tech企業分析レポート:Light Bio(ライト・バイオ)
〜毒キノコの遺伝子で花を光らせる。合成生物学による「生きたインテリア」の革命〜
1. エグゼクティブサマリー
Light Bioは、遺伝子工学を用いて「自律的に発光し続ける植物」を開発・販売する米国のバイオベンチャーです。
従来の「光る植物」は、特殊な液体の注入が必要だったり、寿命が短かったりと実用的ではありませんでした。しかしLight Bioは、毒キノコの発光メカニズムをペチュニア(花)に移植することで、水と日光だけで「生きている限り半永久的に光り続ける」植物を作り出しました。
2024年にTIME誌の「Best Inventions(最高の発明)」に選出され、米国ですでに5万株以上を完売させるなど、実験室を飛び出して一般家庭のリビングを侵食し始めています。
2. 企業概要とチーム
この技術はポッと出のアイデアではなく、発光生物研究の権威たちが結集した成果です。
- 企業名: Light Bio (Light Bio, Inc.)
- 創業: 2019年
- 拠点: 米国アイダホ州サンバレー(研究開発)、カリフォルニア(販売)
- CEO: Keith Wood (キース・ウッド)
1986年に世界で初めて「発光する植物(当時はタバコ)」を作った伝説的な科学者。約40年の時を経て、ついに「商品」として完成させました。
3. 投資家とパートナー (Funding & Partners)
合成生物学界の巨人たちがバックアップしています。
- NFX: シリコンバレーの有力VC。創業パートナーのGigi Levy-Weissらが支援。
- Ginkgo Bioworks: 「細胞のプログラミング」で知られる上場バイオ企業。Light Bioと技術提携し、遺伝子設計の最適化を支援しています。
- TechAccel: 農業・バイオテック特化のVC。
※初期のシード資金は約$2M(3億円)程度と少額ですが、Ginkgoのような巨大なパートナーのリソースを使える点が強みです。
4. コア技術:毒キノコのハック
なぜ、これまで不可能だった「自律発光」が可能になったのか? その秘密は「カフェ酸サイクル」にあります。
🍄 遺伝子のソース
ベトナムなどに生息する毒キノコ「Neonothopanus nambi(ネオノトパヌス・ナンビ)」のDNAを使用しています。
🔄 無限ループの仕組み
- 植物はもともと、細胞壁を作るために「カフェ酸」という物質を持っています。
- Light Bioが組み込んだキノコの酵素が、このカフェ酸を「発光物質(ルシフェリン)」に変換します。
- ルシフェリンが酸化して光を放ちます(発光)。
- 光った後の燃えカスは、別の酵素によって再びカフェ酸に戻されます。
結論: 植物が生きている限り、体内で燃料がリサイクルされ続けるため、餌も電池も不要で光り続けます。
5. プロダクト:Firefly Petunia(ホタルペチュニア)
すでに米国で販売されている実製品のスペックです。
- 価格: $29(約4,500円)
- 見た目: 日中は普通の白いペチュニア。夜になると全体(特に新芽や蕾)が緑白く発光する。
- 明るさ: 「満月の光」程度。本を読むのは厳しいが、暗闇でその存在をはっきりと認識でき、幻想的な雰囲気を醸し出すレベル。
- 購入方法: 公式サイト (light.bio) で通販可能(※現在は米国本土48州のみ配送)。
6. 規制と倫理の壁をどう突破したか
遺伝子組換え生物(GMO)を一般家庭にばら撒くことは、通常なら規制の壁に阻まれます。
- USDA(米国農務省)の認可: 2023年9月、USDAは「このペチュニアは雑草化して生態系を壊すリスクが極めて低い」として、規制なしでの販売・栽培を許可しました。
- ペチュニアを選んだ理由: ペチュニアは熱帯原産のため、米国の多くの地域の冬の寒さでは生き残れません。つまり、万が一庭から逃げ出しても、冬が来れば死滅するため、自然界を乗っ取る心配がないと判断されました。
7. 結論・考察
Light Bioは、合成生物学を「恐怖の対象(フランケンシュタイン)」から「愛でる対象(アート)」へとリブランドすることに成功しました。
単なる観葉植物ビジネスに見えますが、その裏には「代謝工学の結晶」とも言える高度な技術があります。今後は「もっと明るい植物」や「違う色(赤や青)に光る花」、さらには「街灯の代わりに街路樹を光らせる」といったインフラ応用への道も開かれています。
残念ながら、日本の「カルタヘナ法(遺伝子組換え生物等の規制)」は世界的に見ても厳しいため、現状では輸入・栽培は違法となります。日本で光る花が見られるのは、まだ少し先の未来になりそうです。
参照URL
なお、これまで株式投資型クラウドファンディングの案件やIPO案件も評価しています。興味あれば是非ご覧ください。
(詳しくはこちら)
IPO案件評価 カテゴリーの記事一覧 - ゆる投資とAIと暇つぶし
FUNDINNO案件レビュー カテゴリーの記事一覧 - ゆる投資とAIと暇つぶし
最後に、本記事はあくまで個人の見解であり、特定の金融商品をお勧めするものではないのでそのへんは自己責任で!