cmasami’s diary

愛染隼人の詩集 オリジナル演歌

愛染隼人の女の詩集 道ゆき列車

  道ゆき列車

 

思うが侭に 生きなさい

背中を押されて

遠く離れた

あなたの姿を

拝むように

頼る私の 道ゆき列車…

 

この恋だけが 宝だと

お守りのように

胸に忍ばせ

駅を離れた

乙女のなみだ

始発の駅は 道ゆき列車…

 

東京の渦が 小さげに

窓に流れて

風に吹かれた

もう戻れない

都会のネオン 瞳の別れ

虹の架け橋 道ゆき列車…

愛染隼人の女の詩集 伊豆の雨

 伊豆の雨

 

宿の番傘 浴衣姿で

川に跨る 大橋で

別れを告げた

女の意地で

些細なことで

喧嘩して 

見栄っ張りに

後悔ばかりな

なみだ雨 伊豆の雨…

 

秋の風吹く 肌の冷たさ

薄着の姿 ながれ川

夕月なみだ 

せせらぐ川に 

思い濁らせ

あの人の

薄影揺れて

明日が消えて

夢うつつ 伊豆の雨…

 

あの人の名を 大きく呼べば

返る木霊の 侘しさに

胸が打たれる

これでいいのか

いいえ違うわ…

女なら

一途に生きる

未練でも

いのち綱 伊豆の雨…

愛染隼人の女の詩集 シネマ

    シネマ

 

やがて来る時間に 向かいながら

時を忘れて 夢中で愛した

何処にゆくんでも

手を繋いで 怖いものがなかった

雨に降られて 一つの傘て

濡れて歩いたね

まるでシネマのようにね ああ…

 

雲の隙間には 明日が見えて

僅かな希望 未練に泣けるけど

胸が動いてる

あなたしか愛せない

女は辛い 嘘はつけない

そうね馬鹿なの

からだ半分燃えてる ああ…

 

次の電車で この町を出る

遠く岬まで 気分を変え

海が見たいから

心を洗い直し

出直したいと 未練に縋る

わかって欲しい

あなたの女でいたい ああ…

 

シネマのように 

シネマのように…

愛染隼人の女の詩集 素顔のままで

  素顔のままで

別れたことを 悔やんでる

未練は残る 嘘はつけない

どうして生きようか

体を愛されながら 

愛を育み 今まで来たのに

夕陽が沈む 素顔のままで… 

 

季節の風の 吹き溜まり

爪先寒く ベンチに座る

明日はまぼろし 

雨に霞んでは逃げて

追いたがるけど

聞こえる潮騒

女の苦労 素顔のままで…

 

港の船で もう消えた

月は朧に 哀しみの町

思いでばかり

あなたの色に染め替え

星が笑って

錆びた船音(おと)

涙の海が 素顔のままで…

愛染隼人の女の詩集 紅いブルース

  紅いブルース

 

頼りの人生 縋った人生

我侭ばかりで

時には 叱られた

それでも 思い変わらず

あなただけを

ひたすら愛し 続けた

港女の 切ない 

切ない 紅いブルース…

 

港の横丁 今夜酌む酒は

胸にすきま風

木枯らし 酔えなくて

影さえ 虹の向こうに

雨に抱かれ

この目が眩む 浮き話

浮き話 紅いブルース…

 

右頬の笑窪が 可愛いと

胸に抱かれた夜

燃えては まぶた閉じ

震えて 啜りないてた

遠いまぼろし 

酒に溶かせた 世の姿

世の姿 紅いブルース…

愛染隼人の女の詩集 雨ざらし

    雨ざらし

 

冷たい雨だけど 女の命が燃えて

風に吹かれて 震えてる

別れの匂いがして

連れない素振りで 歩いてる

そんな日々が 多かった

夕暮れ舗道の あゝ雨ざらし

 

どうしてこんなにも 

あなた1人の夢を見る

枕が濡れる つらい夜

悩んでも遠ざかる

1人追いかける 恋すがた

未練の花が 風に咲く

哀しいばかりの あゝ雨ざらし

 

明日が遠ざかる 女の夢が切ない

愛の暮らしは 返らない

今夜も酔って 千鳥足

古い傘が錆びて

行く手遮る 雨だれは 

恋の演歌道 あゝ雨ざらし

愛染隼人の女の詩集 両毛線

   両毛線

両毛線で 夢を追いかけ

降りた駅から

あなたの妻になるんだと

言い聞かせては

帰る家がないと

すがるだけの 恋でした…

 

両毛線は 七色吐息

季節は穏やか

やっとおんなの春が来て

憂いに泣けて

この恋に溶けゆく

赤城の風が 緩みゆく…

 

両毛線に 浮かんだ恋が 

線路に滲みゆく

あなた1人を恋しては

命続くまで

余所見などしなくて

胸に抱かれて 生きてゆく…

 

それが私の 花麗な夢よ

両毛線の恋い…