
| 中山路と香港路を結ぶ狭い路地は2本ある。 これはそのうちの一つ。中山路側の「新錦江」(旧杜記別館)とアクセサリー店の間から香港路に抜ける道。 ![]() 香港路側から眺めると、こうなる。 この路地、今でこそ中華料理店ができているが、以前は地元の人しか通らない迷宮への入口のような場所だった。 こんな「焼き鳥屋」もあった。 個性的な女将が切り盛りする「一平」は、昭和20,30年代風の、まるで映画のセットのような造りだった。 カウンターの中が厨房になっていて、その奥が女将の生活空間で、お客がいないときは、よくそこで寛いでいた。 他に、食堂の「真澄」なんていうのもあったが、残念ながらデジカメのない時代だったので、この店の写真は残っていない。 そんな路地に最近は観光客も通行するようになってきた。 ![]() さて、こちらは「北京」の冷やし中華メニュー。 いろいろなバージョンがあって、全体を“冷やし中華”としてくくっているが、よくある通常の冷やし中華(ハム・キュウリ・錦糸玉子・紅生姜などがトッピングされ甘酢の汁がかかったもの)は、ないようだ。 ![]() 私が注文した「冷やしペキン麺」。 熱い通常の北京麺にはエビ、イカ、椎茸、シメジ、カリフラワー、ニンジン、ピーマン、インゲン、白菜などが入っていたが、こちらの“冷やしバージョン”だと野菜の一部が入れ替わっている。 豚肉や各種野菜が美味しい餡に絡められていて、これだけでビールのツマミにできるほど。 そして、なんと言っても特徴的なのは、冷たい麺の上に熱い具がのっているということだ。 両者を一緒に頬張ると、不思議な口中感触。 こんなことすると、お互いに混じり合ってヌルイ料理になると思われるが、いやいや、これは熱いところあり、冷たいところありで、口の中で熱血漢と冷徹なヤツとが協調に向けて話し合っている、といった感じ…かな。 この冷やし北京麺は、お客さんの要望によって開発されたという。 通常の汁ソバである北京麺は、かなり熱い。フーフーしながらチョットずつ啜っていくので、完食するのに時間がかかる。 そこで、もっと早く食べられるようにと、忙しいお客さんから提案されてこのような冷やしバージョンが出来上がったそうだ。 そういえば、本牧通りにある中華「喜楽」でも、氷の入った冷やし麺に熱々の具という冷やし中華を提供している。 こちらは具を別皿にしており、食べるときに冷麺の上にぶっ掛けていただく方式なので、具の半分をビールのアテにして残りを丼麺に投入しているお客が多いようだ。 ![]() 油淋鶏冷麺。 これもお客さんの要望で作られた感じがする。 あの美味しい油淋鶏も食べたい、夏だから冷麺も食べたい、ならば両方を合体して…なんてことがあったのではないだろうか。 さて、この冷麺、かなり油淋鶏が多い。このまま食べ進んでいくと、必ず油淋鶏が余るはず。もったいない… ということで、まず半分はビールを呑みながらツマミとしていただき、後半は冷麺として食べるというのが王道かも。 ここの油淋鶏冷麺は1000円なのだが、こんな使い方をすれば決して高くはないと思う。 ![]() 鶏肉をかき分け、内部から麺を引きずり出すと、意外にもこんな状態だった。 よくあるのは、茹でて洗ったら水切りして、そのまま器に入れるというスタイルだが、これはあらかじめタレと混ぜ合わせている。 コチュジャンとか豆板醤を使っているのだろう、ピリ辛のタレが絡まっているのがいい。さらに、その下には甘酸っぱい汁も控えていて、なかなか美味しい冷麺であった。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ ![]() |





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