iPodやカーオーディオで子供が生まれて成人するまで音楽視聴をしてきて、それで何の不都合も感じていなかった。新型コロナ禍の生じる前年ぐらいに、オーディオ装置を再び中古でも何でもいいからそろえようとLPプレーヤーから、視聴環境のシステムコンポーネント化を再スタートさせた。
その時、オーディオの師匠のアドバイスから、Onkyoの2Wayスピーカーを教えてもらって、中古の球数が多く安く手に入る上に、自分には十分なクオリティが得られていると感じたから。しかしながら、それにも優劣があって、オークションで見つけるたびに、モデルの数の多さと、型番の整理ができなかった。それなりのクオリティを持ちながら、量産品としてのモデルのCPのバランスと、それでも新型モデル投入とそのためのアピールポイントや改良を繰り返していった製品群だった。オークションで安く手に入るものは多く、視聴を繰り返しながら、視聴環境のベースにした。
Onkyoの製品群を見ると、一定のクオリティで作りながら、大量に売る製品群として細かな改良をとコストダウンと、細かな改良を繰り返しながら売っていくという、極めて日本型工業製品の当時の闘い方から、ブランド価値をオーディオ不況後に再構築できなかった問題を感じる。
なおミニコン(小型のシステムコンポ≠コンポーネントステレオ)セットの一部だったスピーカーの多くは、単体売りもされていない故に、実質的に希望小売価格が存在せず、そういうモデルは、よほど隠された名機扱いになるモデル以外では安く手に入れられた。
Onkyoはその真面目な製品つくりで評価されつつ、オーディオ不況の中での舵取りの問題などもあったのか、2022年5月13日に自己破産を申請し、負債総額は約31億円。オーディオ機器の名門企業は業績悪化の結果、オーディオ事業を米国企業に売却、現在、Onkyo USAにより再生の道筋を模索中というニュースも流れている。
私がお世話になったOnkyoスピーカーの周辺を眺めながら改めて主要な型番のスペックを整理してみると、なにもよくわからず手に入れていた時よりは、ようやく少しだけ分かるようになった。
以下の①②③のスピーカーの系統は、以下の特徴、メーカーが付加価値として機能を加えた2wayブックシェルフスピーカーだ。なお、2005年に発表されて、その後のプレミアムオーディオの流れのスピーカー群の中に置いても、音質、アコースティックギターからインスパイアされたデザインとも見劣りしないD-TK10は、以下の同社のCPの良いスピーカー技術とつながっている。D-TK10のイコライザー一体型のアラミド繊維ウーハーは下記に挙げた共通メカ、技術でつくられているし、
動画で趣味の良い視聴音楽を聴く限り、D-N112Eの音質は値段を考えたら十分な評価に値する。外れモデルと言っても一定の水準にあるから、オークション価格ならそんなに失敗はないと思う。私のように、基本道具選びは大したこだわりもない人間にとっては、ありがたいメーカーと製品だと思う。例え、中古が売れてもメーカーは助けられないので、やや申し訳ない気もする。
a) A-OMFモノコックコーンのウーハー
音の濁りの原因となる分割振動を低減させるためセンターキャップまで一体成型された変曲点のない独特の椀形状のコーンを持つ。また、素材には高剛性で固有音が極めて少ないPEN(ポリエチレンナフタレート)というポリエステルの一種を繊維状にしたものを編み込んで生成、他にアラミド繊維を綾織りにしてハイブリッド成型を行うなど、改良を重ねてきた。ただ、この眷族のウーハーの素材としては、ユニークだしCPもよいようで長く続いた。軽量・高剛性で耐久性に優れ、中低域にメリハリが出るという特性から、中古スピーカーでも有利だが、音質についてはとびぬけたの評価を得るところまではいっていかない印象。類似の繊維系素材には、Bowers & Wilkinsのスピーカー「600シリーズ」のケプラーコーンがあるが、そちらは別格。あまりない構造だが、試行錯誤しているメーカーも存在する。
b)バランスドライブ
ウーハーの振動板の中心と外端の中間点にボイスコイルを配置し、駆動点から振動板各部位への最短化を図るにする事でコーンの分割振動の発生をさらに抑える。ちょっとわかりにくいがコーンのどこを動かせば全体をうまく駆動させられるかと言えば、コーンの端でも中心部でもなく、真ん中あたりを動かせば分割振動も生じにくいという考え方で作られたメカニズムで、分散振動を抑えたり振動版の音声信号に対する追従性を高めるためのものだ。Onkyoのバランスドライブはウーファー単体で中間駆動を実現する点が独創的とされるが、これはコスト低減の意味も大きいと思っている。
なお。類似のコンセプトによるスピーカー設計は以下の通り。
・Onkyo バランスドライブ:中間駆動により、低音域でも振動板全体が「ピストン運動」に近づき、ダブルベースの複雑な波形を再現可能。中間駆動により、低音域でも振動板全体が「ピストン運動」に近づき、ダブルベースの複雑な波形を再現可能。
・TAD CSTドライバー:同軸配置により中高音の時間整合性が向上、ボーカルの「唇の動き」まで再現するリアリティ。同軸配置により中高音の時間整合性が向上、ボーカルの「唇の動き」まで再現するリアリティ。
・Focal ベリリウムツイーター:超高剛性かつ軽量な振動板で、超高域の微細な信号(シンバルの残響)まで追従。超高剛性かつ軽量な振動板で、超高域の微細な信号(シンバルの残響)まで追従。
良いことばかりに見えるがトレードオフが存在して、駆動点を分散すると慣性が増し、瞬発力(ダイナミクス)が低下するリスクがある。高剛性素材は軽量化が難しく、高周波延伸性と相反する場合もある。メーカーは各々の設計思想で最適解を求めてきた。Onkyoは信号に対する「忠実再生」、Focalは「高速応答」を最適解としているようだ。
c) AERO ACOUSTIC DRIVEと呼ばれる下部にスリット型のバスレフポート
バスレフポートに試行錯誤により割り出した縦横比の矩形ダクトを採用、定在波の影響を低減し、高年式モデルではダクト部をエンクロージャーと別パーツにするアドバンスド構造で不要な振動の干渉をさらに大幅に低減。スリット型バスレフポートを持つスピーカーは少ないが、光学製品には、テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ(TAD)のEvolutionシリーズの「TAD-CE1」などがある。高額製品のD-TK10も同様の分離ユニット型のバスレフポートを持っている。
d) 振動板外端と内端の中間点にボイスコイルを配置したリング型3cmツイーター
分割振動を低減し、従来のツィーターとは異なり可聴帯域上限とされる20kHz近くまで分割振動に依存しない振幅のみで、最高100kHzまでの超広帯域再生を実現。リング型ツイーターと言えば、最近人気のPOLK製 R200AEなどにも使われている。ペアで10万円だからそんなに高額製品というクラスでもないだろうし(私には手は出せないけど)、ここもCPの良いスピーカーで音質の良さが話題になる。勿論安旨オーディオの領域には入らない。日本メーカーの高額製品では、KRIPTON KX-1.5などがある。
d)は超高域再生の基本パーツとしてハイレゾの規格を軽々と達成してきた。そして、これらは年台・設計が古いもの、小型一体型システムコンポーネントのスピーカーとして淡々販売されていなかったものほど、オークションでの落札額は低くなる。とりあえず、音が鳴れば目録通りの音質で聴けるものを求めるのであれば数千円ぐらいでも購入できる個体が存在する。
まあ、カタログに書かれていたようなメカの能書きは、このスピーカーについてはこのような内容のものが出てくるのだが、実際にそれでどんな音が鳴っているかがもちろん重要だ。それらのスピーカー群を視聴して、音質が気に入ればスペックに見合った音作りがされていると各自が判断すればよいと思う。いろいろてんこ盛りでカタログを賑わし、CPを高くという努力ののスピーカー製品ではあると思う。
そして、時期によって材料や構造に改良が施されているが、これらの特徴を持った同社の小型スピーカーの製品群は以下の三つに分けられる。
①D-N7**/N9**系
単体未発売。CD付きレシーバー型ミニコンの一部だから。D-N9**系はこれの上位機種。それゆえに、Onkyoという日本のオーディオブランドメーカーが消滅してしまった今、更に価値が下がりオークションでは、割と状態の良いものが数千円でも誰も盛らない。同じ13cmウーハー&3cmツイーター2Wayである後発の単体売りでそこそこの値段のD-N212**系でリファインされて、それらは受け継がれる。年代の古さもあって、この一桁モデルの単体価格は、ぎりぎりオーディオ業界が延命されていた時期の製品となるとやや高めに思えてしまう。出力が比較的小さなミニコン用に最大許容入力を下げてコストダウンを図っているモデルと考えられる。それでも、普通に70Wクラスの最大許容入力はあるから、よほどのパワーのあるアンプで入れない限り問題はないだろう。一方で、ミニスピーカーの特性上、低音を出すために能率はかなり低い設定なので、アンプ出力はそれなりに必要になる。
低音がそれなりに強調される設計は、イヤーフォンやPCオーディオ、CDラジカセに慣れたユーザーに対して商品の差別化としては有効と考えたのかもしれない。相対的に大きなエンクロージャー容量は、低音強化のためだろう。結果としてモデルによってはエンクロージャーのサイドの厚みを抑えたり量産品のCPを下げる仕様に修正されている。実際②、③と比べてもかなり軽いのだ。
それは日本のオーディオ不況により低価格モデルが普通に売れなくなっていく状況とリニアだったかもしれない。かなり古いこれらのモデルから高温の上限は100kHzまで伸びている。ハイレゾ規格が、一定の基準を設けたのは「2014年」からなので、それ以前に高音域のスペックにおいて余裕を持たせたカタログスペックを売りとしていたようだ。現在ハイレゾの音質に関しての定説や論議は、ちゃんtの整理されたものはほとんどない気もする。
安く手に入る故に、吸音材や、一部コンクリで合成、重量強化する魔改造のベースとしても使われたりしている。エンクロージャーは奥まった方向にボリュームがあるから、それはそれで好みも分かれそうだが、質の悪さを感じるような作りはなくて、このメーカーの矜持は感じる。安旨製品としてストライクゾーンにある。中古製品を安く引っ張ってきて気楽に聴いて楽しもう。
ウーハーは13㎝で容量が8Lを超えるのは2.1chが一般化する状況の中で、より低音の余裕のある出力を狙った設計と考えられる。これは販売店での視聴などでは、むしろ一般向けにアピールしやすいという販売戦略もあったと考えられるが、ミニスピーカーとしての音質やそのバランス解像度からは、あまり高評価にはならないし、何よりもクロスオーバー周波数が6kHzと今の2Wayスピーカーの定番的設計からは相当高めに設定されていることからも、設計の古さは感じる。容量も大きく、これは当時の設計で低音のレンジを意識した設計だと思うが、重量が4kgと軽いのでエンクロージャー板の厚み、ユニットのマグネット部分やフレームなどの重さが相対的に軽いのだろうという気もする。年代が比較的新しい以下に述べる②の系統は10cmウーハーだが、全体がもっとずっしり詰まっている印象がある。
スピーカーの位置などのセッティングやバスレフポートに消音材を詰めたり、チューニングでどうにかなる人なら、安旨万歳で良いと思う。
音作りにしては、購入時はN-7**の系統だと3,000~4,000円程度で手に入ってしまうので、むしろこの値段で音すごくいいなという印象だったが、どんなアンプでもちゃんとドライブしてくれるスピーカーではないので、CPはよいのだけれど、スピーカーである限り、好みの音が鳴ってくれるかは、博打成分はある。
②D-N212**系
ミニコンのスピーカーユニットとして販売されたD-N7**/D-N9**と異なり、こちらは単体販売製品というのが基本。勿論小型2wayブックシェルフなので、希望小売価格はそんなに高額ではない。ただ、評価の高い海外を中心とした新世代2Way小型ブックシェルフでユニークな製品が目白押しの状態で、国産老舗メーカーの製品というものの立場がその音作りやブランド価値を含めて、あまり訴求しない時代にあっては、徐々に苦戦して言ったろうと思う。私自身もこの値段を新品価格として購入するならもっと新しい風を感じるリサーチに回したいと思ったりする。ただ、音作りはとてもまじめで13㎝だと低音領域はそこそこカバーできるから、中でも評価の堅かったモデルを安価で手に入れるなら選択肢にはなると思った。結果的に時代が20年近く経過している状態の良いものは、それこそ安旨オーディオ対象だと思う。
エンクロージャーの容量を無理に稼がず、相対的に作りが強化されている設計になっているのも、瞬間最大許容入力が120Wレベルなのも、先の①の70Wよりもはるかに余裕がある作りとなっているから、その違いもある。
音質は、D-212EX、D-212EXT あたりのモデルは、当時の販売価格ペアで70,000前後のスピーカーなので、音質も一定の水準にないと、割高だと感じてしまう価格帯の商品だ。だからまあ、悪いなんてことはないが、安旨オーディオの値段では手に入りにくいかも。タイトルの趣旨ならオークションでも、どなたも弱気の値段設定ではないので、基本はよくできたスピーカーだと思う。
スリット型バスレフポート部分が別パーツになってるアドバンスドAERO ACOUSTIC DRIVEを持つD-012EXTと祖先系のD-N7TX子のバスレフポートは改造してチューニングする人がおられる。ちなみに左側の分離型のエンクロージャーの方が改造は容易である。
③D-N112**系
この系列はウーハーが①や②の13cmよりも小さな10cmになり、さらにサイズが小さくなっている。周波数特性は、最低周波数50Hz→60Hzに上がっていて、より不利になるが、設計が新しい分だけクロスオーバー周波数も2~3kHzの範囲内にある。個人的には、この眷族のスピーカーのエンクロージャーは暗赤褐色で艶のあるものが好みだが、そうなると後年モデルで値が上がるものが多い。
D-N112**系のさらに廉価版としてD-N012を冠したモデルがある。実売価格が2/3ぐらいになっていていくつかのコストダウンが見られる。手元にあるが、設計が新しい分だけ、割と解像感の良い音で鳴っていて、新品購入した人たちにも、CPの良さから好評である。この系統は、低音域を伸ばす無理な設計をやっていない分、SWで対応できればそれでよいのかもしれない。より新しい方のユニットのマグネットの強化や作りなどもあるのか、全体で①よりも重くなっている。
音質はモデルによってばらつきがある。名機評価が多いものはオークションでもたたき売りには出ないのはさすが。D-112EX LTDあたりが元の実売価格がそこそこであることから、悪いなんてことはない。この系統だと上述のD-012EXTを手に入れたのだが、QUAD L-iteやVictor SX-V05が来るまでは、ミニ・スピーカーは前提だが、他にスピーカーが欲しいって思わなくなるほど満足していた。センターキャップではない砲弾型イコライザーなんて如何にもいい音が出ている気がする良い見栄えだと思う。作りが安っぽいと逆効果だけれど。
追記ー20年近く前に発売が始まった古いスピーカーを使うとなると、エッジの劣化が問題になるが、少なくともラバーエッジが基本になっているこのあたりの製品は、ウレタンエッジのものよりは、まだ問題がない個体が生き残っている。ただ、エッジ交換など馴らした人にとってはラバーエッジ交換はウレタンエッジのようには交換は容易ではないし、このシリーズのウーハーに限っては交換は無理っぽい。軟化剤を塗ったりしてもあまり効果はないので、状態の良いものを手に入れることだけ考えた方がよさそう。私のところ個体はもっとも古いTXもEXも、鳴らしこんでみたところ今のところ問題は感じない。
とんがったドーム型のイコライザー構造をQUAD L-iteは持っているけれど、
沢山モデルが出て、それでも以前のモデルよりは小改良で、購入者を裏切らないようにそんなに高くない値段帯の商品開発を頑張る、昔日の日本企業の真面目なプロダクツのサイクルであったと思う。それがマンネリ、自己模倣の繰り返しを必死に避けつつも、様々な要因で通用しなくなる環境にオーディオというものが突入した。全体の地盤事消滅してしまったにせよ、私の安旨オーディオコンセプトでは、その中で光るものをありがたく使わせてもらう世界でもある。
中古で手に入りやすいOnkyoのごくごく一部のCPの良い2Wayスピーカーのスペック 因みにSWなしでそれなりの低音までの視聴が保証されるウーハーサイズは16cmあたりと考えられるが、同じOnkyoの系列のスピーカーだと、参考までに乗せたけれど、D-312E(2006年)とかになる。D-202AXLTD(1998年)はフロントに円形のホールがある形式の異なるバスレフだが、評価は高い。いまだに高額だが、安旨オーディオでもないので最高として。
もう底値で取引だが、いまだに人気のあるQUAD L-ite1あたりとセンターキャプの代わりに突出した構造を持つあたりが、共通している。このQUADのモデルは、その後の上位機種も中古化して安くなったとはいえ、オークションに流れたら何周もしない人気モデルであるし、ある意味私にとってはミニスピーカーで最も好む音を出す製品の一つだ。
Onkyoにもウーハーに砲弾型イコライザーを持つデザインの製品はあるが、Onkyoのものは砲弾型と名付けるだけあるような形状をしている。ツイーターの方は早くから砲弾型イコライザーと呼ばれる構造となっている。D-TK10の方はむき出しで金属コートがされているので構造が目立つ。
オークションで落札して、今時こんな値段で手に入れられるんだと思いつつも、やたら奥行きのあるスピーカーから、「ああ、オーディオスピーカーだ」って安心感のある音が流れてきたときに、一種の刷り込みが生じたのかもしれないが、ここのオーディオ開発と製品群は好きだ(と言えるほど何でも持っているなんてこともない)。 因みにAIにOnkyoがオーディオメーカーとして苦戦した理由について聞いてみた。回答は以下の通り。
なお、よくわからないのに想像でうなづいてしまうような話もあるが、AIが嘘や誤報を流すのは普通で、検証は取れていないので、一応たたきとして。
①「市場戦略の弱さ」
欧米ではOnkyo製品はAVレシーバーやヘッドフォン(例:ONKYO Pioneerブランド)の認知度が高く、「スピーカーは隠れた名機」という位置付け。「技術は一流だが、KEFやB&Wのようなブランド力がない」(The Absolute Sound)(と身もふたもないことを言われていた。)
「プロシューマー層からの支持もあり、コスパが良いという声が多く、特にD-TK10(コンパクトモデル)は「アジア製スピーカーのベストバイ」とされたにもかかわらず、デザインが地味で、欧州ブランドのような豪華さがない」(AVS Forum)
スピーカーはAVシステムとの相性も良く、Onkyoレシーバーユーザーからは「マッチングが良く、映画のダイナミクス再生に優れる」との評価があるが、「AVレシーバー購入者のセカンドチョイス」として普及しており、スピーカー単体ではMonitor AudioやDaliに押され気味。
②市場での位置付け
北米・欧州:「AVレシーバー購入者のセカンドチョイス」として普及。スピーカー単体ではMonitor AudioやDaliに押され気味。
アジア・オセアニア:「実力派」として支持され、特にA-9110(小型モデル)が人気。
残念ながら、プロダクツの生産管理の質はかなり落ちてしまっているようで、故障トラブルの報告かかなりある。
価格やスペックや規格に関してはとても良いニッチ商品。
③スピーカーの競合メーカーとの比較判定
メーカー強みOnkyoとの比較評価
KEFUni-Q同軸ドライバー「立体感で劣る。Onkyoは中性音」
B&Wダイヤモンドツイーター「高音の華やかさで劣る」
Focalベリリウム振動板「微細表現で劣る。Onkyoは耐久性」
ELACJETツイーター「ELACは解像力で劣る、Onkyoはバランス」
ユーザーの音の好みからいうと、やはり地味な音作りという印象
④ブランディングの強化不足
欧米では「Luxman」のような高級ライン展開が不足。
ディストリビューションは現地代理店が少なく、「実機を聴ける店舗が限られる」(Head-Fiフォーラム指摘)。
⑤総評
「技術的には高水準だが、マーケティングとデザインで欧州ブランドに劣る」というのが海外の一般的な見方。
ただし、「コストパフォーマンス」と「AVシステム連携」を求める層には強く推奨されており、
「Onkyoのスピーカーは、オーディオマニアの“隠れた宝石”」(Audioholics)とも評されている。
以上
Onkyoはシスコン、ミニコンセットをかなり作ってきていて、スピーカーもそのレシーバーアンプに合わせて沢山作られてきたわけだが、このスピーカー二機種は割と最近のもの。
特別付録にあるオンキヨー製10cmフルレンジ・スピーカーユニット OM-OF101は、最近自作派の人の動画で使われていた。残念ながら入手はかなりきつい値段がついている。良いものつくりをしているメーカーなので、復活してほしいところだが、オーディオというパイ自体が縮小した状況では、多様性は小さくなり、こだわりの製品を作りにも戦略も違ったものになるかも。