ゆる投資とAIと暇つぶし

気負わず、楽しいなって思いながら、日々の投資や生成AIについて記録

尖ったスタートアップ探索【ICON】

こんにちは。あけましておめでとうございます。

 

さて、今年も面白いスタートアップのメモです。

面白いというのは
「えー?そんなことできるの?」
「考えもしなかった」
「役に立つか全然わからんけど見てみたい」

に引っかかったやつです。まぁ大体。

 

今日はこちら。

ICON(アイコン)

 

どでかい3Dプリンターで家をつくっちゃうスタートアップです。

月面での拠点作成にも使う計画みたいですね。

写真だと中も良さそうですが、実際のところの住み心地どうなんでしょうね。

対象会社HPより

 

月面にはこんな感じのイメージ。

対象会社HPより



住居を確保するのに年収の10倍以上とかさ、あほらしいなぁとは常々思っているのでこういうので劇的に容易になるといいですよねぇ。

日本だと地震とか災害とかあるから少し慎重にはなりそう。

 

まとめはこちら。

Deep Tech企業分析レポート:ICON(アイコン)

〜家を「印刷」する。地上の住宅危機と、月面基地建設を同時に解決する3Dプリント建築の覇者〜

作成日: 2026年1月2日

1. エグゼクティブサマリー

ICONは、テキサス州オースティンを拠点とする建設テクノロジー企業です。独自の巨大3Dプリンター「Vulcan(バルカン)」と、特殊なコンクリート素材「Lavacrete(ラバクリート)」を用い、住宅建設の自動化・高速化・低コスト化を実現しています。

従来の建設業が抱える「職人不足」「工期の長さ」「廃棄物の多さ」をテクノロジーで解決するだけでなく、NASA(米航空宇宙局)と提携し、人類が月や火星に住むためのインフラ建設技術「Project Olympus(プロジェクト・オリンパス)」を主導しています。

「地上のホームレス支援」から「宇宙のフロンティア開拓」まで、極めて広い射程を持つDeep Tech企業です。

2. 企業概要とチーム

創業者は、ホームレス支援活動を通じて「従来の建築方法ではコストが高すぎて家が足りない」と痛感し、テクノロジーによる解決を決意しました。

  • 企業名: ICON Technology, Inc.
  • 創業: 2017年
  • 拠点: 米国テキサス州オースティン
  • CEO: Jason Ballard (ジェイソン・バラード)
    環境生物学を学んだ後、サステナブルな建材ショップを経営。ホームレス支援NPOとの関わりから、3Dプリンターによる住宅革命を志しました。TEDなどでも積極的に発信を行うビジョナリーです。

3. 投資家とパートナー (Funding)

建設業界の巨人と、宇宙開発の元締めがバックアップしています。

💰 累計調達額: 約$451M+(約650億円以上)

  • Lennar (レナー): 全米最大級の住宅建設会社。ICONの技術を使って、テキサス州に100戸規模の「世界最大の3Dプリント住宅街」を建設するプロジェクトを進めています。
  • NASA (米航空宇宙局): 月面探査プログラム「アルテミス計画」の一環として、月面建設技術の開発に対し約$57M(約80億円)の契約を授与しています。
  • Tiger Global Management: テック投資の大手VC。

4. コア技術:Vulcan Construction System

彼らの技術は、ハードウェア、素材、ソフトウェアの3本柱で構成されています。

🖨 プリンター: Vulcan (バルカン)

  • 幅46フィート(約14m)、高さ15フィート(約4.5m)の巨大な門型ロボットです。
  • ノズルからソフトクリームのようにコンクリートを押し出し、層を重ねて壁を作ります。
  • 速度: 最大で毎秒5〜10インチの速度で造形し、約3,000平方フィート(約280平米)の家を一度にプリント可能です。

🧪 素材: Lavacrete (ラバクリート)

  • ICONが独自開発した高強度コンクリート。プリント中は滑らかに流れ出し、積層後は崩れずに形状を保ち、急速に硬化するという相反する性質を持っています。
  • ハリケーンや災害にも耐える強度を持ちます。

5. 主要プロジェクト (Earth & Space)

ICONのユニークな点は、地上と宇宙のプロジェクトが同時進行していることです。

🌍 地上: 100戸のコミュニティ建設

テキサス州オースティン近郊の「Wolf Ranch」にて、Lennarと共同で100軒の3Dプリント住宅からなる街を建設中です。これは実験ではなく、実際に人が購入して住むための分譲住宅です。

🚀 宇宙: Project Olympus & Mars Dune Alpha

  • Mars Dune Alpha: ヒューストンのジョンソン宇宙センター内に建設された「火星滞在シミュレーション施設」。ICONが3Dプリントで建設し、現在NASAのクルーが1年間閉鎖環境で暮らす実験を行っています。
  • Project Olympus: 月の砂(レゴリス)を溶かして建材にする技術。地球から重いコンクリートを運ぶのは不可能なため、現地調達(ISRU)での建設システムを開発しています。

6. リスクと課題

すべてをプリントできるわけではありません。

  • 壁以外は手作業: 現状、3Dプリンターが作れるのは「垂直の壁」部分がメインです。屋根、窓、配管、電気配線などは、依然として人間が手作業で取り付ける必要があります。完全自動化にはまだ距離があります。
  • 建築基準法: 3Dプリント住宅という新しい工法に対応していない自治体が多く、認可取得に時間がかかる場合があります(テキサス州などは進んでいますが)。

7. 結論・考察

ICONは、建設業を「労働集約型(人の手で作る)」から「技術集約型(ロボットが作る)」へとシフトさせています。

彼らの強みは「デザインの自由度」にもあります。3Dプリンターなら、直角の壁よりも曲線の壁の方が強く、簡単に作れます。これにより、未来の家は四角い箱ではなく、有機的な曲線を帯びた美しい形になるでしょう。ICONは、人類の居住環境を地球上でも宇宙でも再定義する、稀有なインフラ企業です。

参照URL

 

なお、これまで株式投資型クラウドファンディングの案件やIPO案件も評価しています。興味あれば是非ご覧ください。

 

(詳しくはこちら)

IPO案件評価 カテゴリーの記事一覧 - ゆる投資とAIと暇つぶし

FUNDINNO案件レビュー カテゴリーの記事一覧 - ゆる投資とAIと暇つぶし

 

最後に、本記事はあくまで個人の見解であり、特定の金融商品をお勧めするものではないのでそのへんは自己責任で!